ふう。今週も終わりました。楽しい一週間でしたが、今日が一番楽しかったなあ。
7月24日の地デジ切り替えにそなえて、我が家もようやくとブルーレイハードディスクレコーダを購入しました。東芝のRD-BZ810という機種です。
我が家のDVDハードディスクレコーダの歴史
我が家には2003年に同じく東芝のRD-X3というDVDハードディスクレコーダがありました。発売当時、ネットワークとの連携が優れていたことと、録画ビットレートの自由度が高いという、というのが購入の決め手でした。
そのRD-X3ですが、昨年の夏まで7年間、問題なく動いていました。とはいっても機械は機械です。最後はDVDドライブが壊れてしまい、DVDを認識できず、ハードディスクからDVDへのダビングが出来なくなりました。
その時点で、地デジ対応のレコーダーを買っても良かったのですが、もう少し待ってみよう、ということで、中古で同じく東芝のRD-XS57というDVDハードディスクレコーダを購入したのです。
このハードディスクレコーダも、東芝らしい作りで、録画ビットレートの可変度はもちろん問題ありませんでしたし、RD-X3にはなかった番組表との連携も秀逸でした。RD-X3はとても古い機種でしたので、DVD1枚焼くのに1時間もかかったのですが、RD-XS57は15分で出来てしまうわけで、隔世の感がありました(とはいえ、最新スペックからはだいぶ出遅れているのですが)。
ただ、詰めの甘いところもありまして、たとえば、リモコンのボタンのデザインや配置などは分かりやすいものとはいえず、操作を覚えるのに苦労した記憶があります。
それから、当然ですが、アナログ放送にしか対応していませんので、地デジやBSハイビジョンは録画できず、残念な思いをしたことがたくさんありました。たとえば、昨年のバイロイト音楽祭の生中継は、当然録画することが出来ませんでしたし。
あらたな機種RD-BZ810
今回の地デジに備えるあたって、東芝以外の他社製品も視野に入れていました。特にパナのDIGAシリーズはかなり興味がありました。
ただ、以下の点が決め手となり、RD-BZ810を購入することにしたのです。
値段
まず、値段がリーズナブルです。DIGAの2割ぐらいは安く、近年の不景気にあってはなんとか財布のひもをゆるめることが出来る範囲に収まりました。
操作互換性
次は、これまでの機種との操作互換性があると言うこと。新機種意向に当たって操作性が違うとなると少し不便になりそう、と思いましたので。
外付けハードディスクの増設
三つ目の理由は、USBハードディスクドライブを外付けディスクとして使用できるという点です。まだ先になると思いますが、ハードディスクが一杯になったときのリスクヘッジが可能です。
ネット連携など
PCからLAN経由で操作や録画予約を出来るのは魅力的です。確かに、単体の番組表機能が秀逸で、それだけで完結することも可能ですが、やはりPCからですと、大画面で操作ができますので、ストレスなくいろいろと作業を進めることが出来ます。
気になる録画品質
昨日、セッティングを終えて、試験録画をしてみました。地デジハイビジョンを数分間録画してみました。最初に、ビットレートを8Mbpsで録画してみました。この品質だと、多少の劣化はあるものの、なんとかハイビジョン的な風情を保持しています。
次に4.6Mbpsで録画してみました。単調な模様で静止している部分はハイビジョン的な風情をとどめていますが、少し複雑な場所は、ノイズがのります。これは、アナログ放送を4.6Mbpsで録画したのとほとんど同じ品質に思えます。
電気屋では、最低ビットレートで録画したサッカーの試合をデモとして流していました。そのときの店員の説明では、動いている部分が多いので、サッカーをサンプルとして流しています、という説明でした。ところが、これはだましであることが分かります。サッカー中継では、選手の動きは速いですが、画像上で大きな割合を占めるピッチは、芝生が惹かれているだけでので、実は単調な模様です。この部分はハイビジョン風情が保持されるのです。
私の暫定結論としては、ビットレート8Mbpsでハイビジョンを録画していこう、というものになりました。
残念なこと
残念なことは、著作権の問題があるので当然ですが、録画した映像を持ち出せないことです。これは他社も同じようです。
検討した中では、DIGAは持ち出し機能はありますが、どうやら、ワンセグ付きの携帯で、ワンセグと同画質の映像を持ち出せる、というものにとどまるようです。しかも、パナの携帯に限られる模様。奥さんと私の携帯はパナでしたが、1世代古いため、見られないと言うことが分かりました。一時は持ち出し機能があるがゆえに、DIGAを選択しに入れたのですが、この制限からDIGAが選択肢から外れることになりました。
今後の課題
先ほども述べましたが、映像の持ち出し機能はなんとか達成したいものです。手間はかかりますが方法はあるのです。DVDに落とした映像を、PCでiTuneに取り込むという方法です。あまり推奨はされていないようですし、失敗することが多々あるので、かなりマニアな作業になりますけれど。
あとは、BSでのクラシック番組を期待しています。ハイビジョン画質でみるオペラは素晴らしいでしょうから。これまであまり経験したことのない楽しみが待っているように思います。