Concert

始めに

いよいよ熱くなってきました。我が社も節電対策に力を入れており、昼間は、事務室の照明を全部落として、個人に配布されたLEDライトスタンドをつけて仕事をしています。今日は故あって早めに帰宅しています。正午頃はずいぶん熱かったのですが、今は少し風邪も出始めていて、暑さも和らいでいる感じ。山の方角には入道雲が屹立しています。夏本番です。

みなとみらいホールのこと

今週末、日フィル横浜定期で「惑星」を聴きます。これも、先日からお世話になっている方のご縁で行くことが出来るもので、本当に大きな感謝です。
先日その方とメールのやりとりをしましたが、みなとみらいホールの響きの美しさについては、その方も同じご意見を持っていらっしゃるとのことで、とてもうれしかったです。
みなとみらいホールで「惑星」を聴けるという僥倖には本当に感謝しています。きっと弦の細やかなボウイングのなせる音が一つの生物体を作り上げていくのも見られるでしょう。ほどよい残響時間とにび色に煌めく残響音が、たとえば「火星」における金管の炸裂を昇華するでしょう。

天使の昇天を見た気がする

6月11日にみなとみらいホールで聴いた「ツァラトゥストラはかく語りき」では、すごい瞬間を体験しました。途中で、ゲネラルパウゼ的に、オケ全員が休符に入る瞬間があります。あそこで音を止めた瞬間に、残響音がホールの中を舞い上がるように昇り消えいったのです。
もちろん、ヨーロッパの教会ほどの残響はありませんが、それでもあの瞬間は天使か何かが昇り行ったのではないか、と思えるぐらいでした。少し大げさですが。あれはまさに天使がいたにちがいない……。
後から振り返れば振り返るほど、経験は解釈され浄化され昇華され純化されます。

最後に

惑星についてはもうすこし。