ゼンダは少女ではない──新国立劇場「さまよえるオランダ人」

行って参りました。新国立劇場の「さまよえるオランダ人」。
久々のワーグナーオペラでした。不協和音に痺れました。

ジェニファー・ウィルソン

ゼンダのジェニファー・ウィルソンは歌唱力は抜群でした。。ピッチの狂いなく、高音域もパワーを保持しながら難なくきちんとヒットしていくさまは本当に見事でした。完全に今日のナンバーワンでしょう。

男声合唱の素晴らしさ

次の男声合唱が素晴らしかった。PAが補完していた可能性もあるが、水夫達のワイルドな心持ちが十分に届いて来るものだった。カーテンコールでは、合唱団員にいつもにもまして盛んな拍手が贈られたし、珍しくブラボーもかかった。私は10年ほど新国立劇場に通っているが、合唱にブラボーがかかったのは初めてでした。

オランダ人のエフゲニー・ニキティン

オランダ人のエフゲニー・ニキティン。性質は抜群です。。オランダ人のミステリアスさをよく表現していました。ただ、前半特にピッチが不安定であったのが気にりました。不安を覚えながら聴いていましたが、後半はそうした問題もだいぶ解決してきました。ウィルソンとの二重唱におけるバトルは壮絶でした。

オケが……。

オケについては書くのはなかなか難しいなあ。。あえて書かないことにいたします。ホルンって難しいのでしょうね。

まとめ

久々の本格ドイツオペラでした。12月の「こうもり」以来。「こうもり」はオペレッタかもしれませんが。
しかし、今日も二階席の音響に物足りなさを感じてしまいました。日フィルで最前列の音響のすごさを体感して以来です。今日もボリュームを上げたくなる欲求が何度も。きっともっとすごいサウンドなんだろうなあ、と思います。一度で良いからS席前方ブロックで観てみたいです。

おまけ

帰宅しようとしたら会社に呼び出され、7時間ほど勤務。帰宅したら4時半。夜の都心のタクシーは刺激的。今日のタクシー運転手は記憶力がある方だったなあ。これまでの核実験総数は2085回。日本の原発は54基、フランスの原発は56基。などなど。営業マインドもあったし、経営のセンスもありました。

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