Richard Strauss

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それにしても、いろいろなことが起きるこの頃。まあ、平坦な世の中なので、何が起きても何も変わらないものです。先日も書いたように、大切なのは、その中で現れる燦きのような個人的な感動だけだと思います。そういう感情的なものが確実なもので、大事にしなければいけません。こればかりは、他者によって規定されるものでなさそうです。何か内向きなら考え方にも思えますが、外界との闘いのなかで得た方法論的な処世術なようにも思います。
今日はこちら。エーリッヒ・クライバーの《ばらの騎士》。

R. Strauss: Der Rosenkavalier

R. Strauss: Der Rosenkavalier

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Vienna Philharmonic Orchestra
Decca (2009-03-31)
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「騎士団長殺し」では、第2部でも《ばらの騎士》が登場します。この盤はざっと聴いた印象だと、洒脱と豪華の中にもスタイリッシュな背骨がくっきりと浮き上がるような芯のある演奏です。

それにしても「騎士団長殺し」の世界のように、けだるい午後に、安い白ワインを飲みながら、《ばらの騎士》を聞くというのは贅沢な楽しみだなあ、と思います。いつかそんな日が来る予感がしますが、そればかりだときっとつまらないのかもなあ、と思ったりもします。結局仕事が好きみたいです。

今日も仕事場で数字合わせを丸一日やりました。明日からもまた数字あわせ。加えて、年度末に向けたたくさんの仕事をこなす予定。書類仕事もあれば、そうでない仕事も。

花粉もひどくなってきたようです。皆様もどうかお気をつけて季節、仕事、学業の変わり目をお過ごしください。グーテナハトです。