つれづれな日々

台風が去り、東京地方は夏真っ盛りです。今日は35度を超える暑熱でした。お昼に少しだけ外に出ましたが、それはもう、大変な感じで、すぐに引き返してしまいました。

結局のところ、空調の効いた仕事場にずっといるわけで、あの、扇風機がうだるような熱気をかき回すような感覚を味わうことは少なくなりました。今の子供達もやはりそうなのでしょうか。熱中症を防止するためということではありますが、さすがに夏の暑さを全く知らないまま、というのも少し心配です。

昔、日頃、空調の中で過ごしているお金持ちのA君と、いつも空調なしに過ごしているB君がいたのですが、ある日、B君がA君のうちで夏休みの宿題をしたところ、B君は空調に慣れずに、風邪をひいてしまいましたとさ、という話を効いたことがあります。30年以上前の話でした。

その話を覚えているので、空調は体に良いということはわかっているものの、何か、罪悪感を感じながら、空調の中で過ごしています。

そんな中で聴いているのはこちら。オトマール・スゥイトナーのモーツァルト。いや、もう、モーツァルトばかり聴いている毎日です。たった今聴いているのは、ジュピター。少し早めのテンポ。流れるようなジュピター。第四楽章も実に流麗。少し速度が早いフーガ最高。これ聴きながら、自動車を飛ばすといいかも、などと。

最近、何があっても驚かず、どんなに酷いことがあっても、まあ、別にいいか、という諦念感が半端ありません。なんでも許容できてしまうみたいな、仙人のような感覚。自分が怒っても、ま、いいか。失敗しても、ま、いいか。人に、嫌なことされても、ま、いいか。

そんなこんなも、多分モーツァルトを聴いて、泳げる時は、200メートルほどクロールで泳いだりしているからかも。癒しというような感覚ではなく、単に、何か、そういう瑣末なことがどうでもいいか、と思うようになったからなんだと思いました。

変えられないことは変えられない。変わらないことは変わらない。過剰にコミットするのはやめて、変えられるものをきちんと変えよう、と思います。

Symphony 39-41

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つれづれでした。みなさま、おやすみなさい。