Giacomo Puccini,Opera

今晩のクラシックロイヤルシートですが、ネルロ・サンティ指揮のNHK交響楽団による、プッチーニのボエームの演奏会形式公演が放送されます。夜遅い時間ですので、これは録画せねばなりませんね。

サンティは近年NHK交響楽団によくいらっしゃいますね。1931年生まれと言うことですので、もう77歳です。去年の11月の公演だそうですので、観に行けば良かったなあ、と思いましたが、今晩放送ですからね。

また見たらご報告しますね。

Opera,Richard Wagner

昨日は午前中から所用のため都心へ。

と言うか、もう場所出しても良いでしょう。素晴らしかったんだから。神保町近くスタ-バックス神田小川町2丁目店でのこと。

時間待ちをしていたときのこと。コーヒーをかなりこぼしてしまったのですよ。幸い、周りに人はいなくて迷惑をかけることはなかったのが不幸中の幸いで、店員さんに頼んで床にこぼれたコーヒーを拭いて貰いました。

ここまでは予想出来たのですが、それ以降が想定外だった。

改めて380円だしてコーヒーを買って、席にもどって「神々の黄昏」を聴いていると、店員さんがいらっしゃる。何かと思うと、こぼしたコーヒーの代わりにコーヒーを買うときにはお代は要らないと言って、さっき払った380円を返してくれたのだ。

こちらの不注意でコーヒーをこぼしたというのに、無料でコーヒーを頂けるなんて、感動。世間の常識なのかもしれませんが、知らなかったですよ。

そう言えば、エクセルシオールカフェでもやっぱりコーヒーをこぼしたこともあって、その時は、買った直後だったので、親切で交換してくれて、そのときも感動したけれど、スタバは、飲みかけのコーヒーでも交換してくれるんだもんなあ……。ありがとう、スターバックス。

そんなこんなで、ショルティ盤の「神々の黄昏」を聴いてしまいました。聞き飽きるほど、といってもいいぐらいです。だんだん曲にも慣れてきて、ライトモティーフも少しずつ覚えてきました。やっぱりハーゲンが登場する時に決まって現れる金管の半音下降の旋律が不気味すぎ。ジークフリートのヴィントガセンさん、いいですねえ。ニルソンさん、ちょっと声を張り上げ気味かなと思う場面もあるのですが、やっぱりパワフルで偉丈婦(?)的ブリュンヒルデを歌いあげていますね。第一幕のジークフリートとブリュンヒルデの二重唱の所は、このあと二人に訪れる不幸を知っているだけに複雑な思いです。

映像のほうは進まず。まだ二幕ですが、やはり映像を見た後だと、旋律を覚えやすいですね。

 

  • 作曲==リヒャルト・ワーグナー[ヴァーグナー]
  • 管弦楽==ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • アルベリヒ==バス==グスタフ・ナイトリンガー
  • ジークフリート==テノール==ヴォルフガング・ヴィントガッセン
  • ブリュンヒルデ==ソプラノ==ビルギット・ニルソン
  • グンター==バリトン==ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
  • ハーゲン==バス==ゴットロープ・フリック
  • グートルーネ==ソプラノ==クレア・ワトソン
  • ヴァルトラウテ==メゾ・ソプラノ==クリスタ・ルートヴィヒ
  • 録音年==1964年
  • 録音場所==Sofiensaal, Vienna

J.S.Bach

どうにもやらないといけないことがあるというのに、なかなか手につかないときがありまして、そう言うときは、いつものカフェに行くとか、なるべくバッハを聴こうと思っています。

ソースはこちらですが、本当かな?

http://www.jpb.com/creative/creative.php

ともかく、今朝も早く目が覚めてしまったと言うことで、ミルシテインさんの無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータを。この曲群を聴くきっかけは、某ホールで千住真理子さんの全曲演奏会があったからです。予習のために何枚も買い込んだCDのうちの1枚です。

ミルシテインさんのねっとりとした豊かな音が心地よいですね。それでいて、バッハ的な構築美もきちんと分かる。本当に巧い方です。私が買ったCDの中には、勢いで弾いていて細かい部分が練り込まれていないようなCDもあったのですが、ミルシテインさんの演奏はそんなことは全くないです。ただ、昔、ミルシテインさんのこのCDを聴きすぎて少し飽きが来るようなこともあったのですよ。それぐらい完璧な演奏と言うことでしょうか。

そう言えば、某出版社のムックにおいて名盤にも選ばれていました。

今日は聴いていませんが、グリュミオーさんの盤も素晴らしいと思っています。こちらもいつか書きたいと思います。

今日は所用のため都心へ。用事が終ればすぐに帰宅して仕事をしようと思っています。

家でやる仕事は嫌いではないので、「楽しんで」やれるのですが、会社でやる仕事は、ステークホルダーがたくさんいますので、その分、話は難しくなかなか進まなくなるのが常というもの。まあ人相手の仕事なので、深く考え込まずにさらりとやっていきますか。

 昨日、ジークフリートの動機に長6度上降があるのだ、等と書きましたが、譜面を読み間違えていて、短六度上降でした。せっかくブリュンヒルデの動機との関連性があるのでは、とおもったのですが、残念です……。申し訳ありません。

Richard Wagner

PRI_2008032155110

 

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サヴァリッシュがバイエルンで振った指環のDVDを見ています。昨日の夜に神々の黄昏の2幕の冒頭部分を見ました。ブリュンヒルデがグンターに連れてこられて、ジークフリートの姿を見て驚き、さらにジークフリートが指環を嵌めているのをとがめるシーンです。

ブリュンヒルデの動機。「神々の黄昏」の第一幕冒頭で登場する美しい旋律です。EbからCまで6度上がるのが気持良いのですね。6度上降は、ジークフリートの動機でも登場します。ちゃんと同期を取ってあるんですね。6度上降がこんなに気持の良いものだとは知りませんでした。やはり楽譜を見てみると面白いですね。もっともこの譜面はスコアを見たわけではなく、CDのライナーに載っていた譜例をうつしたもの。

ちなみに、ジークフリートの動機は以前にも紹介しましたが、そちらは短6度の上降です。明日紹介する予定の譜面では、長6度で上降している。(※やはりそちらも短6度上降でした。譜面を読み違いました)張り巡らされた動機の関係が浮き上がってくる感じ。


 

Classical

かつて若くて尖っていた時分には決して効かなかっただろう3大テナーのパリ公演のCD。聴いてみてひっくり返りました。いらない矜持や偏見に囚われずにもっと早くに聴いておけば良かった。

確かに、「商業主義的」と批判する向きもあるのでしょうが、聴いていて楽しむ分には良いんじゃないでしょうか。思った以上に楽しめました。こういうCDは家族と一緒に楽しめるというのも良いですね。さすがに指環は食事中にかけられないですよ。

それにしても、知らない曲ばかり、という感じでも違和感なく聞こえるのは、「商業主義的」な味付けがしてあるものとも言えるけれど、それ以上に卓越した技量があるから。三人ともすごいですよ。

ちなみに、三人の年齢を挙げてみると……。

  1. カレーラス(1946-)は52歳ぐらい
  2. ドミンゴ(1941-)は57歳ぐらい
  3. パヴァロッティ(1935-2007)は63歳ぐらい

しかし、パヴァロッティが一番若々しく聞こえるのはどうしてだろう?一番歳をとっているというのに。そのパヴァロッティももういないのか、と思うと寂しさもしきり。

ポップスの曲も多くて、17. 誰も寝てはならぬ といったオペラのアリアよりも、むしろ、ポップスの曲の方に入れ込みたい気分。パヴァロッティが歌うLucio Dallaの6. Carusoとか、三人で歌う13.Manha de Carnaval とか、24. Dicitencelloみたいな哀しみ溢れる曲に心打たれる。

ただ、ポップスのように、テンポが一定であることを前提にする音楽と、クラシック音楽のようにテンポが頻繁に動く音楽との親和性という意味では課題があって、なかなかリズムをあわせるのが難しい、ということも分かった。それが、オケの方々がポップスを演奏する時に生まれる違和感ともつながってくる。微妙なリズムのノリを表現することの難しさ。

純粋なクラシックCDとは言えないし、むしろポップスの要素が強いCDだと思いますが、ワーグナー聞きたいときもあれば、こういうCD聴きたくなるときもあるのは事実なので、喜んで受け容れよう、と思いました。

Miscellaneous

またブログ村でキャンペーンをやっていて、東芝の体重体組成計があたるらしいです。またエントリーします。

もうすぐ三月も終わり、今年の目標である、76キロ台まで体重を減らす、という件ですが、なかなか思うように体重が落ちてくれません。原因は分かっております。ついつい甘いものに手が出ていますね。仕事なんかでうまくいかないときに限って、甘いもの食べてストレスを解消している。いけませんね。もっと引き締めなければなりません。これを機に気合いを入れ直します。

一応、我が家にもオムロンの体脂肪計付き体重計があるので、体脂肪などをはかることができますが、体重は増えても体脂肪率は増えていない。不幸中の幸いです。ですが、体脂肪率自体高いからなあ……。21%だし。あ、カミングアウトしてしまいました。

ともかく、がんばります。

Opera,Richard Wagner

数ヶ月前だったと思うが、イギリスで起きた気の毒な話が新聞に載った。恋に落ちた二人がいざ結婚しようとした段になったとき、実は、二人が生き別れとなった双子の兄妹だったと言うことが分ったというのだ。もちろん結婚は出来ず。悲恋ですね。

記事にはさらに興味深い内容が描いてあって、男女の双子は互いに嫌悪感を抱くことが多いのだが、お互いが双子であると言うことを知らなかった場合、互いに惹かれあう、というのだそうだ。

最近指環漬けになっているということもあって、この話を聞くとジークムントとジークリンデの話を当然思い出してしまう。互いにそうと知らずに禁じられた恋愛に落ち込んでいくというのは、劇中にとどまるというわけではなく、実際に起こりうる話なのだということが分る。

禁じられた恋愛と言えば、辻邦生作品にもそうした話があって、「風越峠にて」という話は、出征直前に出遭い恋に落ちた女性が実は……、という話で、15年ほど前に初めて読んだときには、そのどうしようもない運命性に心を打たれてしばらく呆然としてしまった記憶がある。

そんなことを思いながらヴァルキューレを聴きました。やっぱりカラヤン盤で、ヤノヴィッツさんのジークリンデに心を打たれるのでした。第一幕の第三場以降のジークリンデとジークムントのダイアローグは聴き所ですね。ヤノヴィッツさんの透明な声と、ヴィッカーズさんの半ば情熱的な声に心身ともに翻弄されてしまう感じです。第一幕ばかり執拗に聴いている感じです。

しかし奥深いなあ、指環。指環のライトモティーフの全貌を知りたくて知りたくてたまりません。研究者でもないですし、スコアも読めませんので、ライトモティーフ完全収録の本などあれば良いのになあ、と思います。図書館で探してみますか……。

それにしても、まだまだ楽しみはつきません。(僕にとっては未採掘の)金鉱をせっせと掘っている感じです。慌てても仕方がないのですが、果敢に聴いていきましょう。

  • 管弦楽==ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
  • 作曲==リヒャルト・ヴァーグナー
  • 指揮==ヘルベルト・フォン・カラヤン
  • ヴォータン==バス==トーマス・ステュワート
  • ジークムント==テノール==ジョン・ヴィッカーズ
  • ジークリンデ==ソプラノ==グンドラ・ヤノヴィッツ
  • ブリュンヒルデ==ソプラノ==レジーヌ・クレスパン
  • フンディング==バス==マルッティ・タルヴェラ

Classical

花粉症の季節ですね。春と言っても手放しで喜べない方は多いと思います。

僕自身は小さい頃花粉症で目をやられていたにもかかわらず、最近ではまったく症状も出ないという感じなのですが、家族はかなりやられていて、毎年酷い有様なのです。

それで、なにか良い方策はないか、とネットを見ておりましたら、「泡盛が花粉症に効く」というキャッチフレーズ。ソースは泡盛会社のウェブページですので、へえー、そんなんだ、ぐらいに見ていたのですが、たまたま自宅に泡盛があったので、試しに飲んでみることに。

そうしたら、例年に比べて症状が軽くなる日が多くなった、と言うのです。完全に良くなったわけではないですが、少しは効き目があるみたい、とのこと。

ちなみに、僕もお相伴にあずかって飲んでいるのですが、この「萬座」という泡盛は素晴らしい。甘みと柔らかさが群を抜いてます。

さて、昨日はモーツァルトを聴いておりました。

僕は、モーツァルトを云々するほどに聞き込んでいるわけではないとしても、ある種清涼剤のようなすがすがしさをモーツァルトに覚えることがあります。特に少し疲れ気味の時には、ジェフリー・テイトが振る交響曲全集から、35番、36番、38番、39番などを選んで聴くことが多いです。

テイトの指揮は研ぎ澄まされた爽やかなもので、大時代風というわけではなく、さらりと流れる演奏です。編成が小さいと言うこともあるかもしれませんね。ある意味面白みが掛けるという評価を下す向きもあるかもしれませんが、僕にとってはご馳走なのです。

この一ヶ月はワーグナー漬だったので(昨日も、そうは良いながらもワーグナーを聴きましたが)、丁度良い休憩になりました。

Miscellaneous

今日はゲーベルのバッハを散漫に聴きながら、部屋の片付けなどをしていたら、あっという間に一日が終ってしまいました。今年度中には部屋をある程度片付けて綺麗にしたいと思っていますが、なかなかはかどらないですね。

近頃オーバーワーク気味だったらしく、ワーグナーも少し休憩。明日からまた仕事ですが、頑張りますよ。

近所の早咲きの桜が開花していて、四分咲きぐらいになっています。今日は本当に暖かくて、窓を開け放していたぐらいです。写真は携帯でとりましたので少々クオリティに問題がありますが、ご容赦を。

Sakura2008

Richard Wagner

ワーグナーを巡る13は以下の通り。

  1. 生年は1813年5月22日
  2. 死亡日は1883年2月13
  3. バイロイト祝祭劇場の会場は1876年8月13
  4. タンホイザーの完成は1844年4月13
  5. タンホイザーが幕を下ろしたのは1861年3月13
  6. タンホイザーのパリ再上演は1895年5月13
  7. Richard Wagnerの名前のアルファベット字数を加算すると13になる。
  8. 生年の1813を足すと13になる。
  9. 亡命生活は13

「ワーグナー」、三光長治、新潮文庫、1990年 11頁

このうちいくつかはコントロールできるけれど、1.、2.、7.、8.はコントロールできない数字ですね、もっとも、誕生日などの記録自体改竄している可能性はあるなあ。もし本当ならば、不気味なぐらいです。