今月のオペラは、今週末の新国立劇場「チェネレントラ」です。現在アバド盤で予習中なのですが、当然ですが、やはりドイツロマン派以降のオペラとは語法が違いまして、少々大変な思い。きっと実演の舞台を見れば楽しめると思いますが。
最近音楽について文章を書いていないです。サボっているのです。全くこの体たらくといったら。音楽が巧くフィットしてくれない感じです。
なんて思って、ハイティンク盤のワルキューレを聞いてみると、ああーー、これめちゃくちゃいいわー。しょっぱなのコントラバスの緊張感のあるフレーズ、ヴァイオリンの切迫感のある音が地平線のように鳴り響く。コントラバス奏者の方々にとってはおいしいところなんでしょうね。それから、ホルンがフレーズして、ヴァイオリンが回転する。すげー。ジークムントの悲痛なモノローグ。ジークリンデの切ない声。独奏チェロの心象旋律に涙。これ聴くだけで、なぜか天にも昇る幸せな気分。ワーグナーラヴ。 また観たいです。実演のニーベルングの指環。とくにワルキューレを。来年のジークフリートと神々の黄昏が楽しみ。
あ、今日もチェネレントラの予習をサボって、ワーグナー聴いちゃおう。