《ばらの騎士》つれづれ
「騎士団長殺し」を読み終わり、忘れられないのは、作中に《ばらの騎士》が登場したこと。題名の騎士団長が、モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》から取られたものであるということもあり、何かオペラとの関連を強く感じつつ、ショルティの振る《ばらの騎士》が何度か登場するということもあり、先週来、なんども《ばらの騎士》を聞いています。
《ばらの騎士》を3バージョン。
左は、カルロス・クライバーがウィーンで振ったもの。フェリシテ・ロット、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、バーバラ・ボニー。伝説なんですかね。私はこれをNHK-BSの放送で初めてみて、卒倒しました。当時はビデオで撮ったんですが、もうみられなくなってしまいました。そこでDVDを買った次第。映像でいうとこれが一番すきかも。
Der Rosenkavalier [DVD] [Import]
売り上げランキング: 34,697
右上は、私が最近一番好きな《ばらの騎士》。ハイティンクの鮮やかでスタイリッシュな音作りが聞けます。ハイティンクは本当に素敵です。
売り上げランキング: 169,145
右下は、「騎士団長殺し」に登場するショルティの《ばらの騎士》。これは、これまではあまり得意とする音源ではなかったので、もう少し聞いてみないと。
売り上げランキング: 2,668
ちなみに、実演で最も感動したのは、新国立劇場2007年のパフォーマンス。ペーター・シュナイダーの溶けるようなたゆたう美しい指揮に、カミッラ・ニールント、エレナ・ツィトコーワのコンビで、ジョナサン・ミラーの心の底から美しく思えるフェルメールのような淡い色彩の演出に、3時間ほど泣きっぱなしでした。あれから10年。早いものです。
夜更かしをして、現実を忘れました。明日も頑張らないと。
それではみなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません