Richard Strauss

寒い日々が続きます。みなさまいかがお過ごしですか?

さて、11月末から先日まで、新国立劇場で、ウルフ・シルマーのばらの騎士が上演されていました。ジョナサン・ミラーの演出。2007年に初めて見た新国立競技場のばらの騎士では、最初から最後まで泣きっぱなしでした。指揮はペーター・シュナイダーでした。以来3回ばらの騎士を新国立劇場で観ました。どれも素晴らしい思い出。2011年は震災直後の4月公演で万感迫るものがありました。
今年も、本当に本当にいきたかったのですが、行けるわけもなく断念。次にオペラに行けるのは数年単位で先になりそうです。

代わりにといってはなんですが、ばらの騎士を聴き比べててみようか、と思いました。

この二ヶ月、マーラー5番ばかりで、じっとしていると、マーラー5番目が心に浮かびぐらいになってましたが、そろそろ別の曲もいいかなあ、と。

というわけで聴き始めたばらの騎士、本当に素晴らしいです。

洒脱と諧謔。悲しみと高揚。マーラーの世界とシュトラウスの世界は、入り口は違っても、同じことを言っている気がします。今日はショルティ。「騎士団長殺し」に登場する音源です。

posted with amazlet at 17.12.11
ショルティ(サー・ゲオルク) ユングヴィルト(マンフレート) クレスパン(レジーヌ) ミントン(イヴォンヌ) パヴァロッティ(ルチアーノ) ヴィーナー(オットー) ドナート(ヘレン) ディッキー(マレー) デルモータ(アントン) ラクナー(ヘルベルト)
ユニバーサル ミュージック クラシック (2012-10-17)
売り上げランキング: 77,195

ショルティの躍動感、くっきりとした輪郭。ますますショルティが好きになります。

オペラで感涙したことを思い出しました。涙はカタルシス、浄化。そうでないとやっていられません。

さて、それにしても長い労働。週末休めるだけでもありがたいと思わないと。毎晩のワインが美味しい毎日です。

それではみなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。