寒い日々が続きます。みなさまいかがお過ごしですか?
さて、11月末から先日まで、新国立劇場で、ウルフ・シルマーのばらの騎士が上演されていました。ジョナサン・ミラーの演出。2007年に初めて見た新国立競技場のばらの騎士では、最初から最後まで泣きっぱなしでした。指揮はペーター・シュナイダーでした。以来3回ばらの騎士を新国立劇場で観ました。どれも素晴らしい思い出。2011年は震災直後の4月公演で万感迫るものがありました。
今年も、本当に本当にいきたかったのですが、行けるわけもなく断念。次にオペラに行けるのは数年単位で先になりそうです。
代わりにといってはなんですが、ばらの騎士を聴き比べててみようか、と思いました。
この二ヶ月、マーラー5番ばかりで、じっとしていると、マーラー5番目が心に浮かびぐらいになってましたが、そろそろ別の曲もいいかなあ、と。
というわけで聴き始めたばらの騎士、本当に素晴らしいです。
洒脱と諧謔。悲しみと高揚。マーラーの世界とシュトラウスの世界は、入り口は違っても、同じことを言っている気がします。今日はショルティ。「騎士団長殺し」に登場する音源です。
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ショルティの躍動感、くっきりとした輪郭。ますますショルティが好きになります。
オペラで感涙したことを思い出しました。涙はカタルシス、浄化。そうでないとやっていられません。
さて、それにしても長い労働。週末休めるだけでもありがたいと思わないと。毎晩のワインが美味しい毎日です。
それではみなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。