リングの思い出。ワルキューレ第二幕を聴きながら。

Wagner: the Ring
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Bernard Haitink
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このブログ、どうやら、2007年ごろから書いてたようで、さまざま書き散らしております。

カテゴリごとの件数がわかるのですが、今日時点で、ワーグナーが一位で161エントリーで、シュトラウスが二位で156件となっています。このエントリで一つ増える見込み。

意外とワーグナーが多いのは、2009年、2010年に新国立劇場で上演されたリングを聴いた頃に、ワーグナーにハマったからです。リングの謎解きは、当時の私にとっては本当に刺激的でした。

リングに貴族の没落と資本家の興隆のメタファを見出したことや、あるいはニーベルング族と「ユダヤ人」の連関性に自ら思い当たってしまったときの名状しがたい苦味のことなども、昨日のことのように思い出されます。

あるいは、幼い頃、登ることのできない高峰に見えたリングを通しで観た達成感もあったなあ、と思います。

そんなこともありながら、やはり、あらためて、音楽的にも素晴らしいなあ、と思いながら、ワルキューレ。今日は第二幕。音楽は身体に染み込んでいるので、懐かしいなあ、と思います。

しかし、前の新国立劇場のリングは8年前なんですね。新制作のリングは観に行けていないのですが、また違う解釈の愉しみがあるはず。もうしばらくして、リングに行けるようになるのが楽しみです。それまで頑張ります。