ロジェストヴェンスキーのショスタコーヴィチ交響曲第10番を聴く

昔、マツコ・デラックスが、「夜中にショスタコーヴィチを聴くのよ」という話をしていたのを聴いたことがあります。

確かに、真夜中に、一人でショスタコーヴィチの緩徐楽章を聴くという贅沢はなににも代え難い気がします。

私のショスタコーヴィチ体験は、記憶に残っている限りでは、ロジェストヴェンスキーが振るこの交響曲第10番です。NHK-FMで放送されていたのをエアチェックしました。SONYのHF-60というノーマルテープ両面に入れたのですね。第二楽章の一番カッコいいところでリバースがかかり悔しかったのを覚えています。

とにかく、第一楽章の深みは実に素晴らしくて、今聴いてもなにか心を打つものがあります。なにか小説のネタがたくさん詰まっているような、そんな気がします。強制収容所のイメージなのか、あるいは、深い森の中で暮らす木樵の物語か、あるいは都会の古い高層マンションの最上階で長い間一人で暮らす老人の物語か。

音楽のなかに意味を見いだすのは、危険なことではありますが、音楽体験が、作り手と聴き手の共同作業である、ということを踏まえつつ、そこになにかを感じ取ることがあってもいいのでは、と思います。

史実においては、戦争終結後の勝利の交響曲として期待されていた交響曲第9番があまりに短く軽い交響曲だったと言うことで、批判にさらされたショスタコーヴィチが、スターリン死去の後に、短期間で作曲したのがこの交響曲である、とされています。まあ本当はどうだったのかは、誰も知り得ないわけですけれど。

まあ、孤独と苦悩が描かれているんだろうなあ、とうことを漠然と考えています。

さて、10月最後の週末も終わり。明日からまた仕事。まるで毎週末に息継ぎをしている感じです。いつまで続くのか。

それではみなさま、よい日曜日の夜をお過ごしください。グーテナハトです。

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