国立西洋美術館のこと
先日、といっても、数週間も前のこととなりましたが、国立西洋美術館の松方コレクション展覧会に行ってきました。
仕事を終えた夕方、なにか芥にまみれた精神的状態でしたが、何か日頃の悪行を洗い流すような感覚もあり、所業を反省しながらも、美に触れたひとときでした。
個別の作品には触れませんが、松方コレクションに数えられる作品は、国立西洋美術館に所蔵される作品だけではなく、コレクションから散逸した作品も展示されていて、ああ、こんな作品まで買っていたとは、と感動を新たにしました。
私は、芸術作品こそが、世界の真実と信じていますが、そうした真実の世界が数多の作品群の中に実現しているのをみるのは壮観でした。何か、現実の虚しさを忘れるような思いです。
真実は芸術にあらわれる、というのが私の信念です。
そう思うと日頃のやるせなさも、そんなもんだ、と流せるようになります。
芸術は役に立たない、という向きもありますが、そんなことは全くないです。
何か、芸術に支えられて生きている気もします。
そんなアンニュイな夜。どうかみなさま、ゆっくりおやすみください。グーテ・ナハトです。
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