Classical

今日は、久々に武満徹さんの作品を聞いてみました。
弦楽のためのアダージョです。20世紀末に(笑)良く聞いていました。この曲1957年なんですね。シュトラウスが亡くなって10年経たないうちにこの曲ですか、と言う感じ。音楽の進歩は早いです。

ベルク:ルル ベルク:ルル
ミゲネス(ジュリア)、ガル(アクセル) 他 (1998/12/02)
BMG JAPAN

この商品の詳細を見る

武満さんはウェーベルンの影響を受けたと聞いていますが、同じ新ウィーン楽派のベルグのことが気になって仕方がありません。
というわけで、昨日は、「ルル」の第一幕と第二幕を聞いていました。「ルル組曲」でおなじみの旋律が随所に登場しています。はじめて「ルル」を観たのは、BSでやっていたグラインドボーン音楽祭の模様。シェーファーさんの出世作ですね。DVDでも発売されています。

ベルク 歌劇《ルル》全曲 ベルク 歌劇《ルル》全曲
グラインドボーン・フェスティバル・オペラ、シェーファー(クリスティーネ) 他 (2004/03/10)
ワーナーミュージック・ジャパン

この商品の詳細を見る

昨日は、「ルル」の第一幕と第二幕を聞いてみました。「ルル組曲」でおなじみの旋律が随所に登場しています。美しいのですが背徳の匂いが立ちこめているのがよく分かります。十二音音楽は神から禁じられた技法なのではないか、そんな想像が現実のものに思えてきてなりません。

Classical

Strauss;Four Last Songs Strauss;Four Last Songs
Richard Strauss、 他 (1997/07/01)
Deutsche Grammophon/Special Im
この商品の詳細を見る
Verdi: La forza del destino Verdi: La forza del destino
Giuseppe Verdi、 他 ()
Emi Classics

この商品の詳細を見る

今日はシュトラウス「四つの最後の歌」を聴いたり、バッハの管弦楽組曲を聴いたり、「運命の力」を聴いたりして楽しみました。「四つの最後の歌」といえば、4月13日、14日に、シントウさんがNHK交響楽団と「四つの最後の歌」を歌われるようです。
http://www.nhkso.or.jp/schedule/regular_2007_4.shtml
行きたいのですが、4月は新国でオペラを見る予定(西部の娘!)なので、時間的、経済的側面において断念。やむを得ません。

モーツァルト:歌劇「魔笛」 モーツァルト:歌劇「魔笛」
デイヴィス(コリン) (2003/11/01)
アイヴィー

この商品の詳細を見る

 ああ、それから、一年前にBSで放送された「魔笛」を少しずつ楽しんでいる感じ。まだ一幕ですけれど……。DVD化されているようですね。
http://blog.so-net.ne.jp/sardanapalus/2005-11-15
さて、水曜日以来更新が出来ませんでした一度とぎれると復活するためにはエネルギーを使うことになります。更新するためには「読んで」「聴かなければ」ならない訳ですが、そちらのほうも少々遮られる事態があったということで、ご勘弁ください。「読んで」「聴いて」だけではなく「書いた」ことをここに載せられるようになると良いなあ、と思っていますが、それはいつになるか分かりません。ともかく、また明日も更新したいですね。

Classical

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
ウィーン国立歌劇場合唱団、オムニバス(クラシック) 他 (1995/07/07)
ユニバーサルクラシック

この商品の詳細を見る

今日は、バレンボイムの指揮する「さまよえるオランダ人」の予習をしました。夜はマーラーの交響曲第10番第一楽章をアバドの指揮で聴いています。夜に聴く10番第一楽章は薄気味悪さが感じられますね。ウィーンの爛熟した退廃的な美です。辻邦生先生の言葉を想い出しました。

美に魅入られるとは、その奴隷になることです。でも、それは、官能の甘い酩酊ゆえに、すべてを売り払った疚しさに似た気持を感じさせます

辻邦生「黄昏の古都物語」有学書林、1992年、214頁
そして、聞いた感想はこんな感じです。
「夜のウィーンを一人で歩くと、確かに国立歌劇場からシュテファン大聖堂むかって進むケルントナー通りは、商店のショーウィンドウから照らされる光に煌々と照らされていて、人通りも多く、それもウィーン人はもちろんのこと、ロシア人、稀に日本人の団体客、韓国人、中国人の団体客が歩いているわけで、ほとんど昼間と変わらない喧噪を感じるのだが、一歩横道にそれると、石造りの堅牢な建築に囲まれた石畳の細い路地が暗くどこまでも続いていているのだった。時々すれ違うのは、男と女がお互いにしなだれ合いながら歩いていく姿か、革のジャンパーを着た労働者風の口ひげを生やした男がポケットに手を入れて足早に歩いているぐらいだった。時折、光を路地へと投げかけているのは、女の姿態のカリカチュアを看板に仕立てあげた怪しげな映画館や。低音ベースが規則正しくリズムを紡ぐユーロビートが流れるバーの類だった。おそらくは、私のような異国人は居ないはずだった。この日の当たらない路地裏にこそウィーンの愛憎が満ちているに違いない。旅行者には決して理解することの出来ない悲喜劇が演じられているのだ」

Classical



今日もお休みでした。ありがたいことです。
午前中は、リヒャルト・シュトラウスの管弦楽曲を、ケンペ指揮で聴きました。このEMI廉価版全集シリーズ、本当に重宝しています。
ですが、悔しかったことも。この廉価版全集が出る前に、ABQのベートーヴェン弦楽四重奏全集を買ってしまったのですよ……。もう3年待っていれば安く手に入れられたのに、と言う感じです。
久々に聴いた「家庭交響曲」「英雄の生涯」「ドン・ファン」を楽しみました。家庭交響曲ってこんなに良い曲だったんだ、と感心しました。それから、家人に「「英雄の生涯」って、シュトラウス自身を英雄に見立てて居るんだよ」と教えてあげると「シュトラウスのイメージかなり損なわれたわ。そんなナルシーな人なんだ……」とあきれられたり……。いや、ナルシストだったからこそ、そして妻パウリーネに激しく叱咤され一生懸命努力をしたからこそ、リヒャルトは、後世に名を残す大作曲家になったのです! この世の中というものは、行動に移した者こそ勝利を収めるのです。もちろん、そこに才能が介在するのは言うまでもありませんが。

Classical

今日聴いた音楽。

マーラー:交響曲第8番 マーラー:交響曲第8番
ショルティ(サー・ゲオルグ)、ウィーン国立歌劇場合唱団 他 (1999/06/02)
ユニバーサルクラシック

この商品の詳細を見る

ショルティのマーラー交響曲第8番です。小さい頃からのお気に入りです。このCDすり切れるぐらい聴いて、ほとんど覚えてしまいました。ルネ・コロさんのテノールが美しいです。他の盤だと、テンシュテット盤が良いといいますが、数年前に聞き比べてみたところ、僕はショルティ盤のほうが好きでした。今聞き比べると違う答えになるかもしれません。

ブラームス : ピアノ三重奏曲 第1番ロ長調 ブラームス : ピアノ三重奏曲 第1番ロ長調
デュメイ(オーギュスタン),ワン(ジャン) ピリス(マリア・ジョアン) (1996/03/25)
ユニバーサルクラシック
この商品の詳細を見る

ブラームスの三重奏曲は、デュメイとピレシュを愛聴しています。はじめて聴いた若い頃のことを想い出して、懐かしい感じです。特に第一楽章、午後の木漏れ日を浴びながら青々とした草地に上向きになって寝ている感じです。そういうことを想像しながら聴くと、慰めて貰っているような気になってきます。

Classical

ルスランとリュドミラ〜超絶の管弦楽名曲集 他 ルスランとリュドミラ〜超絶の管弦楽名曲集 他
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 (1997/06/21)
BMG JAPAN

この商品の詳細を見る

ムラヴィンスキーが1965年にレニングラードフィルを振った「ルスランとリュドミラ序曲」を聴きました。一年365枚のgarjyuさんのおすすめだったのですが、幸運にも同じ録音と思われる盤を図書館で見つけることが出来たのです。
まずは一糸乱れぬ弦楽器の超速演奏に驚かさされました。一時代前のソヴィエト兵の軍事パレードを思わせるムラヴィンスキーの軍隊的統率力ですね。各音部のバランスも抜群。チェロも良く歌っています。これ以上の完成された録音が望まれるでしょうか?
「ルスランとリュドミラ序曲」以外では、特に「ローエングリン第三幕前奏曲」と「ヴァルキューレの騎行」が印象的。輝かしい金管とよく束ねられた弦楽部のバランス。「ヴァルキューレ」では、金管のパッセージが重厚かつスマートで、この曲が持つことを運命づけられている(楽劇中であり映画中の)戦闘的イメージをよく表出していました。
この盤には「フィガロの結婚」の演奏も収められていますが、この曲も高度に統制されています。序曲に続く歌劇本編のイメージを変えてしまうほど個性的・ソヴィエト的演奏で、社会主義リアリズム的フィガロの結婚と言った具合でした。

Classical

マーラー:交響曲第5番 マーラー:交響曲第5番
ラトル(サイモン) (2002/10/25)
東芝EMI

この商品の詳細を見る

一日遅れですが、カラヤン以外ベルリンフィルで最も印象的だと思う演奏です。ラトルの振ったマーラーの交響曲第5番です。ヴァントのブルックナーのシリーズにしようか、アバドのマーラーにしようかと迷ったのですが、最も衝撃的だったのが、ラトルのマーラーでした。
はじめて聴いたのはNHKBSで深夜に放送された映像を見たときでした。もう4年ほど前になると思います。たしかラトルの芸術監督就任記念コンサートという位置づけだったと思います。
印象に残ったのは第三楽章で、テレビ映像に驚かされたのでした。ホルンがラトルの横に立って、あたかもホルン協奏曲のように演奏されていたのでした(メンゲルベルクが考案したそうです)。ウィンナーワルツのような華麗さを醸成していたのでした。
それにしても、ラトルの演奏を聴いて眼から鱗が落ちました。マーラーの5番がこんなにも面白い曲だとは思いもよらないことだったのです。それまで持っていた盤では味わえないものでした。ラトルが自分の美意識を隅々にまで浸透させているのがよく分かるのでした。そのころまでラトルを聴くことはあまりなかったのですが、本当に巧い指揮者なのだな、と思い知らされたのでした。生き生きとした躍動感と、隅々にまで施された装飾的美しさを、こんなに楽しむことが出来るのものなのか、と思ったのでした。
ベルリンフィルではなくラトル中心になってしまいました…。

Classical

徳川慶喜 ― オリジナル・サウンドトラック 徳川慶喜 ― オリジナル・サウンドトラック
NHK交響楽団 (1998/07/15)
ユニバーサルクラシック

この商品の詳細を見る

1998年のNHK大河ドラマは「徳川慶喜」でしたが、湯浅譲二氏による音楽が抜群でした。
このサウンドトラックの冒頭のテーマ曲が特に素晴らしい。オーケストラ作品なのですが、オケの語法を巧みに使いながら、実に日本的な情感を産み出しています。能楽のような旋律の澄んだ空間感とオケの重厚な和声が産み出す重厚感が溶け合っています。大河の名にふさわしい壮大な音楽です。見事です。

Classical


ペルゴレージ : スターバト・マーテル ペルゴレージ : スターバト・マーテル
アバド(クラウディオ)、マーシャル(マーガレット) 他 (1995/09/01)
ユニバーサルクラシック

この商品の詳細を見る

清冽な水の流れを思い起こさせる清々しい曲。しばし俗世を忘れさせるのに十分すぎるすが清澄さ、敬虔さ、清廉さ。ほどよいリヴァーブ感が、あたかもロマネスク教会の豊かな残響波の中で演奏されているようなニュアンスを与えています。アバドも録音には気を遣ったようで「録音技師に対して、奥深い響きが生まれるように注文をだした」のだそうです。そういう意味ではこの録音は成功だと思います。8曲目「わが心をして」と12曲目「肉身は死して朽つるとも」のフーガで胸がいっぱいになります。

Classical

プーランク:歌曲全集 プーランク:歌曲全集
カシュマイユ(ジル)、デュボスク(カトリーヌ) 他 (1999/04/22)
ユニバーサルクラシック

この商品の詳細を見る

今日はプーランクの歌曲集を聴いています。
5年ほど前にパリに行ったときのことを思い出しました。リュクサンブール公園からホテルに帰ろうとした道すがら、偶然にもプーランクの旧居の前を通りかかったのでした。洒落たアパートに住んでいたのですね…。

www.flickr.com