Opera,Richard Wagner

昨日は、恩賜の休暇で娑婆へ降りました。本日からまた任務開始ですが、世間は引き続き休暇とのことで、電車は空いている感じで助かります。

先週末にティーレマンのパルジファル音源を入手しました。

Parsifal
Parsifal

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Deutsche Grammophon (2006-05-09)
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こちらも、パルジファルはドミンゴですね。この方の神々しい声は、ローエングリンもパルジファルもよく似合います。

ついでに、「影のない女」の皇帝もよく似合う感じですね。こちらはショルティと組んだ録音があります。

いずれも、世間ずれしない無垢なる勇者というところですかね。

ドミンゴは、こういう役も巧いと思います。

というか、私がこういうドミンゴばかり聴いているというのもあるかもしれませんけれど。

 

次は映像だなあ。どこかにないかしら。。

 

さて、明日は8月15日ですね。

先週の月曜日に広島、木曜日に長崎、そして明日終戦。こういう時間感覚のなかで重大な決断がなされていったのだなあ、と、今年は特に感慨深いものがあります。多分、「組織」への理解が進んだからだと思います。毎日楽しいです。

 

それでは。フォースとともにあらんことを。

Richard Wagner

というわけで、臨時休業の本日は、都内に出て所要を済ます一日。

その間、ずっとカラヤンのパルジファルを聞いています。

マーラーより耽美的で、ブルックナーよりつややかで、シュトラウスより深刻な音楽。

皮肉や笑いのない世界は、ワーグナーの意図通り宗教儀式としか言えないです。

グルネマンツはクルト・モルで決まりだなあ。

あと一ヶ月はこれで楽しまないと。

Giacomo Puccini,Opera,Richard Wagner

http://www.nhk.or.jp/bs/premium/

やはり、今年のバイロイト生中継はパルジファルでした。8月27日未明に放送だそうです。盛り上がってきました。NHKは3年連続で生中継ですね。今年は、欧州各地の映画館で上映するらしいですが、日本ではNHKを受信料だけで見せてくれるのですからうれしい限りです。

昨年まではかなり大きくNHKウェブで告知されていた気がするのですが、今年は当たり前のようにプレミアムシアターにラインナップされていました。

予習始めないと。。

8月20日未明に放送されるザルツブルク音楽祭のボエームは、ダミアーノ・ミキエレットの演出ですか。2011年の新国「コジ・ファン・トゥッテ」の演出だった方。楽しくてカッコイイ演出だったので今回も楽しみです。

Opera,Richard Wagner

ベームの神々のたそがれを聴いています。

Wagner: Der Ring des Nibelungen
Wagner: Der Ring des Nibelungen

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おそらくこの盤だと思います。1967年のバイロイトにおける録音。

このアルバム、プロンプターの声が入っていて面白いです。たまにありますけれど。

この版はヴィントガッセン&ニルソンという伝統の声です。

いまはまだ第一幕で、グンターの館でのシーンですが、その前のラインの旅のところの躍動感は凄いです。手に汗握る、というのはこういう感じなんだろうなあ。

録音は1967年のバイロイトにて。録音としてはいいとは言えませんが、時代の空気は良く伝わってきます。

ベームの立体的で隅々まで光の行き届いたサウンドを楽しむことが出来ます。うねりとか、

やっぱり神々のたそがれはカッコイイ。

で、スターウォーズのテーマが聞こえてくるあたりが面白いです。

※※※※

どうも、最近体重が増えすぎているらしいです。

おそらくは晩酌のせいかと。

泡盛「直火請福」を「ぬちぐすい(沖縄方言で「命の薬」)」と読んで愛飲しているためでしょう。

泡盛は、翌日に残りませんので手放せません。

Opera,Richard Wagner

バイロイト対策を始めています。

昨日から「パルジファル」を聞き始めました。

舞台神聖祝典劇 Ein Bühnenweihfestspieleという大仰なタイトルが付く「パルジファル」は、バイロイトでしか上映が許されなかったほど密儀性の濃い作品です。

Wagner: Parsifal 1962
Wagner: Parsifal 1962

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私は2010年4月に、東京春祭で演奏会形式の「パルジファル」を聴きました。あのときもずいぶんと予習復習をしましたが、未だによく分からないぐらいで、あまりの深さ、複雑さの解釈多様性にたじろぐほどです。

難しいことを考えるよりさきに、まずはカッコいい曲なんですが。

先週一週間をかけて、カラヤンのリングを聴き通しましたが、「神々のたそがれ」のなかで、何度も「パルジファル」を想起させるフレーズや和声が現れるのに気づきました。

しかし、本当に凄い曲です。私が思うに、この曲の和声は解決することがない未来永劫に続く無限の可能性を一瞬一瞬において示しているように思います。

まるで、座禅をするときの手の形のようです。親指と人差し指を合わせることは許されず、この感覚が、宇宙の無限を指し示す、といったような文脈において。

こういう未解決感に快楽をおぼえるのでしょう。シュトラウスに感じる魅力と同じ。ですが、シュトラウスに先行しているだけに真面目に取り組めるのがワーグナーの先行者利益でしょう。シュトラウスはワーグナーを超えるために、コミックとシニックに向かったのですから。

いまいま私が聴いているのは、ハンス・クナッパーツブッシュがバイロイトで振った録音で、1962年のものになります。

先ほども少し書いたように、ライヴ録音ですので、荒削りな部分もありますが、気迫のような推進力が感じられます。

キャストは以下の通り。なるほど。

  • アンフォルタス:ジョージ・ロンドン
  • ティトゥレル:マルッティ・タルベラ
  • グルネマンツ:ハンス・ホッター
  • パルジファル:ジェス・トーマス
  • クリングゾール:グスタフ・ナイトリンガー
  • クンドリ:アイリーン・ダリス

ちなみに、花の乙女の中に若き日のヤノヴィッツが入ってますね。

Richard Wagner

聴いております。私のデフォルト盤はカラヤンですが、比べるとやや荒削りな部分があります。

ですが、推力はこちらのほうが大きい。データが家なので、詳細は後ほど。

Opera,Richard Wagner

カラヤン盤リング、「ジークフリート」に
到達しました。

ブリュンヒルデに出会う場面、本当に興味深いです。

これは男ではない!

と驚く場面のヴァイオリンのフレーズが、狼狽するジークフリートの胸中を的確に表現してます。

このヴァイオリンのフレーズを聴いて、シュトラウスの「カプリッチョ」の最終部で、伯爵夫人が心を乱す場面を思い出しました。

フラマンとの約束と同じ時間にオリヴィエも来訪することを知るあの場面。

明日の午前11時ですって!

という場面。

ジークフリートに話を戻すと、そのあと「お母さん! お母さん」とジークフリートが連呼するわけです。

恐れをしらない若き勇者が初めて知った恐れが女性で、母親に助けを求めるなんて。

なんだか、可愛らしい勇者です。

今はここまで聴いています。

次は、ブリュンヒルデとジークフリートの
バトルですね。

それでは。You have.

Opera,Richard Wagner,ローエングリン研究

はじめに

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引き続き休暇の写真。あまりに絵はがき的構図で、色も巧く出ていないけれど、それっぽい雰囲気は出ていると思われます。

この写真はEOS 7Dで撮りましたが、この日まではJPEGであえて撮っています。ピクチャースタイルはスタンダードですが、風景にすれば良かった、と反省しています。

まだ瞬時に追い込むほど習熟していませんので、時後に追い込むのりしろを考えて、翌日からはRAW で撮ることにしました。

ただ、RAWだとFlickrに上げられないという難点が。なかなかうまくいきません。

ローエングリンライトモティーフ

ローエングリンのライトモティーフシリーズ。きょうは二回目。オルトルートのテーマ。

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これは第二幕冒頭に登場するフレーズですね。

裏表がひっくり返りながら、途中の転調で色彩が変わるあたりが実に面白いです。

 

 

こちらからダウンロードしてお聞きください。

https://museum.projectmnh.com/midi/lohengrin/Lohengrin_2.mid

 

もう7月が迫っているのにやけに涼しい関東地方です。電力不足にあっては天佑かもしれません。

それでは。You have.

Opera,Richard Wagner

IMG_0398

 

先週、恩賜の休暇で沖縄方面に行ってきましたが、色々写真を撮ってきましたので紹介します。

海岸の一コマ。男三人で沖縄旅行をしているようで、この後かれらは潮の引いた浅瀬で腕立て伏せをしていました。さすが。

カラヤンのリング

今日は、カラヤンのリングを最初から。まずは「ラインの黄金」を聴いて、「ワルキューレ」まで。

Die Walkure (Complete) (Comp)
Die Walkure (Complete) (Comp)

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Wagner Bpo Karajan
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相変わらずワルキューレでジークリンデを歌うヤノヴィッツがいいなあ。か弱いジークリンデ。

ディースカウのヴォータンをいいなあ。でもこの方が歌うと、ヴォータンも神々の長らしく凛々しく賢く落ち着いて聞こえるから不思議です。

ホッターのヴォータンはちと焦燥感があって、それはそれでストーリーとあっていていいとおもうのですけれど。

 

それでは、You have.

Opera,Richard Wagner,ローエングリン研究

先週末の16日で新国立劇場の「ローエングリン」も終了と言うことで、オペラ界は夏休みです。

が、休みはないのですね。

次のターゲットはバイロイトです。

ということで、予習してきたローエングリンのあれこれを復習して、次のターゲットに備えましょう。

ライトモティーフを整理してみることにしました。

まずは。ファンファーレから。

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こちらから聞いてみましょう。

 

※うまく開けない方こちらからダウンロードできます。

https://museum.projectmnh.com/midi/lohengrin/Lohengrin_1.mid

 

このファンファーレ、全部Cメジャーだけで構成されているのですね。三音だけでこの迫力ですか。素晴らしい!

オリンピックのファンファーレですね。しばし、ロス五輪のファンファーレを思い出しました。

このテーマは、この後も何度か出てきます。私はハインリヒ国王のテーマではないかと思うぐらいなのですが、ファンファーレとして認知されているのみのようです。

民衆を動かすには、こうしたシンプルで勇壮なフレーズがふさわしいのでしょうね。

高校の体育祭で、友人のトランペッターが騎馬戦(だったかな?)で、競馬のファンファーレをトランペットで吹いた途端に、全員が盛り上がりまくったのを思い出しました。

 

ちなみに、自分の勉強のために、こんな感じで譜面を入力しています。

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イメージしているのは、吉田秀和のドキュメンタリー番組ですかね。。

あのとき吉田秀和は譜面を切り貼りしていて、「こういう手仕事が大事なんです」みたいなことをおっしゃっていたはずで、それをマネしている感じです。

 

それでは。You have.


6/23:MIDIファイルへのリンクを追加しました。