iTunes Matchに関する悲痛な投稿を発見。そこから類推される悲劇とは?

2015-12-13

2015/09/30追記
2015/09/30現在、iTunesMatchと同じと思われるApple MusicのiCloudミュージックライブラリを使っていますが、私の環境においては、楽曲の情報が勝手に書き換えられるという事象は再現して居ないようです。

2015/09/22追記:
続報的な記事はこちらから → iTunes Matchの制限曲数は10万曲になるのか?

2015/12/13追記:
さらに続報の記事はこちら。 →  iTune Match 10万曲に! だが注意点も!

======
昨夜ツイートしましたが、iTunes Matchに関する悲痛な投稿を発見してしまいました。
iTunes Match & Classical Music
この記事の一番下でpuzzlemuseという方が投稿されています。
その方がおっしゃるには、アルバム名がiTunes Storeで規定されているものにリネームされてしまったといいます。作曲家と楽曲名で整理していたのにそれが塗り替えられてしまったとか。
以下引用します。

I only listen to classical music on my iTunes, and when my spouse installed iTunes Match for me it was a bad experience

First of all all my playlists and play counts disappeared. Then, everything iTunes found a match it would rename that album to whatever it was called in the store. Well classical alb,a don’t usually have titles, so any old thing would pop up. One album came out as “featuring Vladimir Horowitz" with no indication of what the music was. I had organized my entire library by composer and piece, so this was really heart attack inducing for me.

In the end, I wasted the 25 dollars by turning it off permanently, and using my Mac time capsule to restore my library to the version before iTunes matched was installed. In my opinion it is NOT good for classical music lovers.

想像される事態は以下の様なものでしょうか。
私が持っているCDで、iTunes Store でも売られているものでMatchしてしまいそうなアルバムとして、ラトルがベルリン・フィルの音楽監督に就任した時の記念コンサートで演奏されたマーラーの交響曲第5番の音源がありあす。シュテファン・ドールが第三楽章で舞台の前に出てきて、ホルン協奏曲のように演奏したあの音源です。

どうやら、アルバム名は、「Mahler: Symphny No.5」、アーティスト名は「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団&サイモン・ラトル」、作曲者名は「グスタ
フ・マーラー」になるようです。
ですが、この調子で名前を付けられると、整理がつかなくなるということは、私がiTune を使い始めた2003年頃からわかっていたことです。アルバムによってはアーティスト名はアルファベットだったりしますし、アルバム名もアルファベットだったり、指揮者名がついたりと規則がバラバラでしたので。
私は以下のように整理をしているのです。

アーティスト名は、作曲者名とかぶりますが、作曲家の名前に統一しています。演奏者だと複数登録できないと思い込んでいるので。演奏者はアルバムタイトルに入力しています。私が曲を選ぶときは、演奏者からではなく作曲家からアクセスすることが多いからです。
冒頭に紹介した「悲痛な投稿」から類推すると、iTunes Storeの音源とMatchした音源は、Store上のタイトルに置き換わってしまうことになるのでしょう。Matchしない音源はこれまでどおり、Matchしたものは変えられてしまう。もし本当なら私もpuzzlemuseさんと同じく心臓発作で倒れることでしょう。
この類推には、iTunesの納得出来ない現仕様を思い起こさせるものです。ジャンルの置き換えの問題です。かつてのiTunesでは、アルファベットのジャンル設定ができたのですが、いつからか日本語のジャンルに勝手に置き換わるようになりました。少なくとも2008年にはそのような仕様になっていました。これまではパッチをあてて回避していましたが、iTunes 11になってからはそのパッチも聴かず、上記スクリーンショットのように不本意ながら「交響曲」というジャンルに甘んじています。
iTunes Matchを知った時のそこはかとない不安は、こうした記憶があったからでした。
やはり、私の場合、導入をためらわざるを得ません。もちろん、前述のリンク先には、そうではない意見もあります。特にご自分でアルバム名やアーティストの規則を作っておられない方は導入の価値ありと思います。
どなたか、良い情報があればお教え下さい。
となると、私の場合、来るべきiPod Classicの廃盤に向けた対策を独自に考えざるをえないということになりそうです。
ではグーテナハトです。