CD紹介,Oboe

Albinoni: 12 Concerti Op.7
Albinoni: 12 Concerti Op.7

posted with amazlet at 14.01.14
Albinoni Holliger I Musici
Polygram Records (1992-10-13)
売り上げランキング: 144,604

オーボエのお勉強シリーズ。
今日はハインツ・ホリガーです。
私が生まれて初めて名前を知ったオーボエ奏者だと思います。たしか80年代後半に来日しただったかでNHKで紹介されたのがきっかけだったはずです。
使用楽器はリグータの模様。
端正で品のある演奏です。ダイナミズムがいいのです。優しさとも思えるほどキメの細かい強弱表現が絶品です。音は少しおとなしめだと思いました。
バロックを吹けるというのは、クラリネットにもサクソフォーンにもないアドヴァンテージですね。古い楽器で苦労しますが、そうした喜びはまた格別です。妄想は広がります。
※※※
知らぬ間に大規模プロジェクトに放り込まれてしまった最近。まあ、これが一番楽しい時なんですが。
ではグーテナハト。

CD紹介,Classical,Oboe

Mozart : Oboe Quartet / Horn Quintet / Clarinet Quintet
Thomas Brandis Lothar Koch Karl Leister Gerd Seifert Peter Brem
Nimbus Records (1998-02-17)
売り上げランキング: 33,064

オーボエをお借りしたのが2013年12月20日でした。12月21日から本格的に練習を初めて、3週間です。やっとC-dur、F-durのスケールはできるようになりました。つぎはD-durですが、これが大変ですよ。HからCisへの跳躍がね。。あとはC音のいい音がでませんね。構え方の問題で音質が変わりますので、そのあたりを研究します。
さて、今日のオーボエお勉強はローター・コッホです。モーツァルトのオーボエ四重奏曲です。

ベルリン・フィルの首席オーボエ奏者を1957年から1991年勤めました。カラヤン黄金時代を支えたオーボイストということになります。1979年に北京で飛行機のタラップから落ちて重症を負われたとか。1991年にはサイトウ・キネンにも加わったようです。
こちらのサイトによれば、このブランディス四重奏団との録音は1965年ごろだとか。
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/8206/koch.html
若い頃はグレッセル、全盛期は、上管をグレッセル、下管をピュヒナー、90年頃はマリゴーを使っていたようです。このアルバムに限って、私が聴いた印象では、低音から中音にかけての音の厚みがすごく分厚いです。低音域はソプラノサックスのような音がしています。高音域の音の厚みにすこしもう一息のものを感じました。ゴツゴツとした男らしい硬派な演奏で、野太い音をグイグイと繰り出してきます。
今日はタワレコの10倍ポイントですので、コッホのCDを幾つか入手しました。また報告します。
そうそう。きょうはハイティンクの「神々の黄昏」も聴きました。エヴァ・マルトン最高。
それではグーテナハト。

Photo

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やはり雲があるといいですね。
写真は露出を変えることで、世界を全く変えることができますので楽しいです。
朝から何をやっていたのかよくわからない一日。あ、仕事の勉強ばかり、かも。
ではグーテナハト。

Oboe

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今日はレッスン4回目。エキサイティングな一時間でした。
新しいリードをゲットしました。今回のチューブはピゾーニです。
これまでのリードは初心者用で、軽いリードでしたが、どうも私には軽すぎで、音がガチガチわれてました。
ですので、意識してかなり緩く吹いていました。ですが、リードが重いのであれば、思いっきり吹いてもよいとのこと。音が割れないのであれば、思いっきりどうぞ、だそうです。というわけで、おもいっきり吹けるようになり、音も良くなってきたように思います。
リードは深く加えた方がリードが開いて音が良くなるようです。どうも少し浅めにリードをかんでいたようです。あまり口の中を開いても良くないようです。ともかく、理屈ではないということのようです。
また、Low G Low Fの音の作りが今ひとつ。どうも他の音と質感が変わります。その下のLow EやLow Dはずいぶん良くなってきたのですけれど。レッスン後にカラオケボックスで練習したところでは、どうやら唇の巻きが重要で、リードに触れる唇の厚さが音質に影響を及ぼしているようです。
フィンガリングはずいぶん安定してきました。これからようやくスケール練習をまともに出来るようになりそうです。先は長いですね。
課題はアンブシェアの力が足らない。これはもうどうしようもありません。
ビブラートを体で音楽的にかけられないということ。サックスのように顎でならかけられるんですが。
というわけで、ちょっと入れ込み過ぎですが、引き続き精進しております。
それではいったんグーテナハト。

Miscellaneous

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何度も書いていますが、冬は朝日が遅いですし、大体天気が良いので、写真とる側にとってはありがたい限りです。
月曜日からいまいちだった胸の調子はだんだん治まってきました。あまり無理しては行けないですね。が、最近残業続きです。。
ではグーテナハト。

CD紹介,Oboe

今日はハンスイェルク・シェレンベルガーを聴きました。

Gunter Wand Edition, Vol.13: Joseph Haydn
Profil – G Haenssler (2007-02-27)
売り上げランキング: 51,129

このCDは、ヴァントとハイドンのオーボエ協奏曲を演奏しているものです。シェレンベルガーはもともとケルン放送交響楽団にいましたので、その時の繋がりでヴァントと演奏しているのでしょう。シェレンベルガーは1970年から75年までケルン放送交響楽団のオーボエ奏者で、ヴァントはケルンに1946年から1974年までケルンを拠点に活動しました。
楽器はロレーだと思います。ロレーはフランス製ですが、どうやらアメリカで多く使われている楽器のようです。
音は少しエッジが聴いたものですね。鋭いとまでは行きませんが、張りのある音です。曲にもよるのでしょうが、かなり攻めている演奏だと思います。このとき32歳ですか。若さ漲る感じです。
このCDの録音は1980年です。シェレンベルガーがベルリン・フィルのオーボエ奏者に就任した年です。凱旋という感じでしょう。
今日は厳寒。明日は雪がふるのでしょうかね。
それではグーテナハト。

CD紹介,instrument,Oboe

新年も8日が過ぎました。早く来年のお正月にならないですかね。
今日もベルリン・フィルのオーボエ奏者アルブレヒト・マイヤーのソロ・アルバムです。

バッハ・アルバム
バッハ・アルバム

posted with amazlet at 14.01.08
マイヤー(アルブレヒト)
ユニバーサル ミュージック クラシック (2004-09-22)
売り上げランキング: 19,982

音の質は実は私の好みかもしれません。エッジがキツくなく、倍音がしっかりしています。
演奏のスタイルは、激しく押し出すようなものではなく、抑制されたものです。
冒頭のバッハ《イタリア協奏曲》の最後の終わり方にまずは驚きました。過剰に盛り上がらず、そっと蓋を閉じるような洒脱な終わり方なのです。この部分、譜面においては、フェルマータですので、仰々しく終わりそうですが、このアルバムにおいては、フェルマータどころではありません。ピアノで静かに終わります。

このセンスは、ちょっとすごいなあ、と思います。
その他の曲も、やはり細やかで丁寧なものです。アーティキュレーションが鮮やかに浮かび上がってくるさまは、浮き立つ透かし彫りを見るようです。
本当に癒されますし勉強にもなる素晴らしいアルバムでした。
最近胸が痛い。比喩的な意味ではなく。心臓か肺のどちらかなんですが、どうも肺じゃないか、と疑ってます。心臓のほうは大丈夫だったので、だとすると気胸ですかね。。オーボエ吹きすぎだったのかも。
ではグーテナハト。

CD紹介,instrument

「月の光~ベルエポックの室内楽」 (Albrecht Mayer Oboe)
Tudor (2009-03-17)
売り上げランキング: 42,095

今日はアルブレヒト・マイヤー。
洒脱で、けだるい夜に聞くのにピッタリの音楽です。ピアノ伴奏のオーボエで、フランス音楽を聞くという贅沢。ここでアルコールを入れたいところですが、今日は我慢ですが。
フォーレの曲がたくさん入っています。シチリアーナ、パヴァーヌ、月の光、など。
ピアノのカリーナ・ヴィシニェフスキもいい感じです。少し崩したタッチがアンニュイな感じです。
アルブレヒト・マイヤーは、ベルリン・フィルの首席オーボエ奏者です。茂木大輔さんの著作「オーケストラ空間・空想旅行―オーボエ奏者の旅日記」の中で「アルビ」という名前で登場し破天荒ななアメリカ旅行を繰り広げているのは彼です。

やはり、自分が少しでも演るようになると音の聴き方が変わったと思います。ビブラート、アーティキュレーション、ダイナミズムといった細かい表現が体に染み込んできます。こういう世界が広がっているとは。。しかしこれぐらい均質な音がでるといいなあ、とおもいます。ビュッフェ・クランポンを使っているようです。
もう一枚、バロックのアルバムを持っていますのでこれはまた後日ご紹介します。
ではグーテナハト。

CD紹介,Classical,Philharmony

今日は、山田和樹とスイス・ロマンド管弦楽団のCDを聴きました。お世話になった方からのメールにインスパイアされてしまいました。

Arlesienne Suites 1 & 2/Ballet
Arlesienne Suites 1 & 2/Ballet

posted with amazlet at 14.01.06
Bizet Gounod Faure
Pentatone (2013-11-19)
売り上げランキング: 34,146

データ

* ビゼー:アルルの女組曲第一番
* ビゼー:アルルの女組曲第二番
* フォーレ:マスクとベルガマスク
* グノー:歌劇「ファウスト」バレエ音楽
指揮:山田和樹
演奏:スイス・ロマンド管弦楽団
2013年11月発売

演奏の印象

山田和樹の若々しさが横溢しているアルバムでした。組曲第一番の前奏曲のメリとハリの強調は特筆すべき物があります。聞く人によれば、やり過ぎであるというかも知れません。それぐらい曲のストーリーを拡大して見せてくれる演奏です。
組曲第二番の一曲目のPastoraleのテンポの緩やかさも特筆すべきものです。これ以上遅くすると、おそらく品のない演奏になるはずなのですが、ギリギリのラインで踏みとどまり、テンポのゆるさで雄大な田園風景を描き切っていると思います。牧童の笛が聴こえてくる、ゆるやかに丘陵が幾重にも広がっている、そういう風景を想い起こしながら聴くことができるでしょう。
きっと実演を聞いたら体を揺すりながら聴いてしまうんだろうなあ、と想います。
それにしてもビゼーのエキセントリックな美しさは素晴らしいと思います。親しみやすい美しさの中に奇想天外な要素を入れ込んでいるような。ワーグナーと決別したニーチェが惚れ込んだのも分かる気がします。

山田和樹の指揮

それにしても表情豊かな指揮だと思います。自分の意志をきちんと持ち、それを適格に伝える事ができる技術もあるのだと思います。その意志というものも実に奥深いものだと思います。私はこうしたスタイルの指揮はとても大好きです。じつはこういうスタイルがフランス音楽の典雅なスタイルに合っているのかも、とも思いました。
山田和樹の実演は以下の二つの日フィル定期で経験済みです。いずれも素晴らしい演奏会でした。
会社帰りに夢があった。──日本フィル定期演奏会
日フィル定期でストコフキーを聴く!
山田和樹さんはこんな方です。

おわりに

今日はいろいろトラブルとなった一日。明日にも引きずってしまうという問題。。無理してはいかんのですね、はい。
ではグーテナハト。

Photo

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今朝の夜明けの風景。雲の隙間から太陽の光が一瞬差し込みました。快晴よりも雲があったほうが写真としては面白いのは言うまでもありません。いまは夜明けが遅いの嬉しい限りです。
正月休みもあっという間に終わりました。またいつもの毎日。
いや、それが今年はいつもの毎日ではないのですよ。。1月は激しく忙しい予定です。2月も3月も。もっとドライブしていかないと。
というわけで、今日は短くグーテナハト。