Jazz

やれやれ、またすごいものを見つけてしまいました。Nicholas PaytonのFreesiaという曲。私がどこかで聞いて、お気に入りに登録しておいたのですが、今日、AppleMusicのレコメンドに従って、聞きなおしてみたら、これは何だ、と。。

というか、まずはこのジャケットがすごい。Geminiにきいたところ、シャノン・ボナーというシカゴのアーティストによるもの。これ、クリムトですよね。この19世紀末の耽美に黒人女性が当てはめられているというもの。私は本当に今日このジャケットを見てのけぞりました。この女性、当然現実の中にはいないわけです。しかし、この女性の姿は明らかに力を持っている。芸術世界から現実世界に明らかな力を及ぼしています。黒人女性が、永遠の若さと美しさをここに体現していて、それがクリムトの耽美と地続きであることを示しているわけで、ある種のグローバルな普遍性であるとか、音楽という芸術が黒人音楽であるジャズと地続きであることを現前させているわけです。この女性は現実にはいないでしょうが、仮にモデルとなる女性がいたとしても、その女性の現実の有限性は、この絵画の中に封印されることで永遠性を持つことになります。芸術の普遍的な力がここに現前しています。

私がかつてお気に入りに登録してFreesiaという曲、エスペランサ・スパルディングが歌っています。この天才ベーシストの歌唱はまさに神に迫るもの。高音と無調に跳躍するその歌声は明らかに重力を超えた天使の浮揚そのもの。

Nicholas Paytonは、BAMを提唱しているといいます。Black American Musicの略とのことで、ジャズをこれ、ネオ・ソウルやR&B的要素をつよくしたものとのこと。この世界観は割と私は好きです。ちょっといろいろ聞いてみようかな、と。

それでは。。

Miscellaneous

徒然な日々。今日は午前中は家族の所用。午後も家族の所有を済ませ、その午睡を取るしかないという感じ。本当に1日は短い。営業日は、朝6時過ぎに起きて、仕事に行き、自宅は11時から12時。食事を取り頭の考え事を済ませて、お風呂に入る。眠るのが1時台。そういう日々が月曜日から金曜日まで続くと、さすがに週末は消耗しますので、体を休めないといけないということなんでしょう。昔は、土曜日はドイツ語をなり、日曜日はバンドの練習を3時間みたいな時代もありましたが、さすがに、そこまではできないですね。

それでは

Miscellaneous

もはや、知的営為に取り組めない日々。

今週は、いろいろなことがあり、解決しないまま週末に突入してしまいますが、まあ、そんなこともあるでしょう。

それにしても、歴史の動きは半端のないもの。戦後の常識がガラガラと崩れ落ちていきます。世の中には、変わるものと変わらないものがあるようですが、どうも、古ければ古いほど普遍的なのではないか、と思います。時間という篩にかけられているから、という話を聞いたことがあります。新しいものが良いというわけでもない、ということになりますが、それでも新しいことを始めないと行けなくて、そうした新しいことを淘汰という篩にかけ続けることで、人類は持続しているということだと思います。戦後体制もやはり篩にかけられているところなのかもしれませんが、その行先が、過去への回帰だとすると、ヘーゲル的進歩ではなくではなくニーチェ的円環となるようでもありますが、その円環がスパイラル的上昇であってほしいとも思います。

それでは。

Richard Strauss

シュトラウスのオペラを聴くシリーズ。「無口な女」を終え、「平和の日」へ。

このオペラと実演を見たことがありません。しかし、東京二期会で日本初演されていたようでした。見にいけず残念。まあ、この10年はオペラに意識を向ける余力なかったので仕方がない、と言うところです。

1938年初演とのことで、第二次大戦前夜のナチス政権下でのこと。三十年戦争とウェストファリア条約がテーマになっていますが、今の時代に聴くのは意味のあることかもしれません。

取り急ぎ。

Jazz

先日、若い方とジャズについて語りつくす時間があり、とても勉強になりました。大学を卒業してから新しいジャズに触れることもあまりなかったですので、大学時代からあまりアップデートされていなかったので、とても新鮮でした。なんというか、何かの物語の背景に流れる別の物語を感じたということでもあります。時間の流れは、主観的にいうと一本ですが、それがもう一本あったのか、という驚きのようなものかもしれません。別の世界線を眺めるかのような感覚にも襲われます

しかしそれでもなお、複数の世界線は、幾重にも重なりあうときがあるということになります。このアルバムの話も一瞬出たのですが、このアルバムジャケットの色彩感が頭から離れず、今日はこの曲ばかり聞いていました。

このアルバムタイトル、なかなか含蓄あるな、と思いまして、Geminiに調べてもらいました。さらなる高みを目指して、パットメセニーグループは幕を閉じた、というのも素晴らしい解釈だな、と思います。こうした交響曲のような構成美は、Secret Storyにもありました。他人にまねできるものではないですが、素晴らしい音楽は聴くだけではなく、自ら手に取りたくなるものです。私はサクソフォーンを吹きますが、Pat Methenyのアルバムだけはできなかったな、と思います。学生時代の先輩は、私のバンドでいつかメセニーをやろう、と言っていましたが、懐かしく感じます。まあ、EWIを使えばいいのかしら、などとも思ったり。

1. 『The Way Up』の日本語訳案

このタイトルには「方向性」と「上昇」の両方の意味が込められています。

  • 「上昇への道」(最も一般的で本質的な訳)
  • 「上りゆく道」(進行しているプロセスを強調)
  • 「高みを目指す道程」(精神的な探究や進化を強調)

単に「上の方」という意味ではなく、**「ここからさらに高みへと向かっていくプロセスそのもの」**を指していると解釈するのが、メセニーの音楽性には合致しています。


2. 収録曲名から見る意味の広がり

このアルバムは、全68分が途切れることなく続く一つの交響曲のような構成になっています。各曲名(Part)は、その「道」の段階を表しています。

Opening

文字通り「始まり」ですが、このアルバムの基本となる「3つの音の動機(モチーフ)」が提示される場所です。旅の出発点、あるいは意識の扉が開く瞬間を指します。

Part One

旅の序盤。エネルギーが爆発し、複雑なリズムが絡み合います。ここでは**「未知の世界へ踏み出す高揚感」**が描かれています。

Part Two

少し落ち着きを見せ、内省的なメロディや空間的な広がりが目立ちます。道中での**「思索」や「風景の移り変わり」**を感じさせるパートです。

Part Three

クライマックスへ向かうエネルギーの収束。ここでは、それまでの要素が統合され、より高い次元へと押し上げられます。まさに**「上昇の核心」**部分です。


3. アルバムタイトルが持つ深い意味

パット・メセニーはこのアルバムについて、現代社会の「短文化(情報の断片化)」に対するアンチテーゼとして、長い時間をかけて展開する物語を書きたかったと語っています。

  • 進化の象徴: デビュー以来、常に新しいギターテクノロジーや音楽理論を取り入れてきたメセニーにとって、「上(Up)」とは常に自己更新し続ける姿勢を指します。
  • 精神的な向上: このアルバムは、聴き手を日常から引き剥がし、より高い精神的な場所へ連れて行くような構成になっています。

結論として: 『The Way Up』は、**「更なる高み、あるいは未踏の領域へと進み続ける意志の軌跡」**を指すタイトルだと言えます。


このアルバムは、パット・メセニー・グループとしての集大成のような作品ですよね。もしよろしければ、特に好きなパートや楽器のセクション(ライル・メイズのピアノや、多数のギターの重なりなど)があれば教えてください。それに基づいたより深い解説も可能です。

それでは。おやすみなさい。

Jazz

仕事もありますが、移動時間などなどに、久々にPat Metheny のSecret Storyを。

とても古いアルバムですが、映画音楽のようなストーリーを持つ巨大な作品です。今の若い方が聴くとどう思われるのな、などと。この曲を聴くと雪を思い出します。学生時代の下宿先の街に雪が降った時、このアルバムを聴きながら、雪の積もる夕刻の街を歩いた鮮烈で幸福な記憶がありますが、プルースト効果的にあのときの記憶が呼び覚まされるものです。雪のなかに突然現れる明治期の東京の遺構に驚きながら、足跡のないまっさらな雪道を歩くのは、なかなかにない経験でした。

それでは。

Michale Brecker

「マイケル・ブレッカー伝」ですが、なかなな充実しています。自分が、ブレッカー・ブラザーズを聴いていたころ、どんなことがあったのか、など、裏話を紐解くようで興味深いです。

https://amzn.asia/d/g02LA8f

ドン・グロルニックやジェイ・カルデラッツァとの挿話は胸を打たれるものがあります。

それでは。

Michale Brecker

連日聴いているこのアルバム。私的には、What is this thing called loveのマイケル・ブレッカーの演奏は、ベストプレイの一つに入ると思います。

このグルーブ感は、おそらくは、ドン・アライアスのパーカッションがもたらす緊張感によるものだとも思います。1995年という年は、マイケル・ブレッカーがマッコイ・タイナーと出会ったとしとのこと。一番あぶらがのっていたじだいなんでしょうね。。(マイケル・ブレッカー伝による)

ということで、また。。

Jazz,Michale Brecker

近々、ブレッカーを知っている方と話す機会があるので、少し予習をしようかな、と思い、Apple Musicでセレクトしてみたのかこちら。

ドン・グロルニックのバンドのロンドンライブ。リリースは2000年です。音はあまり良くないので、非正規版かも。Wikipediaによれば、1995年の録音。

私は、1980年代後半から1990年代前半のMichael Breckerのプレイが一番好きですが、1995年といえば、私の好きなMichaelの円熟したインプロヴァイズが聴けることに、気づき、これは、ヤバいアルバムだな、ということを認識しました。特に、What is this thing called loveは素晴らしい。ライブ・アンダー・ザ・スカイで、「スイングしなければ意味がない」、を演奏してますが、あのプレイとそっくり。素晴らしい高揚感とパワーでした。

先日も書きましたが、昔から聴いている音楽は、身体に染み渡りますね。。

それでは、みなさまも良い週末を。