Opera

年末は特別番組が目白押しです。

スカラ座公演が4日連続放送です。これは確保しないと。

http://www.nhk.or.jp/classic-blog/

12月25日 23時45分から 「シモン・ボッカネグラ」

バレンボイム、ドミンゴ、ハルテロスですね。

12月27日(26日深夜) 0時40分から 「ピーター・グライムス」

ティッツィアッティ、ホール

12月28日(27日深夜) 0時から 「カルメン」

ヨナス・カウフマン、バレンボイム

12月29日(28日深夜) 0時15分から 「ジークフリート」

これもバレンボイム。

 

っつうか、いつみられるかな? 年末年始?

Richard Strauss

もっとも家庭的でないと思われるが、じっくり聞くと実はえらく家庭的すぎて思わず恥ずかしくなるぐらいな、リヒャルト・シュトラウスの「家庭交響曲」。

今週末のらららクラシックで放送ですね!

http://www.nhk.or.jp/lalala/next.html

 

ゲストは広瀬大介さん。

私、フォローしてるんですが、いつも勉強になります。

どんなお話をされるんだろう。

 

家庭交響曲について、クラシック雑誌の紹介記事風に書いてみた記事はこちら。

https://museum.projectmnh.com/2012/03/05231721.php

 

プレヴィンがN響を振った家庭交響曲の模様はこちら。

https://museum.projectmnh.com/2009/10/21050407.php

※つうか、昔のブログ、字が多すぎだ。。

 

今週末はシュトラウスな天皇誕生日になりそうです。

Giacomo Puccini,Opera

プッチーニの最初のオペラ「妖精ヴィッリ」は、ソンツォーニョオペラ作曲コンテストに出品され、落選したものだった。

このコンクールは出版印刷会社経営するエドゥアルト・ソンツォーニョが企画したものだった。ソンツォーニョ社はもともと、文学作品の廉価版を出版したり、共和党の月刊誌にも関わっていた。

エドゥアルトはそれにも飽きたらず、音楽情報誌「イル・テアトロ・イルストラート」を作った。そこでオペラ作曲コンクールを催したのだった。

第一回目の優勝者は、ルイージ・ボレッリ「アンナとグァルベルト」、グリエルモ・セッリの「北の妖精」であった。プッチーニの妖精ヴィッリは落選したのだが、これには背景がありそうだ。というのは、プッチーニは遅筆で、締切間際に提出し、しかも乱筆であったから、というのだ。人間はまずは体裁から入るから、中身が良くても体裁が悪すぎては氷化されないと言うことになる。

ソンツォーニョ社はプッチーニを見いだすことが出来なかった。

だが、第二回目のコンクールにおいて、ソンツーニョ社は金の卵をてに入れたのだ。

マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」である。

これが「ヴェリズモオペラ」のブームのはじまりはここにあった。そして、そのブームがプッチーニに「トスカ」を作曲させる要因の一つになったのだ。

一方、落選した「妖精ヴィッリ」を目にとめたジュリオ・リコルディがプッチーニを見いだしたのだ。ソンツツォーニョ社はライヴァルのリコルディに塩を送ったことになる。

また、第一回目の入選者はどうなったのだろう。人生の哀楽をみる一つのエピソードがある。

次回へ

Photo

先日、10年ぶりに大阪に。日帰り出張でしたが。

富士山がえらく美しく感動しました。新幹線から何とか撮影。

山頂部は地吹雪ですね。

 

Symphony

写真はサントリーホール前。今年ももう終わりですか。

もう時の速さに驚くこともなくなりました。

ですが、四半世紀前のことがまざまざと思い出されるのには驚きました。

先日の日フィルの定期演奏会で聴いたチャイコフスキー交響曲第四番ですが、幼き頃よく聞いていたのですね。確かFMシンフォニーコンサートのエアチェック音源で、山本直純が解説していました。

山本直純は、「この曲は暗い。日本人は暗い曲が好き。だから日本人はこの曲が好きである」と述べておられたと思います。

で、この曲聞くうちに、あの頃の記憶がふつふつと。なんだか昔の自分と対話している気分になりました。

こういうのがいわゆるマドレーヌの挿話なんだろうなあ、と思います。

指揮はマイケル・フランシス。長躯を活かしたダイナミックな指揮は見事。緻密な統率力で日フィルサウンドもいつも以上に引き締まっていました。最終楽章の高速フレーズは圧巻でした。

 

今週末は仕事になりました。まあ、ひと気のないオフィスでの生産性は半端ないので、楽しみです。

すいません。ソンツォーニョの件は日曜日に書きます。

ではまた明日。

Giacomo Puccini,Opera

今日も郷土のために頑張りました。

トスカに関連して、周辺事情をいろいろと調査しています。

ソンツォーニョ社について調べています。19世紀のイタリアの出版社で、ソンツォーニョオペラコンテストを主催していました。プッチーニはここに「妖精」を出品しましたが、残念ながら落選します。そのあとが面白いのです。

今日は遅いので取り急ぎ。明日に続きます。

 

2012/2013シーズン,NNTT:新国立劇場,Opera

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先日の新国立劇場の「セビリアの理髪師」の演出。二回目なんですが、今回はいろいろ気づくところがたくさんありました。

そのうちのひとつ、面白かったところが序曲の部分です。

あそこでは、登場人物達が一人ずつ登場して、舞台の最前部でマネキンのように動きを止めます。最後にフィガロが登場するのですが、フィガロが合図するごとに、登場人物達は操り人形のように動き出し、また合図をすると動きを止めます。

なんだか、マネキンと言うよりフィギュアが登場したような感じでした。私はフィギュアは持ってませんのでよく分かりませんが、華やかな衣装を着けたキャストが人形のように立っているので、そう思えました。

フィガロがフィギュアのような登場人物達を操るのは、フィガロがこの物語の狂言回しだからでしょうか。にしては、劇中ではメタフィクション的な動きが見えませんでしたね。

一昨年の「コジ・ファン・トゥッテ」では、アルフォンソが狂言回しでしたので、途中で登場人物達の動きを止めてコントロールするシーンがありましたが、そうした動きはなかったと思います。席が前すぎて俯瞰できなかったのかも。。

何れにせよ、演出は本当に面白いです!