悲しみのマイケル・ブレッカー
Heads Up (2007/05/22)
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マイケル・ブレッカーの遺作となるアルバムPilgrimageを聴いたのですが、一回聴いただけで悲しみを覚えてしまいます。全盛期のマイケル・ブレッカーならこうじゃないはず、という気分になってしまうのです。体調が悪い中の録音だったと言うことだそうですが、やはり元気がないなあと思ってしまう。フレーズもあと一歩吹ききれていないような。別に批判をしているわけではありません。吹ききれていなかったとしても、アルバムとしては問題なく聴くことが出来ますし、フレージングのすばらしさは相変わらず。だからおすすめなのですが、往時のマイケル・ブレッカーを知っている者としては、寂しさを感じずには居られないのです。
僕は80年代後半から90年代前半のマイケル・ブレッカーが好きなのですが、そのころのイメージが強いのかもしれません。さすがにそのころと比べるとなにか足りないものを感じてしまいます。体調が悪いからかもしれません。あるいは、年齢がそうさせたのかもしれません。いずれにしても、それは悲しみ以外のなにをも喚起することはありません。死を目前にしていたマイケル・ブレッカーは何を思っていたのか……。聴けば聴くほど、あまりに悲しすぎるアルバムなのです。
パット・メセニーやハービー・ハンコックも参加。ハンコックのバッキングやコード感、ものすごいなあ、と思います。
実は、お恥ずかしながら、発売からもう大分立っているというのに、今日始めて聴きました。iPodに入れるのが遅くなってしまったと言うこともあるのですが、こういう感想を持つような気がして、あえて逃げていたのかもしれません。悲しすぎるなあ……。もっと歳をとってもバリバリと元気に吹いて欲しかったです。やはりマイケルも生き急いだ偉人と言うことなのでしょうか……。グスタフ・マーラーやジュゼッペ・シノポリのことを思い出してしまいます。
金曜日と今日の二日間、久々にプレゼンの機会がありました。同じグループに属している別ユニットのリーダーの方々に、うちのユニットのシステム改善案をお示しして、なんとかご協力を願うというもの。もっともプレゼンをしたのは、ウチのユニットのリーダーなので、僕は資料をつくって横から合いの手をいれたり、いささか感情的になった他ユニットのリーダーさんと対決したり、なだめたり、という役柄。久々で疲れるかな、と思いましたが、思ったより楽しめました。やはりたまには人を相手にしてお話ししたり、説得したりする機会がないとだめですね。PCを叩いているだけでは駄目だなあ、と。もっと人と話したりしないと行けないですね……、などと、すこし若者めいた感想を持った一日でした。
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