Hab mir’s gelobt, Ihn lieb yu haven in der richtigen Weis´. Dass ich selbst Sein Lieb´ yu einer andern noch lieb hab! Hab´ mir freilich nicht gedacht, dass es so bald mir aufgelegt sollt´ werden! Es sind die mehereren Dinge auf der Welt, so dass sie ein´s nicht glauben tät´, wenn man sie möcht´erzählen hör´n. Alleinig wer´s erlebt der glaubt daran und weiss nicht wie ß da steht der Bub´und da steh´ ich, und mit dem fremden Mädel dort wird er so glücklich sein, als wie halt Männer das Glücklichsein verstehen. In Gottes Namen.
私が誓ったことは、彼を正しい仕方で愛することでした。だから彼が他の人を愛しても、その彼をさえ愛そうと。でもそんなに早くそれが来ようとはもちろん思いませんでした。この世の中にはただ話を聞いているだけでは信じられないことがたくさんある。けれども実際にそれを体験した人は信ずることができるけれど、でもどうしてだかは分からない──
ここに「坊や」が立ち、ここに私が立っている。そしてあそこにはほかの娘が。あの人はあの娘と幸福になるでしょう。幸福と言うことをよく知っている男達と同じように。
Ich weiss noch was. Was weiss Sie noch, sag’ Sie mir’s, ma cousine. Quiquin. Weiss Sie den Namen auch? ──何をご存じですか、どうぞおっしゃってください、従妹さん ──カンカン ──その名前までご存じですか?
ばらの騎士第二幕より
Heut oder morgen opder den übernächten Tag. Hab’ ich nicht ein Gelübde tan, dass ich’s mit einem ganz gefassten herzen ertragen werd’ … Huet morgen oder den übernächsten Tag. 今日か、明日か、あさってか。私は前に言ったではないの? どの女にも一度は来ることです。私は知らなかったのだろうか? 私は誓ったのではなかったの? 強い覚悟を持ってこれを堪え忍ぶために。今日か明日か、それともあさってか
CDのライナーには1965年の録音となっていますが、The Archives of Herbert von Karajanさんのウェブでは1964年3月に録音された音源が記載されています。いずれにせよ1960年代半ばの録音ですから、もう40年も前の録音になるのですね。それほど昔であるにもかかわらず今でも輝きを失わないというのはすごいことだと思います。