最近iPodの音が大きく感じるようになりました。おかしいです。原因として考えられるのは、
- iPodのファームウェアアップデートが自動的に行われて、音量レベルが大きくなった?
- iTuneのアップデートで、音量レベルが大きくなった?
- iPodを落とした(!)拍子に、音量レベルが大きくなった?
- BOSEのノイズキャンセリングヘッドフォンが壊れて音量レベルが大きくなった?
- 僕の耳が良くなった?
と言ったところでしょうか。というわけで全く持って訳が分からないままです。
いずれの原因にせよ、いままで音量MAXで聴いていたちょうど良かったのに、今では音量MAXだと大きすぎるし、音漏れもしているみたいです。昨日いつものように音量MAXで機嫌良く「トリスタンとイゾルデ」を聴いていたら、隣に座ったおばさんに睨まれてしまいましたし。あわてて音量下げましたが。まあ、自分で音量を調整できる幅が拡がったようなので、勘違いだとしても良いことだな、とは思います。
それで、今日もクライバー師の「トリスタンとイゾルデ」を聴いておりますが、どうしても第一幕しか聴けないです。第一幕、好きなんですよね。特に媚薬を二人で飲んで覚醒する場面、月並みですが、涙なしには聴けないですね。二人で思いがけない結果に喜びとまどっているときに船が港に着いてしまう。クルヴェナールが喜びに溢れた歌を歌うのだが、イゾルデはとまどっている。なんということでしょうか。こういうことは実際にありますからね。ワーグナー自身も同じような状況にあったですし。
ワイドショー的に言えば不倫の愛であるわけですが、そういう卑近な雰囲気におとしめることが出来ないどうしようもない運命性にまで昇華されていることが普遍的に受容されている要因の一つなのでしょう。つまり、おそらくは「死」の導入ですね。愛と死なわけです。武者小路のようですが……。普遍的ですね。そしてこういう言い方が許されるとしたら、魅力的なテーマなのだと思います。
ちなみに、20年ぐらい前に武者小路実篤の「愛と死」を読んで、なんで愛する女に死なれた主人公が自殺しないのかなあ、と不思議に思た、という思い出があります。イゾルデはやはり死へ至りましたので、若い頃の僕にとってもぴったりと来る収束と言うことになるでしょう。今は少し歳を重ねましたので違う思いを持っていますが。
今日はいつものように6時半に起床。食事をして少し本を読んでから近所の眼科へ。7月14日に眼鏡の処方箋を作ってもらったのですが、できあがった眼鏡がバランスが悪くてかけられなかったので、改めて処方箋を作り直してもらいました。眼の見え方というのは、客観的にはかることができないですね、「あ、ちょっとぼやけました」、「ぶれて見えます」、「これだと度が強すぎて違和感を感じます」、「これは左右のバランスが悪くて、頭の左側が痛くなります」、などと、主観的、直感的な表現でしか結果を計ることができない。僕も大変でしたが、病院の方もやりにくそうでした。
今の眼鏡だと、左が1.5見えているのに対して右が0.8しか見えていなくて、バランスが悪いので直さなければならないと言うことは分っているということもありますし、バランスの悪さが、眼の疲労や肩の痛みの原因になるのはよく分っていますので、ここは何とかわがままを言ってなんとか良い形に調整して貰いました。ただ、眼科での見え方と実際に眼鏡が出来てからの見え方は変わってくることもありそうなので、今回の処方が上手くいくかどうか少しドキドキしています。
その後、いつもの言っているカフェにて仕事を開始。いつもは9時前にはカフェに行っているのですが、今日は11時過ぎにカフェに入りました。今日は暑いと言うこともあるのか、いつもよりお客さんが多いです。このカフェは、フランチャイズなどではなく、ご夫婦二人で切り盛りされているカフェですが、20席のお店であるにもかかわらずとてもお忙しそうなのです。
ドトールでこの規模なら、もっと簡単に回せるのでしょうけれど、このお店は、注文があってから初めて豆を挽いて一つずつドリップしているので手間がかかるのですね。さらに、供される珈琲の種類も多い。僕はあまり詳しくないのですが、いろいろな産地の珈琲を飲むことができるというわけで、ドトールのように単品だけ出しているのではないのです。だからその分商品管理にも気を遣っているだろうし、種類が多い分だけ注文の手間も半端ではない。それでも頑張って切り盛りされておられるのがよく分かりますので、毎週通ってしまうのですね。
休みの日でも午前中はお客さんも限られていますので、仕事がはかどることが多いです。ただ、お昼にかかるに連れて徐々にお客さんも増えてきますので、昼を回ったら遠慮して店を出ることにしています。朝からお昼まで珈琲一杯で占拠するのも悪いですからね。それで家で昼食をとって、たまに午睡をして、また本を読んで、みたいなパターンになることが多いですね。
明日も充実した一日でありますように。
読んでくださいましてありがとうございました。