Miscellaneous

Oyama

やっと週末になりました。今週は毎日暑くて少し消耗してしまった感があります。それから、この暑さと言うことで、お昼休みの森の散歩も出来ませんでした。そろそろ自然とふれあわなければならないと思います。ということで、またまた大山に登ろうと思っています。丁度良いことに、明日は小雨が降って気温が下がると言うではありませんか。これは神様が明日登山すべし、とおっしゃっているに違いないのです。山に登ればきっと気分も晴れて元気になって戻ってくることが出来るでしょう。というわけで、明日は4時には起きて始発で山へ向かいます。もちろん単独登山です。三度目の大山登山になりますので、改めて気を引き締めていきたいと思います。

Book

暑い日が続いております。
通勤電車は思ったよりも混んでおらず、ゆったりと会社に着きました。暑いですね。72年ぶりに日本の最高気温記録が塗り変わったといいますから、相当な暑さなのだと言うことですね。

物語イタリアの歴史―解体から統一まで (中公新書) 物語イタリアの歴史―解体から統一まで (中公新書)
藤沢 道郎 (1991/10)
中央公論社

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Italy

「物語 イタリアの歴史」を読んでいます。以下の10人のイタリア史の登場人物を中心にローマ帝国滅亡からイタリア統一までを物語風に取り上げています。もちろん、イタリア通史というわけではなく、10人の登場人物を通してイタリア史を見るわけですから、多少偏りがあったり、足りない部分もあるとは思うのですが、イタリア史の全体を把握するのには都合が良いと思います。

  1. 皇女ガラ・プラキディア
  2. 女伯マティルデ
  3. 聖者フランチェスコ
  4. 皇帝フェデリーコ
  5. 作家ボッカチオ
  6. 銀行家コジモ・デ・メディチ
  7. 彫刻家ミケランジェロ
  8. 国王ヴィットリオ・アメーデオ
  9. 司書カサノーヴァ
  10. 作曲家ヴェルディ

僕としては、塩野七生さんの「ルネサンスとは何であったのか?」で、ルネサンスの先駆者として取り上げられていた聖フランチェスコとフェデリーゴ(フリードリヒ二世)が登場人物であったと言うこともありましたので、ルネサンス前史としての15世紀までの歴史を把握できたのは良かったと思います。

一応、大学入試では世界史が一番得意だったのですが、大分頭からぬけていますし、高校の世界史ではやらなかった細かい話も当然たくさんありますから、また謙虚な気持で歴史の勉強をしないと行けないな、と思っているところです。

遅刻気味ですが、本日はこれまで。お読み頂きありがとうございました。

Classical

String Quartets String Quartets
Claude Debussy、 他 (1989/09/26)
Polygram Records

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暑い日には涼やかな曲を。ラヴェルの弦楽四重奏曲です。

第一楽章では、ピチカートが水滴のしたたる音に聞こえたり、アルペジオが水面に浮かぶ波紋に思えたりします。第二楽章のピチカートのフレーズも軽やかですね。涼やかな渓流の風情が浮かんできます。涼しいですね。第三楽章は静謐な感じ。風通しの良い畳敷きの和室で寝ころんでいる風情ですね。風鈴がなったりして、みたいな。第四楽章は困りました。少々激しいのですよ。まあ、これは夏の夕方に訪れる雷鳴と驟雨と捉えることにいたしましょう。そうすると、雨が乾いた地面に叩きつけるときの甘い匂いが感じられませんか?第二旋律はすこしおとなしめですので、雨と共に吹き込む湿ってはいるけれど涼しい風が吹いてくる感じ。ああ、いいですね、この曲は。本当に避暑曲。というわけで、暑い日にはお勧めです。

−−−
今日は身体が溶けるような暑さでしたが、所用にて虎ノ門に行きましたが、さすがにいつもと比べて人通りが少ない気も致します。世はお盆休みですが、それももう最終日とのことで、交通機関は大変な混雑のようです。反対に通勤電車はガラガラなのですが、また明日から混みあう気配が。しかし、まだ学生さん達の夏休みは続きますからね。8月一杯はなんとかゆっくり通勤できそうです。

暑いですので、早く寝て、早起きして本を読んだりした方が良さそうです。

今日も読んで頂きありがとうございました。

Book

わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡 (塩野七生ルネサンス著作集) わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡 (塩野七生ルネサンス著作集)
塩野 七生 (2001/10)
新潮社

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読み終わりました、「わが友マキアヴェッリ」。面白かったですね。

ロレンツォ・デ・メディチ以降トスカナ大公国成立までのフィレンツェの歴史と、それを取り巻くイタリア史、さらにはルネサンス中期の行方がよく分る本でした。塩野さんの冷静な筆致に唸りました。マキアヴェッリの書簡などにも全て目を通していらっしゃるようで、マキアヴェッリの人となりがよくわかります。天才ではありますが、俗物的なところもある二面的な人物といったところでしょうか。本当によく仕事のできる、良い意味での「官僚」でいらしたのだな、と思いました。それでいて文才もあるから、「君主論」や「政略論」も物にして、なおかつ戯曲も書いていると来れば本当にマルチな才能ですね。

今、辻邦生師の「春の戴冠」も並行して読んでいますが、「わが友マキアヴェッリ」は「春の戴冠」以降のフィレンツェを書いていると言っても差し支えないと思います。少し重なっているところもあるのですが、「マキアヴェッリ」の焦点は、マキアヴェッリが国際政治の舞台で活躍するロレンツォ・デ・メディチ以降のフィレンツェに焦点が合っていますから。

「わが友マキアヴェッリ」に描かれているのは、イタリアへの勢力拡大を目指すフランスのヴァロワ家と神聖ローマ帝国ないしはスペインのハプスブルグ家の両家が激突するイタリア戦争の舞台裏といってもいいでしょう。本を読んであらためてウィキペディアのイタリア戦争の項目を読むと興味深いです。あるいは、イタリア戦争について先に押さえておいてから読むともっと楽しめると思います。

というわけで、いったん読了しました。次に読む予定の本もやはりイタリア史関連です。

Miscellaneous

また日記になってしまいました。

今日も暑い一日でした。今日はミーティングのない一日でしたので自分のペースで仕事が出来ましたし、いろいろ勉強にもなりました。お客さんと当方の認識違いで間違ったシステムを構築しようとしていたのを発見して事故を未然に防ぐことも出来ましたし、なかなか有意義な一日でした。

ただ、暑いので、お昼休みのウォーキングは縮小版で。いつもなら30分弱歩くのですが、10分ほど林の中を歩いておしまい。林の中は日なたに比べて相当涼しいのですが、それでも暑くてたまりませんね。まあお昼休みにでもならないとお日様の光を浴びませんので、暑くてもなるべく外に出ようと心がけています。

それから、帰り道に図書館によって、貸出期限が過ぎてしまった本を返却。図書館までは途中下車して10分ほど歩くのですが、なるべく早足で歩いて体脂肪を燃やすべく頑張りました。

そんな感じの一日。明日も暑そうですが、頑張ります。

Gustav Mahler

マーラー:交響曲第6番イ短調《悲劇的》アバド、ルツェルン祝祭管弦楽団 マーラー:交響曲第6番イ短調《悲劇的》アバド、ルツェルン祝祭管弦楽団
アバド(クラウディオ)、 他 (2007/07/25)
ジェネオン エンタテインメント

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昨日の成果(あるいは意欲の結果)のひとつが、このアバドがルツェルン祝祭管弦楽団を2006年8月に振ったマーラー交響曲第6番のライブ映像のDVD。

この数ヶ月マーラーを聴き直しているのですが、その中でも昔と比べて僕の中で格段に重さを増しているのがこの6番なのです。そういうわけで、ブーレーズ盤やアバド盤を聴いているわけです。それで、タワーレコードでこの曲のDVDが流れているのを見て、即大人買いしました(これもか、という感じですが……)。

まだ全曲を見たわけではありませんが、第一楽章を聴いた印象。冒頭の気合いの入り方、特にコントラバスのパルスがすごいなあ、と。そしてアルマのテーマのところ、綺麗ですね、カンタービレっていうのはこういうことを言うのでしょうか。ヴァイオリンの音量、あるいはボウイングとでも言うのでしょうか、歌わせ方がとても巧い。

それから映像で見ると、アバドさんの指揮棒の振り方って、こんなに大きかったかなあ、と思いました。

ルツェルン祝祭管弦楽団はマーラーユーゲントオーケストラが母体で、そこにベルリンフィルの主席級の方々などが加わっているらしい。「復活」をやったときには、エマニュエル・パユもいたのですが、今回はいない。でも、ビオラのヴォルフラム・クリスト氏も参加されていますし、クラリネットのザビーネ・マイヤーさんもいらっしゃる(マイヤーさんはベルリンフィルではないですが)。ベルリンフィルに造詣の深い方ならもっと指摘できるに違いないだろうけれど、そこまで顔と名前が一致していないのでご勘弁下さい。とはいえ現代のスーパーオケであることには変わりないのですが。

そうそう、有名なハンマーを叩くシーンを観ましたよ。すごく大きな金槌で板を叩いている。6番はCDでしかきいたことがなかったので、びっくりしました。

それから、驚いたことに、今までのCDでは二番目に演奏されたスケルツォが三番目に持ってこられている。確か、マーラー自身も第二楽章と第三楽章の位置を入れ替えたりしているので、そのあたりを勘案してアバドさんも入れ替えていると思いますが、こちらもちょっとびっくり。


今日は7時過ぎに起床して、9時前にはいつものカフェに到着。PCの充電が不十分でしたが、なんとか12時までは仕事をすることができました。帰宅してからは急な来客があるということで、少々部屋の片づけなどを。お客様が帰られたのが16時頃。空は文字通り雲一つなく、空気も澄んでいる感じでした。

近くの見晴らしの良い場所から都心方面を眺めたりしていたのですが今まで気づかなかったのが不思議なくらいよく見える。オペラシティとか都庁が地平線(?)から頭を出しているのが見えてちょっとした感動。ここから見えるなんて本当に知らなかったですから。新鮮な気分でした。

それから少々午睡。食事をとって明日の準備などをしているともうこんな時間になってしまったという感じ。今日は午前中は良かったですが、午後以降は少々エンジンの出力が落ちた感じ。今週も暑そうですがガンバリます。

Jazz

Some Skunk Funk Some Skunk Funk
Randy Brecker、Michael Brecker 他 (2007/04/24)

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サム・スカンク・ファンク サム・スカンク・ファンク
ランディ・ブレッカー・ウィズ・マイケル・ブレッカー (2007/06/13)
ビクターエンタテインメント

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いやあ、今日タワーレコードに行ったら、マイケル・ブレッカーのDVDが発売されているのを知って感涙。即大人買いですよ、これは。

グラミーをとったドイツのビックバンドとのブレッカー兄弟のライブ映像ですからね。5月に発売されていたらしいのですが、CD屋になるべく近づかないようにしていたので気づかなかったというわけです。

早速帰宅してDVDを見てみる。最初の何曲かはマイケルが登場していないので、とばしてマイケルが登場するStrap – Hangin’から聴いてみる。マイケルの姿をみて鳥肌が立ちましたよ、マジで。最後のアルバムPirgrimageよりも元気が良いし体調も良さそう。そして、マイケルのフレージングがとても良い。相変わらず歌いあげているなあ、健在だなあ、と。この歳でこのフレージングかあ、若いよなあ、と。もう亡くなってしまったなんて信じられないです。

映像見て改めて思ったんですが、ウィル・リーとか、ジム・ベアード(ライナー表記はビアードになっているけれど)、アースキンもみんな歳とっていますね。ランディも髭が真っ白だし少し太り気味。でも、ウィル・リーは歳取っても本当にかっこいいなあー。ああいう風に歳をとれたら良いんですが。ジム・ベアードのソロもいいですねー。彼、足下にかなりチャンネル数のあるミキサー置いている。すごいなあ、プロは……。

もちろん、音源としてはCDで既に発売されていましたので、聴いていたのですが、やっぱり映像付きは良いです。

でも、このマイケル・ブレッカーのソロ聴いたら、もう僕自身もうサックス吹けないですよ。吹けっこないですもん、こんなの。聴く方に徹しますです、と言う感じに追い込まれてしまいますね。

やはり、ビックバンドとやっていますので、6人編成のブレッカー・ブラザーズバンドよりも数段ダイナミズムが上がっている。アレンジもいいです。

それで、このビッグバンドなんですが、WDR Big Band Kölnと書いてある。それで、WDRって、昔、West Deutschland Rundfunkの略称かな、ということで「西ドイツ放送協会」みたいな紹介をブログでしてしまった記憶がある。でも、ロゴの右上には、ARDのマークが入っている。あ、WDRって、ARDのことなんだっけ、と一瞬青くなる。たしかに、去年ドレスデンに行ったとき、ARDのテレビでしきりにWDRっていうロゴが出ていたから、もしかして、ARDってWDRに発展的解消したんじゃないか、とおもっていたのです。

でも、Wikipediaによれば、WDRは「西ドイツ放送協会」でいいみたい。よかったですよ。

それで、ARDの略称は、"Arbeitsgemeinschaft der öffentlich-rechtlichen Rundfunkanstalten der Bundesrepublik Deutschland"というらしく、日本語で言うと、ドイツ公共放送連盟というらしい。ARDの配下に、WDR(西ドイツ放送協会)とかBR(バイエルン放送協会)とかSWR(南西ドイツ放送協会)っていうのがあるかんじ。ARD本体は1チャンネルでDas Ersteというチャンネルを持っているけれど、配下の地方公共放送曲も独自のチャンネルを持っているらしい。NHKが1チャンネルなんだが、NHKの各地の放送局も独自にチャンネルを持っているというイメージでしょうか。そういうARDとWDRの関係を知らなかったんですね。不勉強でした。


今日は9時には都心について所用をすませて、すぐにスタバでちょっとした仕事。それから、新宿に出てタワーレコードに行ってみる。あれれ、こんなの出てたんだ、買わなきゃ、の連続でした。大人買いですね。少々反省。それで、アバドさんがルツェルン祝祭管弦楽団を振っているマーラーの6番のDVDも買ってしまった。映像が流れていたんですが、それ見ただけで買おうってかんじ。アバドさんも相当老け込んでしまいましたが、凄い演奏の予感。このDVDのことは明日以降に書こうと思っています。

家に帰り着いたのは5時半頃でしょうか。それからまた仕事をして食事それで、ブログの更新。なかなか充実した土曜日でした。明日も充実の予感。暑そうですけれど。あさからまたいつものカフェに行く予定です。

今日も読んで頂いてありがとうございました。

Miscellaneous

今日も相も変わらず「トリスタンとイゾルデ」を聴いています。第二幕ばかり聴いている気がします。聞き所満載なのでまだまだ飽きないのです。でもそろそろ別の曲について書かないとこのブログに飽きてくるところだと思いますので、ちょっと考えないと行けませんね。

明日は仕事は休みですので、都内に出て用事を二つ三つ済ませる予定です。まあ、用事のなかに家でやる仕事というのも入っていますが、そちらはスターバックスにノートPCを持ちこんで進捗させる予定。それも午前中に一気に片づけたいというのが目標です。頑張ります。

それで、明日はタワーレコードに寄るかもしれません。ここのところCDをほとんど買っていませんね。5月以来買っていないと思います。もう三ヶ月ですね。よく我慢していると我ながら感心しますが、もう限界です。ベームの「トリスタンとイゾルデ」とか、レヴァインのマーラー全集とか、喉から手が出るほど欲しいCDがありますね。最近では大人買いをすると自己嫌悪に陥るので自粛してはいるのですが、やはり理性を突き動かす衝動に苛まれそうな予感。

仕事の方ですが、まあ、忙しいんでしょうけれど、こういうときこそ笑顔を忘れてはならないのだそうです、と、ある有名な料理人の方がおっしゃっていました。

今日も短めですが、ここまでです。また明日書きたいと思います。今日も読んでくださいましてありがとうございました。

Miscellaneous

こんばんは。
今日は食事をしていたら遅くなってしまいましたので短めです。
相変わらず「トリスタンとイゾルデ」を繰り返し聞いています。特に第二幕。トリスタンの登場のシーン、二重唱の部分、マルケ王の独白の部分、本当に印象深い曲の連続でまだ聞き飽きません。どうして今まで気づかなかったんだろう、という感じ。昔、聴いたときはこんなにも印象深かったとは思わなかったのですが……。特にマルケ王の独白。いいですねー。クルト・モルさんのCDを集めたいなあ、と思うぐらい。というか買ってしまいそう……。


夜は予定通り友人達と夕食を。また昔話に花が咲きました。友人Aは、もう20年近く前のことだというのに、鮮やかにその当時の出来事を当意即妙に披露してくれるのには毎度毎度驚かされます。そして同じエピソードだというのに毎回可笑しくて可笑しくてたまらないのが不思議ですね。これが歳をとると言うことなのでしょうか。

というわけで、少々遅めの更新でした。明日に向けてがんばります。読んでくださいましてありがとうございました。

Tsuji Kunio

春の戴冠 春の戴冠
辻 邦生 (1996/02)
新潮社

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辻邦生師の「春の戴冠」も読んでいます。パッツィ家の叛乱が一段落するのですが、教皇からの圧力は厳しく、とうとうナポリ王フェルディナントによって戦争が引き起こされ、王子アルフォンソの軍がフィレンツェ軍と戦闘状態に入ります。間の悪いことにフィレンツェでは疫病が蔓延。ロレンツォ・デ・メディチは教皇に破門され、フィレンツェも聖務禁止になってしまいました。この状況を打破すべく、ロレンツォ・デ・メディチはわずかな供回りと共にナポリ王国へと交渉に出向くことになるのです。

サンドロはといえば、「物から眼をそらすな」という言葉に則って、デッサンを続け、パッツィ家の叛乱の首謀者達が首をくくられている場面を描いた絵を完成させます。サンドロは「神的なもの」、つまりプラトン哲学風に言えば「イデア」なのですが、それを物一つ一つに沈潜していくことによって獲得しようとしています。それとは反対に物を何でも知ろう見よう聞こうとする人物としてルネサンスの巨人レオナルド・ダ・ヴィンチが登場するのです。このあたりは、「嵯峨野明月記」や「小説への序章」の議論を思い出します。

それにしてもパッツィ家の叛乱で描かれるフィレンツェ市民の騒擾の描き方は本当にすごかったですね。この理性を失った感情的で、ある意味「動物的」なフィレンツェ市民の行動は、後に訪れることになるサヴォナローラ騒動への伏線となっているわけですね。人間とは本当に難しいものです

「小説への序章」では、ディケンズ論が展開されていて、ディケンズの文章表現についての考察が述べられているのですが、こちらは間違いなく「春の戴冠」において実際に生かされていますね。このあたりも今度書いてみれたらいいな、と思います。

ああ、「窖」についてはかけていませんね。フィチーノがプラトン・アカデミーで行った饗宴で、窖について述べているのですが、そのあたりをまとめられればいいと持っているのですが、これは本当に気合いを入れてかからなければならなそう。すこし時間を下さい。


暑いですね、本当に。昼休みのウォーキングも自粛中です。これだけ暑いと、ちょっと歩く気になりません。会社帰りにちょっと回り道をして帰ってみたり、といったところで歩数を稼ごうとしています。しかし、電車は空いていますね。来週はほとんどガラガラなのだと思います。学生さんもいらっしゃらないですし、お盆休みということもあって休みの会社が多いでしょうし。しかし僕の会社は休みにはならないのです。かわりに10月頃休もうかと思っていますが。

明日は、友人が上京すると言うことなので、一緒に食事をすることになりました。一緒に富士山に登ろうとしていたあの二人です。富士山の話を聞いたり、彼らの山の話などを聞けるかな、と思って楽しみにしています。