午前中はしとしとと雨が降る連休後半の初日としては少し残念な天気。それでもいつものカフェに行ってきました。さすがにこの天気ではお客さんもまばら。ですが、お昼に近づくにつれて徐々に客足が戻ってきました。邪魔をしないように早めに帰宅してきました。
無性にバッハが聴きたくなることがあって、今日もそんな日のようです。クイケン三兄弟とレオンハルト氏による「音楽の捧げ物」です。音楽の捧げ物は、ミュンヒンガー盤、ゲーベル盤を聴いていますが、この盤は実に躍動的な演奏です。音の粒状感というか実体感がよく出ている演奏だと思います。
「音楽の捧げ物」は、プロイセンの啓蒙専制君主であるフリードリヒ大王が大バッハに下賜した「王の主題」を縦横無尽に展開させていくわけです。フリードリヒ大王は周知の通りフルートのハイ・アマチュアだったと言うことで、大王自身がフルートを吹いている絵も有名ですよね。
大バッハの息子のC・P・Eバッハがポツダム在住でフリードリヒ大王に仕えていたと言うこともあって、大王と大バッハの対面がなったようです。大バッハはC・P・Eの息子=大バッハの孫に会いたかったようですが。古今東西、孫はかわいいもののようですね。そんなポツダムシュタットに若い頃行ったことがありますが、見事な宮殿が今も残っていて大変感動したのを覚えております。またドイツに行きたいなあ。というか、行けるように頑張りましょう。
ちなみに、僕は、トリオ・ソナタの第二番「アレグロ」が大好きでで、この曲を聴いているだけでなんだかワクワクしてきます。王の主題のコード進行によく嵌ったインプロバイズに聞こえてしまいます。王の主題でジャズコンボなんてやってみると面白いかも。なんて。
- 作曲==ヨハン・セバスティアン・バッハ
- フルート・トラヴェルソ==バルトルド・クイケン
- バロック・ヴァイオリン==シギスヴァルト・クイケン
- バロック・ヴァイオリン==マリー・レオンハルト
- ハープシコード==ロベール・コーネン
- ハープシコード==グスタフ・レオンハルト
- バス・ヴィオール==ヴィーラント・クイケン