メシアンのボックスをiTuneで買いました
iTuneストアで、メシアン生誕100年のアニヴァーサリーボックスが1500円で売っていました。全部で168曲入っているのに1500円です。衝動的に購入。しかし買ってよかったです。CDだとHMVで7947円です。Ituneだと解説書のたぐいはありませんが、それにしても安いですね。ITUNEをお持ちの方は以下のリンクをクリックすると試聴できます(私が試したときはできなかったけれど、あと数時間でできるようになるそうです)。
以前、iTuneストアで1500円のボックスCDが大量放出されたことがあったのですが、そのときは祭りに乗り遅れてしまい購入できませんでした。今回は何とか間に合ってよかったです。もし購入されるのならお早めに購入された方がよいかもしれません。いつ消えるかわかりませんので。
さて、最初のメシアン体験は中学生の頃で、トゥランガリラ交響曲をNHK-FMでエアチェックしたのが始まりでした。オンドマルトノの音にぶったまげて、なおかつ曲名がサンスクリット語なのだという説明にもぶったまげました。当時関西に住んでいて、休みの日に京都の三十三間堂にいったのですが、そこで仏像の説明にサンスクリット語が書かれていて、ああ、これってメシアンだ、みたいな妙な感動をしたのを覚えています。当時のカセットテープはいずこかへ消え去りましたので、それ以来トゥランガリラ交響曲はお預けでした。ですので、もう20年ぶりぐらいに聴く感じです。プレヴィンがロンドン交響楽団を振っているのですが、きらびやかに安定していて、全く違和感なく入っていくことができます。トゥランガリラというのはサンスクリット語で愛の歌という意味なのだそうですが、派手なヒンズー教の宗教画が舞い散っている感じで、迫力があります。いいですねー、メシアン。
楽章名を書いておきます。
- 導入部
- 愛の歌第1
- トゥランガリラ第1
- 愛の歌第2
- 星たちの喜び
- 愛の眠りの園
- トゥランガリラ第2
- 愛の展開
- トゥランガリラ第3
- 終曲
メシアンの曲でもう一つ思い出深いのが「主の降誕La nativite du Seigneur」というオルガン曲集で、これも中学生の頃狂ったように聴いていました。もちろんこの曲もこのボックスに所収されているのですが、戦前モノラル録音の古いもの。ですが、これはどうやらメシアン自身の演奏のようです。メシアンのオルガンの演奏は派手さはないですが(録音のせいかもしれません)、緻密に律儀に演奏しています(あやうく「高い精神性」みたいなことを書きそうになりましたが、私は実際にはそこまで見破れません)。
しばらくはこのメシアンボックスで楽しめそうです。
ディスカッション
よんちゃんさん、コメント有り難うございます。実はよんちゃんさんのブログ記事を拝読して見つけたのです。この場を借りてお礼を申し上げます。本来ならコメントでお礼したかったのですが、過去記事になっていたのでしそびれていました。メシアンは私も課題にしているのですが、なかなか取りかかれずにいました。久々にトゥランガリラを聴いてなんだかうれしい気分です。オルガン曲も良いですよ。是非お聞きになってみてください。
こんにちは。
僕もituneでメシアンのBoxセットを買いました。
ぼちぼちCD-Rにやいて聞いています。フランス語のタイトルと日本語タイトルで一致しないものが数曲あり、頭を悩ませていますが・・・
メシアンは全く未知な作曲家でしたが、少しずつ聞いていくと結構いいなと思い始めています。オルガン曲はまだ聞いていないので、これからが楽しみです。