リヨン国立歌劇場/ヨハン・シュトラウス二世 喜歌劇「こうもり」
ウェブラジオにて、エマニュエル・クリヴィヌ指揮のリヨン歌劇場公演、ヨハン・シュトラウス二世の喜歌劇「こうもり」を聴きました。
クリヴィヌ氏は、1947年グルノープル生まれ。ご両親はロシア人とポーランド人とのこと。おかかさんのブログで取り上げておられたのもあって、聴くことにした次第。いつも大変感謝しています。
ちなみに、2月には新国立劇場で「こうもり」をみる予定で、予習用にクライバー盤を聴いていましたが、こちらも予習用にもってこいです。
序曲からテンポも音量もかなり動かすアグレッシブな指揮で、聴いていてとても楽しい。つまりある種の驚愕を得られる興味深さです。ウィーン的グルーヴ感がよく出た演奏だと思います。たまにオケが追随できないこともありますが、それは愛嬌でしょう。クライバー盤ではカウンタ・テナーが歌っているオルロフスキー役ですが、この音源では女性が歌っておられます。こっちの方がしっくりくるなあ、という感じです。
オペレッタの楽しい雰囲気は伝わってきて、途中ではアルフレード(と思われる)が、バーンスタインの「トゥナイト」を歌って会場が沸く場面もあって楽しいです。ボエーム、椿姫のアリアやら「オ・ソレ・ミオ」を引用してみたりしておもしろいです。そのほかでも会場が沸いているのですが。フランス語だったりしてわからない。ああ、語学をがんばらねば。 しかし「こうもり」は実際に見に行った方が良いパフォーマンスだと思います。これからDVDを見ようかな。
ちなみに音源は2008年12月19日に録音されたものですが、Operabaseによると、同じキャストで大晦日、元旦にも公演があった模様。ヨーロッパの年末年始は「こうもり」ですね。
- 指揮者==エマニュエル・クリヴィヌ
- 管弦楽==リヨン(国立)歌劇場管弦楽団
- アイゼンシュタイン==テノール==ディートリヒ・ヘンシェル
- ロザリンデ==ソプラノ==ニコラ・ベラー=カルボーネ
- アデーレ==ソプラノ==オルガ・ペレチャツコ
- オルロフスキー公爵==メゾ・ソプラノ==ステファニー・ハウツィール
- アルフレード==テノール==ベルンハルト・ベルクトルト
登場人物が複雑なので、相関図を作ってみました。ちょっとネタバレもあるかも……。あらすじはウィキペディアを参考にしました。登場人物が多いので、実演に接するか、対訳を見ないときちんと聞けない感覚。がんばりましょう。
ディスカッション
おりくるさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。おお、ウィナーワルツやるですか。ノリをどこまで再現するかで難しそうですね。クライバーのニューイヤーコンサートなんかを見ると、すさまじいぎりぎりの世界でノリを出しているのがわかります。
こちらこそ今年もよろしくお願いします。いろいろ教えてください。
あけましておめでとうございます(遅い…)。
来月こうもり序曲やりますよ。
その他シュトラウス特集。
1ヶ月遅れのニューイヤーコンサート(らしきもの)です。
ウィンナワルツって今までで一番難しいかもです。
それでは今年も色々参考にさせてもらいます。