昨日の公演ですごいハプニングを目撃しました。冷や汗。。
ケルビーノがバルコニーから庭に飛び降りて逃げるシーン。
ケルビーノのポケットには、軍隊の辞令が入っていて、飛び降りた先の庭で落としてしまい、庭師に拾われてしまうという設定なのですが、なんと、飛び降りる直前に、舞台に辞令と思われる冊子を落としてしまったのです!
あっ、と思っていたら、スザンナを歌ったエレナ・ゴルシュノヴァがさっと拾って、そのままタンスの中に隠れたんですね。
ところが、あとではしごを伝って登ってくる庭師は、ケルビーノの辞令をなぜかちゃんと持っていて、伯爵に差し出していました。あれは予備ですね。
3月の「神々の黄昏」でも、指環がなくなってしまうハプニングがあったそうですが、あのときも舞台裏では大騒ぎで、なんとか予備の指環で凌いだのだそうです。
今回も、舞台の方は肝を冷やしたと思います。でも、これぞ生の舞台のよさなのでしょう。
あすは、指揮について。あえて時間をおいてます。
ハプニング!──新国立劇場「フィガロの結婚」その2