新国立劇場 オペラトーク「ルサルカ」その2
Ustream
一昨日のオペラトークの模様、USTREAMで見られますね。
“http://www.ustream.tv/channel/rusalka":http://www.ustream.tv/channel/rusalka
記憶がよみがえりました。
調性のこと。
ルサルカ自体のことではないですが、池辺さんが興に乗って、楽理的なことをピアノを弾きながら説明していたのが、すごく面白かったです。
同じメロディを移調して聴かせてくれて、それぞれの違いを説明してくれました。ルサルカの調性がなぜ変ト長調なのか、を音で説明してくれたというわけです。池辺さんの説明があったからそう聞こえただけかもしれませんが、調性ごとに意味合いや印象があるというのが実感できた感じです。
私がジャズサークルにいた頃はこういう議論はあまり聞かなかった気がします。絶対音感を持っていないので、音程差のみに重きを置いていた節があります。ジャズのシステムがそう言うものということもありますが。
弦楽器奏者はフラットを苦手とする。
それから、弦楽器奏者にとってのフラットの意味合いも興味深かったです。
弦楽器奏者はフラットが多くなるほど辛いらしいです。シャープの方が演奏しやすいらしいのです。がゆえに、フラット系の調性だと、緊張感がでてくるのだとか。
これ、昔、マイケル・ブレッカーがインタビューで言っていたことと重なりました。マイケルは、ギタリストはシャープ系を好むが、管楽器奏者はフラット系を好む、と言っていました。メセニーとアルバムを作っていた頃の発言だったと記憶しています。
昨日会ったギタリストにも聴いてみたのですが、やはりそう言うものらしいです。彼はうまく言葉に出来ないようでしたが、どうも「下がる」というところに抵抗があるらしいです。フレットが有限だから?とも思われます。
池辺晋一郎氏名言集
その1
(ベト3を弾き終わってから)
池辺氏:この曲、ヒデオ(英雄)って言うんですけど。。
新井氏:違います(ピシャリ)
その2
この曲は変ト長調でフラット5つなんです。これ、ふらっとこういう風に書いたわけじゃなくて……
その3
チェコにはちぇこっといったことがあるんですが
そのxx
つづく。。。。
おわりに
本公演が楽しみです。いま、せっせと予習中です。とりあえず、ルネ・フレミングがバスティーユで歌っているDVDを入手し、チェコ人のヴァーツラフ・ノイマンが振ったスプラフォンの音源も入手しました。
二週間後が楽しみです。
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