この一ヶ月、バークレー出身のギタリストとの対話はありませんでした。というのも、私が仕事を休めなかったからです。
ですが、明日のお昼、話をする機会ができました。楽しみですが、どんな会話になるのか。。
前回の対話において、私は彼に詰められたのです。曰く、「サックス奏者なのにJerry Bergonziを知らないなんて!」
マイケル・ブレッカー・バカな私にとっては、サックス奏者はマイケルただ一人(大げさ)。マイケルの参加アルバムは100枚ぐらい持っていますが、その他のサックス奏者のアルバムは、サンボーンとか、ボブ・バーグとかそういう方に限られています。ジャズ好きの方から言わせれば、勉強不足なんじゃね、ということになります。
で、ですね。先日から聞いているのです。ジェリー・ベルゴンズィをJerry Bergonziを。
(Bergonziというえば、私にとってはテナー歌手だったのです。カルロ・ベルゴンツィ。)
聞いているのは、ハル・ギャルパーのアルバム「Rebop」。
あれ、ベルゴンズィって、ブレッカーにそっくりじゃないですか。。
マウスピースはラバーだし、マイケル・ブレッカーよりもフレージングが持たれ気味で、崩した感じなんですが、フレージングのセンスはすごく似ています。マイケルよりずっとストレート・アヘッドですが、臭みがなく、スマートです。いわゆるフュージョン奏者がやるストレート・アヘッドなハード・バップ、って感じです。私の好み。まさに。
ベルゴンズィのアルバムをみてみると、(当然なんですが)、マイケル・ブレッカー人脈とかぶっています。ピアノのジェイ・カルデラッツァとか、ドラムのアダム・ナッシュバウムとか。両名とも90年近辺でマイケル・ブレッカーのソロ・アルバムに参加していた方です。
そして、ハル・ギャルパーも、マイケル人脈の一人です。70年台に、マイケルとランディのブレッカー兄弟はハル・ギャルパーのアルバムに参加しているんですよ。こちらです。
このアルバムは、学生時代に聴きまくりましたので、思い出深いですよ。
ほんと、まだまだ愉しみがたくさんあるんだなあ、とおもいます。またサックス吹きたくなりました。仕事を引退してからかもしれないけれど。