《パルジファル》つれづれ

今年は夏が短かった気がします。暑いのは8月だけだつたような。9月になると、こんなに涼しいです。喉元過ぎれば熱さ忘れる、ですかね。おかげで東電料金も今月は少なくなる見込み。

パルジファル集中的に聴いてます。この曲、私の中では解釈難解さ最高峰。

ワーグナーは、キリスト教を利用して自らの思想を具現化したとも言われます。確かイエスという言葉は歌詞には登場しません。共に苦しむと言う思想は、仏教的ともされます。

楽曲的にも、それまでと一線を画しています。私には、ワーグナーでマーラーが聞こえるのは《パルジファル》ぐらいに思えるのです。

性的モチーフも聖的モチーフの混合は、あまりに複雑で、ときほぐのにめまいがしそう。人間の本質はこういうものなんだろうと思います。

今日はティーレマン盤。やはりアンフォルタスの独白が好きな場面です。最も人間が人間らしいから。そして、そこに共感するパルジファルの絶叫も。

今日はこれでグーテナハト。

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Posted by Shushi