妄想のオーボエ その5 本日の認識状況

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今日聞いたのもバルトークばかりで、その記事の下にすこしだけオーボエの話を書こうと思いましたが、思った以上に長くなったので独立させます。ほんとすいません。このあと、バルトークについて書きます。日付は変えるかもしれないですけど。

今日の楽器練習

近所のカラオケボックスで45分ほど、少し怪しいAll the things you areをさらうのだけれど、ますますわからなくなった気が。転調におけるキー変更は思い出しましたけれど。もう少しコードを考えないと。昔はなんとなく出来てたのですが。ただ、昔よりキーが変わっても指が回っている気はします。転調してもラクな感じ。それぐらいが収穫です。リードはヘタってだめになりました。

オーボエリード練習状況

その後オーボエリード練習を。昨日の今日なので、よく分からなかったんですが、どうやらピッチの取り方を理解した気がします。シングルリードの常識が全く通じません。先生が言っていた、「息が漏れても音は出るのである!」という境地がやっと理解出来ました。

息を吐く

そして、サックス時代には全く理解できなかった事態に直面しました。なんと、息を吐くのが大変なのです。サックスは息はどんどん出ますので、「息を吐く」という工程はあまり意識しなくても何とかなりましたが、オーボエは息を吐き切ることができません。従って、息継ぎにおいて息を吐くという工程が、息を吸うという工程に加わってきます。やっと先生が「まずは息を吐いて!」という、私には全く予想しなかった指示が分かった次第。息を吐かないと二酸化炭素中毒になります。これを意識しなければならないのは全く想定してませんでした。

ピッチ・コントロールの方法論

あとは、シングルリードだと、ピッチはアンブシェアの圧力と口や喉を広げることでコントロールしていたんですが、ダブルリードは(これ、まだ正しいのかどうか確認してませんが)、唇との圧力もピッチ・コントロールの重要な様相であるということがわかりました。リードを唇に押し付ける圧力が重要ということ。アンブシェアだけでコントロールするわけではないようです。これは私にしてみれば驚天動地です。コペルニクス的転回かも。繰り返しですが、この理解が正しいかどうかはわかりません。本にもあまり書いていないので。逆に言うと当たり前すぎるから書いていないのではないか、とも思っています。

これからは毎日腹筋だ!

あとは腹筋の使い方もサックスに比べるとずいぶんシビアです。サックスだと無意識に出来ていたのかもしれませんが、オーボエは油断もすきもありません。それから、ビブラート。サックスは顎を動かしてアンブシェアを微妙に動かしビブラートを作ることが許されていました。が、オーボエはダメらしいので、腹筋やら気管全体を使ってビブラートをかけます。これがなかなかなれないもんで、腹筋が痙攣するかと思いました。

タンギング

タンギングのコツもわかってきたかも。茂木大輔さんの本を読んで、舌の裏でリードをコントロールするということがわかりました。これは(私の場合)サックスのフラジオ音域でのタンギングのやり方と少し似ています。これできないと、音の入りが汚くなるので、練習しないと、というところです。

おわりに

おかげで、今日はなんとかB音のピッチをとるコツはわかってきました。今日一日で(正しいかどうかはわかりませんが)ずいぶん理解が進みました。楽器なくてもリードだけでずいぶんと楽しい一日でした。
明日は昼休みに近くの運河に言ってピーピーやろうと思います。挙動不審者として捕まらないように気をつけます。はい。
今日は、6時に起きました。休日で6時おきは久々かもしれません。昨日図書館で借りたベームの《フィガロの結婚》を聴いて、フィッシャー=ディースカウのアルマヴィーヴァ伯爵が素晴らしすぎるのに簡単したり、バルトークに涙したり。午後は、スタバで本職に邁進しまいた。2時間ほどでしたが、ずいぶん形ができてきたかも。スピード感が必要なのですが。今週から週末にかけてが勝負。
それではみなさま、グーテナハト。

Oboe

Posted by Shushi