花と、面白きと、珍しきと、これ三つは、同じ心なり。

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土曜日の朝に、近所の桜並木に言ってみました。まだほとんど咲いていません。7時を回った頃なので人影もまばら。花の盛りの予感に満ちてはいますが、まだ静けさが漂っています。美しさの爆発的な力が薄黒い木々の中に破裂せんばかりにみなぎっているのを感じます。

風姿花伝を読んでいたんですが、「花と、面白きと、珍しきと、これ三つは、同じ心なり」という言葉に出会いました。
花というのは季節に置いて咲くものであって、そのときにだけ咲くという「珍しさ」があるがゆえに、翫ぶわけです。いつも桜が咲いていたらこんなにも桜を楽しみにしないでしょう。
申楽も同じである、と言っています。
ということは、まあ芸術もまさに同じなんでしょう。
その先にはさらに厳しいことがたくさん書いてあり、音曲、振る舞い、物真似、全てにおいて巧くなければならない。桜、梅、菊のように一年中の花の種を持つべし、などと書いてあります。
考える事しきり。ですが、どうにも考えることが多すぎて。
ではグーテナハト。

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