バックステージツアーに当選しました。やっとです。本当に。ありがたくいろいろお話を伺ってきました。こちらは舞台からのながめ。歌手の方はこんなかんじで眺めておられるのですね。
毎日短信ですいません。まったく時間配分が巧く行きません。
さて、《アラベッラ》の最初は、新しめのオペラの例にならって、序曲なんていうものはありません。
突然音楽が始まります。
幾つもの下降旋律が折り重なったのちに、神経質なヴァイオリンの小忙しいフレーズと、クラリネットの気が抜けるような上昇旋律につづいて、占い師のおばさまが、トランプ占いの結果を語り始めます。
この占い師のおばさまのところが序曲なんですね、なんてことを思いました。《アラベッラ》物語をずいぶんと要約して予告していました。
古いイタリア・オペラだと、序曲があって、オペラ全体から美味しいフレーズを先んじて演奏して、期待を高めたりします。これからの予告編、ダイジェスト、そんな感じです。
アラベッラは、それを劇中の歌詞でやっているのかあ、なんてことを思いました。
やはり、なんというか、オペラというのはあらすじがわかりにくいこともありますので、ある程度の予備知識は必要なんでしょうね。
どこかの本によれば、ヨーロッパでは、親が子どもにあらすじを教えたりしていたようです。
が、新作オペラだとそうはいきませんからね。
今日は足が疲れて、夜になるとむくんでしまいました。どうも昨日4時間座り続けたからかもしれません。
ではグーテナハト。
そうか。アラベッラには序曲があったのか。。