都内某所で辻先生について発表的なものを試みる

この一週間近く、このブログ書けませんでしたが、実は辻先生のことばかり考えていました。

実は、先日、とあるグループで辻先生について発表的なものをしたんですが、まあ、巧くいかなかったなあ、と。いつも仕事場でやっているように、骨子だけスライドを作って、話をしましたが、進行上、早く終わらせたかったと言うこともあって、うまく説明できず、と言う感じ。

さらには、プロジェクタの性能がいまいちで(私が持って行ったもの)、画面とからめてうまく説明出来なかったなあ、という思いもありました。

人文系も発表は、大学以来なので、20年ぶりぐらい。振り返るとかなりチャレンジングだったと思います。私は哲学系でしたが、哲学よりも文学のほうがいっそう概念が揺れます。そこをなにか大学時代の記憶をたよりに哲学的なアプローチで攻めてしまった感もあり、方法論として間違っていたようにも感じました。

言葉は、言葉として発語した時点でその意味が揺れるように思います。そうした言葉の揺れの中から、お互いの共通点を探っていくわけですが、そんな中でもあるのに、どうもターム(専門用語)に甘えてしまった感もあります。と反省することばかりでございました。

ただ、個人的には、新たな発見をたくさんしてしまいまして、とても勉強になったのです。そういう意味では素晴らしい機会をいただきました。内容はこちらにも機会があれば出そうと思いますが、どうでしょうか……。

会も終わりに近づいた頃、会場には夕陽が差し込んでいました。その時に、かけた音楽が、グンドラ・ヤノヴィッツが歌う《四つの最後の歌》のなかから、Im Abendrotを聴いたときには胸がいっぱいになりました。CDをBOSEのWAVEシステムで聴いたのですが、深みのある音で素晴らしかったです。しばし時を忘れた感覚。Apple Musicで聴くのとは全く違います。

それにしても、寒くなるのは嫌なものです。また風邪をひいてしまいました。10月のあたまからずっと風邪気味な気がします。暖かくしているつもりですが、やれやれ。

それではみなさまも風邪をひかれぬようご注意ください。おやすみなさい。