Anton Bruckner,Richard Wagner

デジタルな日々が続いています。やれやれ、という感じ。

私は元来本に囲まれ、日々読書にいそしみ、ものを書き続ける生活に憧れております。

晴耕雨読ではなく、晴読雨読。それも、実学の本ではなく、実世界に役に立たない本が良いです。

小説、哲学、宗教など。も

ちろん役に立たないわけはなく、逆説的に言ってみているだけですけれど。

 

そんななかで、今日聴いたのがこちら。アンドリス・ネルソンスが振ったブルックナーの6番と9番。

そして、このアルバム、絶妙にワーグナーがカップリングされているという。ジークフリート牧歌とパルジファルの前奏曲。
ワーグナーとブルックナーを同じ土俵で聴くと言うこと、それも、9番となると実によく溶け合いまして、同じ作曲家によるものではないか、あるいは、もっと言うと同じ組曲か交響曲ではないか、と思うほどだったりします。

特に、緩徐楽章が際立つアルバムで、ジークフリート牧歌の静謐さ、6番第二楽章の荘厳さ、、パルジファルの恍惚とした感じ、9番第一楽章の峻厳さ、9番第三楽章の深遠な感じは、そこになにか通底するもの、なにか、人と人とをつなぐ共通意識のようなものを感じさせます。

 

それにしても、本に囲まれ、読書にいそしみ、ものを書く生活はいつくることやら。定年になってから来ても遅いわけで、なんとかせんといかんな、せめてまねごとからスピード感をもってはじめてみないと、と思いはじめています。

ということで、遅い時間ですが、まねごとから、ということで、おやすみなさい。グーテナハトです。