Classical

Great Toccatas Great Toccatas
(1994/05/03)
Albert Alain、 他

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いまから22年前にこのアルバムがNHK-FMで放送されてエアチェックした。まだクラシックを聴き始めたばかりだったが、やっとあの有名な「トッカータとフーガニ短調BWV565」のメロディと曲名が一致した、個人的には記念碑的アルバムとおもっている盤。アランさんは女性でありながら、激情的な演奏で、ヴァルヒャさんの瞑想的な演奏とは全然違う。僕はどちらも好きです。

Classical

ヤナーチェク:シンフォニエッタ/タラス・ブーリバ ヤナーチェク:シンフォニエッタ/タラス・ブーリバ
(2002/06/21)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

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ヤナチェクの音楽は不思議な語法に満ち溢れている。いわゆるドイツ音楽などとは全く違う。同国人で言えばドヴォルザークがメロディメーカーなのに。今の僕にはまだヤナチェクを愉しむだけの素養がないみたい。シベリウスを聴くときと同じ気分。クラシックといえば、ドイツ、イタリア、フランスぐらいにしか親しんでいないなあ、という反省。ロシアでチャイコフスキーとショスタコーヴィチ、ぐらいしかきいていないなあ。グラナドスとかファリャのような南欧系とか、ニールセン、アルヴェーン、シベリウスなどの北欧系、エルガー、ブリテン、ホルスト、ディーリアスなのどの英国系もちゃんと勉強しないと。

Classical

ヴィヴァルディ:協奏曲集 四季 / 調和の幻想 第6・8・10番
ミケルッチ(ロベルト) イ・ムジチ合奏団 ヴィヴァルディ
ユニバーサルクラシック (2005/06/22)
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先だって、イ・ムジチの四季を図書館から借りてきました。このあまりに有名な盤を僕はこれまで聴いたことがありませんでした。四季は、小学生のころに聴いていたクレーメルとアバドの盤がデフォルトなので、他の盤にはどうにもこうにも親しみにくい感じでした。イ・ムジチは思ったよりゆったりとした演奏で、大きな違和感を感じることはありませんでした。ゆっくりと歌う感じ、牧歌風に感じることもありますが、それでも、曲によっては切迫した感じ、シリアスな感じを受けました。

それにしてもヴィヴァルディはいいですね。僕は夏の3曲と、冬の1曲め、3曲目を特に好んでいるようです。本当に何年ぶりかに四季を聴いたので懐かしくて仕方がありませんでした。

Classical

Concert Hall
秋になりました。オペラやコンサートも徐々に増え始めてきているようですね。それで、大変僭越ですが、今後のコンサートの予定なんぞ書いてみます。

  • 10月14日 ベルリン国立歌劇場「トリスタンとイゾルデ」
  • 11月4日 ティーレマン;ミュンヘンフィル/ブルックナー交響曲第5番
  • 11月23日 ドレスデン国立歌劇場「ばらの騎士」
  • 12月6日 ドレスデン室内管弦楽団;森麻季
  • 12月22日 新国立劇場「くるみ割り人形」

というわけで、結構目白押しかも。14日はトリスタンとイゾルデ、今年三度目のばらの騎士も待っている。12月はクリスマス気分でくるみ割り人形を。バレエというより、「花のワルツ」が無性に聞きたいから、という少し不純な動機ですが。

というわけで、さしあたっては、「トリスタンとイゾルデ」の予習を進める必要があります。それから、ブルックナーの5番、ですね。愉しみ&頑張ろう、っと。

Classical

バッハ:無伴奏VNソナタ全集 バッハ:無伴奏VNソナタ全集
ズスケ(カール) (2000/04/26)
徳間ジャパンコミュニケーションズ

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今日はズスケさんのバッハを聴いています。心が安まりますね。後に書きますが、朝から登山に言っていたということもあり、少し疲れもありますが、こういうときに聴くヴァイオリンの音もすばらしいですし、バッハのソナタとパルティータもすばらしい。

バッハのソナタとパルティータを聴き始めたのはこの5,6年ではないでしょうか。最初に聴いたときには、ヴァイオリン一本でここまでよく表現できるな、と驚いた記憶があります。当時、清水靖晃さんというジャズ系のテナーサックスの方が、バッハのチェロソナタをテナーサックスで吹かれたCDがヒットしていましたので、その影響があったということもありますし、千住真理子さんのヴァイオリンソナタ&パルティータの全曲演奏会に行ったというのもきっかけの一つだったと記憶しています。千住さんの演奏はとても力強い者だったと記憶しています。それから、他の方のCDもいろいろ聴いておりましたが、グリュミオー盤の透徹とした美しさに心を打たれた思い出もあります。

今回はズスケさんですが、まずは音が良いな、というのがよく分りました。豊かな倍音を吹くんだふくよかな音。とても安定していて安心できます。テンポは早くもなく遅くもない。ゆったりと歌わせている感じ。手堅いです。ズスケさんはゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターもされた方で、N響の客員コンサートマスターでもいらした方です。ベルリン・シュターツカペレのコンサートマスターもされていたのですね。

このCD、先だって取り上げたルカ教会での録音なのですが、音量を最大にして聴いていると、外の通りを走っている車の音が微かに聞こえますね。それを言ったら、のだめのロケ地にもなった横浜のフィリアホールはもっとすごい。駅のそばに立っているので、ホールの仲間で電車の音が聞こえます。フィリアホール自体、音響はすばらしいと思っているので、その点がちょっと残念。もっとも、鬼気迫る演奏を聴いたら、電車の音など全く聞こえないのですけれど。


もう三度目になってしまいましたが、今日も元気に(?)大山登山に出かけてきました。7月に昇ったときと同じように始発電車に乗って行って参りました。辛かったですが、無事に登れてとても良かったです。

大山ぐらいの山でしたら、登山のプロにしてみればハイキングのような物だと思うのですが、僕のような音楽や読書が趣味の男にとっては修業に近い感覚があります。例によって6時半から昇り始めたのですが、5分もしないうちに息も絶え絶えな感じ。激しい呼吸と心臓の鼓動にさいなまれますが、デッドポイントを超えるまでは我慢です。15分ぐらい経つと少し落ち着いてくるのですが、今回は足首からふくらはぎにかけて痛みが走り始める。辛いです。何度か、今回はやめちゃえば? という悪魔の囁きが耳元に聞こえるのですが、内なる鬼軍曹がそれは許すまじ、と言っている。まあ、悪魔よりも鬼軍曹の方が強いので、精神的にも何とか持ちこたえた感じ。一つめの尾根を昇りきるとしばらく緩い坂が始まります。下社への分岐点へ到着。ここまでで50分ぐらいでしょうか。前回より10分ほど早いタイム。一瞬休憩やめてもう少し昇ろうかな、と思ったのですが、10メートルぐらい進んでやはり休まなきゃ、ということで休憩。

そこで投入したのがアミノバイタル。何でも食べておくとその後の疲れのとれが違うんだとか。前回も食べましたが、今回も。あとは水を300mlぐらい飲んでしまう。本当は少しずつ飲む方が良いのだそうですが、ついつい飲んでしまう。ちなみに、水を飲みすぎるとバテやすくなる、というのは迷信らしい。あの辛かった部活の練習は何だったんだろう。水飲ましてくれなかったよなあ…。そういえば、夏口の暑い時分に水飲まないで体育館でしごかれて、その夜から激しい下痢と高熱になってしまったことがあった。今から思えば完全に熱中症だったと思う。まあ昔は、「水を飲むとバテる」式のスパルタがまかり通っていたなあ、などと考えつつ、休憩は5分弱で切り上げ。

そこから先頂上までは約50分の道のり、疲れ切ってほとんど何も考えられなくなって、自分が痛みそのものに変化したのではないか、と思うぐらい。そのうち、痛みじゃなくて、今登っている急峻な山道、もう上り坂というより崖を登っているような、そんな山道と同化してしまったかのような錯覚を覚えてしまう。ああ、こういうのが、苦行の後に訪れる神の啓示とか禅の境地などのさわりなのかなあ、サヴォナローラも苦行をしていたと春の戴冠に書いてあったなあ、などと訳の分らないことを考え始める。たった二時間の登山でそんな境地に達するわけはないのですけれど。ともかく無心になって50分間登り続けました。小雨が降っていて、湿度は高く、涼しいにしても汗がダラダラと流れてくるので全身濡れずくめな感じ。それでも、登り続けて、やっと鳥居が見えてきて、ああ、今回も頂上に来られたんだ、と自分にも神仏にも感謝という感じ。頂上ではベンチに座って、水を飲み続けるだけ。

それで、次は下りだったのですが、以前のように膝の痛みがあまりないので、ぐんぐんスピードを出して下ることができました。荷物を少なくしたということもあったと思いますが、できれば筋肉がついたので痛くならなかったと思いたいですね。頂上を出たのが8時30分でしたが、9時には阿夫利神社下社に到着。お礼参りをして、間髪を入れずにまた下り始めました。前回は男坂を下ったのですが、階段が急だったので、降りるのはとても怖い。そこで今回は女坂を使用。すこし距離は長いのですが、男坂よりも心持ち緩やかな感じで、スピードを上げて降りることができました。バス停には9時42分に到着。おいおい、前回より

Classical

String Quartets String Quartets
Claude Debussy、 他 (1989/09/26)
Polygram Records

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暑い日には涼やかな曲を。ラヴェルの弦楽四重奏曲です。

第一楽章では、ピチカートが水滴のしたたる音に聞こえたり、アルペジオが水面に浮かぶ波紋に思えたりします。第二楽章のピチカートのフレーズも軽やかですね。涼やかな渓流の風情が浮かんできます。涼しいですね。第三楽章は静謐な感じ。風通しの良い畳敷きの和室で寝ころんでいる風情ですね。風鈴がなったりして、みたいな。第四楽章は困りました。少々激しいのですよ。まあ、これは夏の夕方に訪れる雷鳴と驟雨と捉えることにいたしましょう。そうすると、雨が乾いた地面に叩きつけるときの甘い匂いが感じられませんか?第二旋律はすこしおとなしめですので、雨と共に吹き込む湿ってはいるけれど涼しい風が吹いてくる感じ。ああ、いいですね、この曲は。本当に避暑曲。というわけで、暑い日にはお勧めです。

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今日は身体が溶けるような暑さでしたが、所用にて虎ノ門に行きましたが、さすがにいつもと比べて人通りが少ない気も致します。世はお盆休みですが、それももう最終日とのことで、交通機関は大変な混雑のようです。反対に通勤電車はガラガラなのですが、また明日から混みあう気配が。しかし、まだ学生さん達の夏休みは続きますからね。8月一杯はなんとかゆっくり通勤できそうです。

暑いですので、早く寝て、早起きして本を読んだりした方が良さそうです。

今日も読んで頂きありがとうございました。

Classical

今日も引き続き「トリスタン」を聞いています。

この演奏の録音ですが、ドレスデンのルカ教会というところなのです。この教会の音、とてもすばらしいです。程よいリヴァーブ感がたまらないで す。この教会での演奏のCD、たまたま三つ持っているのですが、音を聞いただけでわかってしまったぐらいです。

ワーグナー : 楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲 ワーグナー : 楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲
コロ(ルネ)、ライプツィヒ放送合唱団 他 (2000/03/01)
ユニバーサルクラシック

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シューマン:交響曲全集&「マンフレッド」序曲 シューマン:交響曲全集&「マンフレッド」序曲
サヴァリッシュ(ヴォルフガング) (2005/03/02)
EMIミュージック・ジャパン

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バッハ:無伴奏VNソナタ全集 バッハ:無伴奏VNソナタ全集
ズスケ(カール) (2000/04/26)
徳間ジャパンコミュニケーションズ

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クライバーさんの「トリスタン」はもちろん、サヴァリッシュさんのシューマン「春」、そしてカール・ズスケさんのバッハ無伴奏ヴァイオリンソナタ全集の三枚ですね。もちろん他にもありそうです。限られた枚数しか持っていない僕が三枚も持っていると言うことなのですから。あるいは、もっと持っているけれど分かっていないだけなのかもしれません。有名なのでしょうかね?

それで、昨年ドレスデン旅行に行ったとき、このルカ教会を探そうと思っていたのですが、Google Mapで探しても見つかりません。どこなんでしょうか……。どなたかご存知の方、教えてください。

Classical

バッハ:オルガン作品全集 バッハ:オルガン作品全集
ヴァルヒャ(ヘルムート) (1997/06/04)
ユニバーサルクラシック

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今日は珍しくバッハのオルガン曲を聴きました。なんでも、バッハの音楽を聴くとクリエイティブになるとか言うので、騙されたと思って聴いてみたわけです。確かに聴いていると、遅々として進まなかった仕事が少し進んだり、違う視点で考えを発展させることができたような気がします。まあ、単に「気がした」というだけだと思いますので、いつも良いことばかりではないと思います。

それで、どういうバッハを聴いたのかというと、ヘルムート・ヴァルヒャのバッハオルガン曲集です。もちろん全てを聴くことはできないので、まずは1枚目から。有名なトッカータとフーガニ短調BWV565から聴きはじめましたが、聞き進んだ最後のほう、幻想曲とフーガハ短調BWV542にいたく感動しました。バッハの短調の曲には人を厳粛にさせる何かが宿っているようで、それに後押しされるような感じで仕事を進めておりました。

ヴァルヒャさんは、天然痘(種痘の注射とも言われているらしいですが)で失明された方ですが、よくもここまで演奏されているな、という驚きがまず来てしまいますが、それ以上に、どんなに曲でも冷静に弾いているように感じます。僕のバッハオルガン曲の入り口は、マリー・クレール・アラン女史によるもので、彼女の演奏は今から思えば本当に激しい情感のこもったもののように聞こえましたが、ヴァルヒャさんはそういった情感的なものよりも、まるで織物を丹念に織っていくような手堅さ、構造性、冷静さを感じました。一歩一歩着実に頂上を目指しているような感じです。

というわけで、仕事は何とかおしまいになりました。今日も朝からカフェに出掛けて仕事に取り組んでいたので、5,6時間は取り組んだことになるでしょうか。遅いですね、仕事が。もっと早くやれるようにならなければなりません。まあ大分回り道をしながらでしたので、仕方がないのですが。今日は昼食もカフェにて取りまして、いったん帰宅。少々消耗気味だったので、一時間ほど午睡をとりました。午睡の後は家で再び仕事を。これが結局19時頃までかかってしまいまだ終らない感じ。食事を摂って、また始めて、ようやく終りました、というところです。これで明日から普通に会社に行くことが出来そうです。明日からまた会社ですが、暑くなってきましたので、昼休みのウォーキングはしばらくは無理かもしれません。

明日からはまた「春の戴冠」を読み始めようと思っています。パッツィ家の叛乱の緊迫した場面を通り抜け、ジュリアーノの死を悼みつつ、ロレンツォの統治が続くフィレンツェですが、この後も様々なピンチに直面していくはずです。そして、サンドロ・ボッティチェッリも次の大作「ヴィーナスの誕生」を書くことになっていきます。楽しみですね。それから、「トリスタンとイゾルデ」の続きも聴かないと。ああ、やりたいことが溢れかえっている感じです。

今日も読んで頂きありがとうございます。暑いですが今月もなんとか毎日更新を目指して行きたいと思います。

Classical

結局、今日も大山登山をしました。今回は緊張の単独登山。単独登山をするならば、(1)人より早く登って、緊急時に助けてもらえるようにしよう、とか、(2)地図とコンパスをもって現在地の同定をきちんと出来るようにしよう、とか気をつけました。

今朝はスムーズに起きられました。朝食を食べて軽く準備をして出発。予定通り始発の電車に乗って秦野駅を目指します。車窓の外の丹沢山塊は低く垂れ込めた雲に覆われていて、本当登っても良いのか、と少々逡巡しましたが、まあ大丈夫だろうと、前向きに。秦野駅には予定通り6時1分に到着。バスの停留所まで走って、6時5分の蓑毛行きに乗り込みましたが、乗客は三人だけ。私以外は地元の人。こんなに早いとさすがにだれもいらっしゃらないなあ、と言う感じ。

蓑毛バス停には6時半に到着。すぐに登り始めます。今日はもう歩き始めたときから足が痛いなあ、と言う感じで、5分も歩くと息が上がってしまい大変。デッドポイントです。それでもなんとか一時間は登り続けました。前回登った道と同じでしたので、前回よりも気分は楽でした。どうも休憩タイミングが分らなくて、一時間ぶっ通しで歩いて7時半から10分間休憩。下社へのトラバースのあたりです。それからまた50分歩いて8時半には頂上へ到達。コースタイムより早いペースで登ったことになったようです。

Oyama Oyama

山の事故は下山時によく起きると言いますので、下り坂ですがゆっくりと降りていきました。前回は初っぱなにとばしすぎて膝が痛くなるというアクシデントに見舞われましたが、今回は膝の痛みもほとんど感じず。10時には阿夫利神社の下社に到着。前回はここからケーブルカーで降りたのですが、今回は徒歩で降りてみることに。男坂という傾斜がきつくて短い時間で降りられるコースを選んだのですが、石段が急で、降りる側から見れば結構怖い。しかも石段だらけなので膝への負担が辛かったです。ともあれ何事もなく大山ケーブルバス停に10時半には到着。単独登山でしたが何とか辿りつきました。

冒頭でも触れましたが、雲が低く垂れ込めている天気でしたので、山の中にはガスが流れていて、神韻とした雰囲気を醸成していました。最も大山は信仰の山ですからね。

Powershot Pro1

写真は、CanonのPowershot Pro1で撮りました。弟が4,5年前に買ったデジカメなのですが、重くて使いづらいのでしばらく貸してあげる、と曰ったので、お言葉に甘えて借りている次第です。本当なら一眼デジタルカメラを持って行きたいところなのですが、重くてさすがに持って行けません。Powershot Pro1にはCanonが誇るLレンズが採用されていて、確かに写真の写り方は良いと思います。今回はRAWイメージで撮ってみたのですが、いつも使っているPICASA2では巧く現像できないみたいです。

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
ユニバーサルクラシック
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さて、音楽の方はと言うと、マーラーの6番を聴きながら帰宅しました。いつも聴いているアバドの盤です。やはりアバド盤に戻ってくると落ち着きますね。一番好みなのかもしれません。曲の輪郭がくっきりとしていますし、ドラマティックです。それにしてもこの曲は多義的ですね。調子が良いかと思えば地獄に落とされるような苦しみを味わう。それでも聴けば聴くほどますます好きになっていくのだから驚きです。

6番は葉っぱに埃がついたので水をかけて払ってやったでちブログさんでも取り上げられていて、とても勉強になっています。僕も「アルマのテーマ」の美しさには圧倒されている感じです。レヴァインのマーラーを紹介してくださっているのですが、全集を大人買いしようかしまいかと少々思案中です。吉田秀和さんもレヴァインのマーラーについては褒めていらっしゃいますし。残念ながら図書館にもありませんでしたので、もう買うしかないのではないかと思っています。いま一番欲しいCDです。

夕食を食べたあと、近所の夏祭りに出かけてみました。人がたくさん。有機野菜が安くてついつい買ってしまいました。ジャズバンドの演奏があったので最初から聴いてみることに。四管編成というのでしょうかね、トランペット、トロンボーン、テナーサックス、フルートが並んで演奏しているのは壮観でした。さらに二曲目からはボーカルさんも登場。女性ジャズボーカルはいいですよ、本当に。とても癒されます。定期的に聴きに行きたいぐらい。それにしても、ジャズの女性ボーカルのMCの進め方というのは本当によく似ていますね。すごく嬉しそうにメンバーを紹介したり、とても前向きだったり、愉しそうだったり。ボーカルたるものステージの雰囲気をつくっていく責任があるということなのだと思います。逆に言うと、そういうことが出来る方こそボーカルを勤められるのだ、とも思います。ともかく、祭りの舞台というコンディションやPAに限界がある中でとてもよく健闘されていたと思います。愉しかったです。
やら疲れて眠ったらしいです。


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Classical

Kumesen

昨夜は友人が遊びに来ました。それでまあ家で飲んだわけですが、お酒を飲むこと自体久しぶりなことでして、少々飲み過ぎてしまいました。ビールは良いとして、その後の泡盛がいけませんでしたね。つい先だって閉店セールをしていたスーパーで買ってきた久米仙、少々飲み過ぎて、朝までアルコールがぬけなかった感じでした。ですが、お昼頃まで休んだらすっきり。やはり蒸留酒は悪い酔い方はしないようですね。とはいえ飲み過ぎたのは事実なので反省しております。まあ、このところほとんど飲んでいませんでしたから、良かったかな、と。

吉田秀和作曲家論集〈1〉ブルックナー、マーラー
吉田 秀和
音楽之友社 (2001/09/01)
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それで、午後には吉田秀和さんの「吉田秀和作曲家論集(1)ブルックナー・マーラー」をぱらぱらとめくっていたのですが、それだけでもうショックを受けてしまう。どうしてこんなに透徹で正直で論理的で詩的な文章を書くことが出来るのでしょうか。心酔してしまいそうです。しかしやはりこここでも僕が楽譜を読めないと言うことが障害になるのでした。今はタスクが多すぎて、そこまで手が回らないだろうというのは分かっているのですが。しばらくこちらも我慢しましょう。

マーラーの交響曲で言えば、レヴァイン盤を勧めておられました。ポリフォニックな新しいマーラーの響きを聴くことが出来るということでした。反してテンシュテット盤はロマン派的マーラーなのだそうです。両方のマーラー全集を聴きたいのはやまやまなのですが、小遣い帳はとっくに赤算ですので、まだちょっと我慢しなければなりません。

先日から聴いているシノポリ氏の振るマーラー9番ですが、どうも切り口が見あたらなくて困っています。遅いテンポでタメを効かせて歌っている演奏だとは思うのですが、決定的にこれだ、という感じを受け取ることが出来ずに困っています。少しマーラーはお休みにした方が良いのかもしれませんね。