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ローエングリンディスコグラフィーを整備していたところ、こんなものを発見しました。なんと、450円で1953年のカイルベルト指揮によるバイロイトライヴ録音を入手できます。
さしあたりダウンロード中なんですが、いっこうに始まらない。そろそろ眠らないと明日の仕事が。。
早く! 早く!
おそらくは報告は木曜日以降になりそうです。申し訳ないです。
っつうか、もっとウェブの密林に分け入って音源を探さないと。がんばろう。
それでは、You have !
人間には何といろいろな啓示が用意されているのだろう。地上では雲も語り、樹々も語る。大地は、人間に語りかける大きな書物なのだ。…… 辻邦生

ローエングリンディスコグラフィーを整備していたところ、こんなものを発見しました。なんと、450円で1953年のカイルベルト指揮によるバイロイトライヴ録音を入手できます。
さしあたりダウンロード中なんですが、いっこうに始まらない。そろそろ眠らないと明日の仕事が。。
早く! 早く!
おそらくは報告は木曜日以降になりそうです。申し訳ないです。
っつうか、もっとウェブの密林に分け入って音源を探さないと。がんばろう。
それでは、You have !
昨日が初日だった新国立劇場「ローエングリン」ですが、今は見ざる聞かざる読まざるでシャットダウンしています。
きっとうまくいっていると思います。
さて、今日はDVDで予習中。
私が見ているのは以下の映像。ですが、絶版で、マーケットプレイスでは5万円になっていました。
この音源は、1990年1月28日にウィーン国立歌劇場で収録されたライヴ映像。ドイツ、オーストリアでテレビ放送されたものがDVD化されているものです。
演出は、完全な新制作ではないのですが、大幅に手を入れて、プレミエ扱いにして、グレードを上げたそうです。
というわけで、第一幕を実況風にお届けしてみたいと思います。
若きアバド。とはいえ、56歳です。はにかむような表情がドミンゴのそれと似ているのは気のせいでしょうか。
この年、アバドはベルリンフィルの芸術監督に就任することになります。まさに絶頂期です。いや、今も絶頂ですね。
ロバート・ロイドが歌うハインリッヒ国王陛下。かなり重々しい歌い方です。良い感じ。
ハートゥムート・ウェルカーが歌うフリードリヒ・フォン・テルラムント。かっこいいです。この短髪はローマ貴族のようだ。高音域も割合にのびがあって巧いという印象です。
新国立劇場にもいらしていたゲオルグ・ティッヒが伝令役です。つうか、すごくパワフル。
私が新国で聞いたのは2004/2005シーズンの「道化師」のトニオ役と2007年「ばらの騎士」ファニナル役で、ずいぶん渋い役を歌ういぶし銀的感覚だったが、ここでのティッヒは実に力強い歌だし、外見も強面でかっこいい。
この方はウィーンで宮廷歌手の称号を持っているはずです。
そして、エルザ・フォン・ブラバントを歌うシュリル・ステューダー。同じく1990年のバイロイトでもペーター・シュナイダー指揮のもとでエルザを歌っています。
これは、アイーダトランペット?
そして、ドミンゴの登場!
この場面は何度聞いてもカッコイイ。このシーンはテノールのもっともカッコイイ登場場面の一つでしょう。ソプラノであれば蝶々夫人の登場場面に匹敵するぐらいのもの。きっと感動して泣いてしまうと思います。
ライナーによるとドミンゴは、当時「悪性の風邪」から回復したばかりだったそうです。このプレミエに出るかでないかでマスコミが大変盛り上がったそうですが、ドミンゴはこのライブ映像にきちんと照準を合わせていたのです。そしてこのパフォーマンス。
このあと、もったいぶって客席に背を向けて歌うのが良いのですよ。ローエングリンの登場にあっても、聴衆はしばし直接の歌声をお預けにされてしまう感じ。
背中向けて吹いて良いのはマイルスとローエングリンだけなのだろう。
っつうか、ドミンゴかっこいいぞ。
世界でもっともカッコイイ中年男の一人。
ドミンゴは、ショルティに起用されて1985年にもローエングリンを録音しています。とはいえ、やはりドイツ系ヘルデン・テノールとは一線を画しています。
ドミンゴは生粋のワーグナー歌いではないとしても、この甘美な歌い方は一つの価値の頂点を極めています。。力強い闘士のようなローエングリンではなく、なにかミステリアスで霊的なローエングリンですね。英雄ではなく神の使者です。
そして、ローエングリンはテルラムントと刃を交えるのですが……。
ローエングリンは、剣を振り下ろすことはなく……、
なんと、剣をを頭上にかざすだけで、テルラムントが打ち負かされてしまいます。
剣がふれあう音はまったくありません。これは神的な力がみなぎる決闘です。決闘に際しては魔法を使ってはならぬと言われていたのだが、これは魔法ではないのです。
プレミエともなると、正装でないと。
というわけで、イメージは伝わったでしょうか。
やはり、音楽、物語、視覚が混合していますから、切り離すことは出来ません。平日はさすがに映像を見る機会がほとんどありませんので、音楽だけを聞くことになってしまいますが、映像もふくめてもう少し見ないとなあ、と思います。
少し長くなりましたが、今日はこのあたりで。
それでは、You have.
先日もご紹介したボエーム、全曲聴き通しました。
これまで聴いた中で一番あたりかもしれません。
アラーニャの声は、緩い起伏があって、そこが細かく震えて、推進力を持つ声です。ここぞという時のパワーは凄い。PAがかんでいるというのは分かるんですが、ホルンと張り合うところなど、なかなか圧巻です。
ゲオルギューは、まあ申し上げるまでもないんですけど、声は安定してますね。この録音では少しピッチが緩くなる場面もありますが、ソプラノながらダークな輝きは実に素晴らしい。
あとは、ムゼッタのエリザベッタ・サカーノ、いいですねえ。コケティッシュなムゼッタで、男を狂わせる感じです。サルディニア出身だそうです。
シャイーの指揮は本当に面白いです。第二幕冒頭の都市の煌めく喧噪の描写は実に秀逸で、結構興奮しました。
あとは、テンポを動かしメリハリをつけるあたりは、世代のあたらしい指揮者の常です。テンポの陰影が気持ちよいです。
結構おすすめです。
1998年の録音です。
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さきほど、iPod touchで書いていた文書が消えてしまった。Onenoteの同期がうまくいかなかった模様。
最近はフリック入力にも慣れてきてずいぶん書くのが早くなりました。
歩きながら文章書いたり、急いでいるときにもささっと書けるように鳴ってきた感もあり、ずいぶん理想に近い姿になってきたと思います。
昔は、電車の中で達ながら本を読む際に、どうやったらメモをとれるのか、真剣に悩んで、Palmやら付箋やらつかって色々試していたんですが、技術はあっという間にそうした苦労を乗り越えてしまうようです。
いい時代だなあ、と思いますが、悪い時代でもあります。アンビギュアス。
では、You have.
今日はペーター・シュナイダーの指揮について。
このアルバムの特筆すべき最大の素晴らしさはなんでしょうか。
フォークトの澄んだ声のバックがペーター・シュナイダーの指揮によるものであるということでしょう。
ペーター・シュナイダーのオケの歌わせ方は、とにかく柔らかく軽やかなのです。この空気のようにも思える絶妙な音作りがたまりません。
これだけで終わると、誤解が生じるでしょう。
こうした、柔らかさとか軽やかさは、歌の伴奏、あるいはオペラのオケとして、一つの意味ある価値だと思うのです。
とにかく、空間感覚をひたひたと満たしているのですが、きちんと歌手を盛り立てているのですね。
この感覚は、私が2007年に新国立劇場で見た「ばらの騎士」の時も感じたことです。
そのときは歌に感動しているように思うのですが、思い返すと、オケが絶妙だったり、歌わせ方、テンポの取り方が素晴らしいなあ、と。
で、結局はシュナイダーの掌中にいたんだなあ、と気づかされてしまうという感じです。
ここまでのサウンドをいつで味わさせてくれるなんて、すごいと思います。
今回の新国立劇場でのシュナイダーの指揮が本当に楽しみでなりません。
ローエングリンも見ました&聴きましたが、私はこの音源が一番好きです。2009年バイロイトの「トリスタンとイゾルデ」ですかね。
私は、この映像をバイロイト音楽祭のオンデマンドで見ました。ブルーレイは見たことはないです。
イゾルデを歌うテオリンがカッコイイですよ。
そのほかのシュナイダー関連の記事はこちらです。よろしければどうぞ。
それでは。You have.
新国立劇場6月のパフォーマンス「ローエングリン」で、ローエングリンを歌うのがクラウス・フローリアン・フォークトです。
https://museum.projectmnh.com/2012/05/21220422.php
先日もご紹介しましたが、この方のアルバムを購入しました。
しかし、すごい方です。フォークト。
めちゃ声がきれいですね。若者若者している声です。
最初聴いたときには少し引いたのですよ。ここまで、きれいだと、なんだか箸にも棒にも、という感じで。
ですが、二回目聴き終えたときに、いや、これがいいのだ、と得心しました。
話は少しそれるのですが、1999年に私が敬愛する辻邦生(小説家)が亡くなったとき、追悼記事が出ました。
趣旨としては、「辻文学は理想を求めすぎているからダメだ、という意見があるが、そうではない。今の日本文学には理想がなさ過ぎるのだ」というものでした。
ついつい世の中を泳ぎ渡ると、濁り水にも慣れてくるものですが、こういう清澄な歌声で癒されるのも良いものだと思います。
あるいは、このアルバムで定期的に洗浄しないと、どんどん汚れてしまう気もします。
やはり、ローエングリンが気になりますね。四曲目に、第三幕から「名乗りの歌」が入っていますが、これは本当に良い予習です。、マイスタージンガーかrの「朝はばら色に輝き」も良いですね。
ワルキューレでジークムントが歌う「冬の嵐が過ぎ去り」は、少し違和感がありました。どうもジークムントは、こんなに純粋な声の持ち主だとは思えない気がするのです。人間的にはドロドロで、終いには、妹であるジークリンデを愛してしまう、という英雄ですので。世の芥を知り尽くし疲れ果てているのがジークムント、みたいな。
これは、私の完全な主観ですけれど。
歌い方、入りのところを少し力を抜くのですが、そのあとスッと力をかけて、巧く離陸する感じの歌い方です。これが、なにか柔らかさとかすがすがしさの厳選の一つだな、と思います。
明日は、指揮のシュナイダーのことを書きます。
それでは、You have.
今日からまた仕事ですが、そろそろ次を視野に入れていかないとと思う今日この頃。
今更ながら届いた、ゲオルギュー&アラーニャ&シャイーの「ボエーム」、第一幕後半を取り急ぎ聴きました。
ファースト・インプレッションですが、いやあ、すごいですわ。。![]()
ゲオルギューは芯のあるパワフルな声で、アラーニャも負けじと強靱でビリビリ震える声。
先日のアバドが振ったヴェルディ「レクイエム」も良かったけれど、ボエームも予想通り。
https://museum.projectmnh.com/2012/04/14232328.php
このCD、amazonのマーケットプレイスで買ったんですが、あたりでした。
カラヤン&パヴァロッティ よりも、ずっとエキサイティングな気がします。
いまは、ですが。
聴いてみて損はないと思います。
四つ★にします。
ゲオルギュー、結構忙しいようですが、最近もドタキャンしているのかしら。。そっちの情報も集めないとなあ。
http://operabase.com/listart.cgi?name=Angela+Gheorghiu&loose=on&acts=+Schedule+
さて、先日から、ゲオルギューが言い寄る男をつめたくあしらう姿を想像して、一人で笑っています。
こんな感じ。
A.G 「で、あなたは何が出来るの?」
Someone 「僕は、詩を書きます。詩人なんです」
A.G 「私も詩は好きよ。でも、あなたの詩が歌になる頃は、とっくに私はもう引退しているわね」
※フィクションです。実在の人物とは関係ありません
アラーニャとは2009年に離婚しているそうです。こちらも残念。
それでは。You Have.
先だっての5月24日のジャパン・タイムズに「ローエングリン」公演の記事が載っていました。演出のマティアス・フォン・シュテークマン氏の紹介とインタビュー記事です。
http://www.japantimes.co.jp/text/ft20120524a1.html
私は、ほうぼう探し回ったのですが、通勤経路ではジャパンタイムズを探し出すことができず、帰宅してネットでゲットしました。

左がシュテークマン氏です。右はノヴォラツスキー元オペラ芸術監督です。
シュテークマン氏は日系の方です。お母様がバイロイトで歌っておられたとのこと。日本人として初めてバイロイトの合唱に加わった方なのだそうです。
毎日新聞にもそのあたりのことが少し言及されていました。
http://mainichi.jp/enta/news/20120515dde012200011000c.html
これも、随所で紹介されていますが、1997年に新国立劇場で上演された「ローエングリン」の演出にも関わっていました。このときの演出は、ヴォルフガング・ヴァーグナーで、作曲家リヒャルトの孫に当たる方です。シュテークマンがはヴォルフガングの影響を大いに受けたのだそうです。
今回の演出に関しては、私の超意訳だと、以下のようなことをおっしゃっています。
「オペラが意味を持って生き続けるためには、オペラは常に変わり続けるものでなければならないわけです。ワーグナーは神話的ですが、舞台上のオブジェであたり、衣装であったり、最新の照明などを使って、現代的な意味を加えた新たな神話世界を作り上げる必要があるわけです。それは、ワーグナーの作ったオリジナルな世界を妥協し損なうようなこともなく、また、音楽との融合を損なうようなこともなく、現代に生きる我々にとって興味深いものとなるでしょう。」
シュテークマンは、日系人ということですので、毎年のように日本を訪れておられるとのこと。バイロイトで育ったシュテークマンは、最高の音楽的環境に身を置いてきたわけですが、それでも一番の友人は日本人であったりと、日本とのつながりを年々自覚しておられるようです。
というわけで、ますます楽しみになってきた「ローエングリン」です。
公演の詳細はこちらが詳しいですよ。そうか。Ottavaとコラボってるのか。。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/classic_concierge/2012/201/

オルトルートは、キリスト教化後にあってもまだ古い神々への信仰を持っているようです。妖術使いとも魔法使いともいえるキリスト教社会における異端的な存在です。
先日見た1997年の新国立劇場における映像では、最後の場面に登場するオルトロートは、いかにも「異教徒」的な装飾品を身につけていました。
オルトロートはどう見ても悪役です。が、彼女が、旧来からの神々を信仰するとしたら、彼女は侵略を受けた被害者と言うことになるでしょう。
どうも、ローエングリンにおいては、無反省に受容するとキリスト教的史観に身を委ねてしまいがちです。ローエングリンやエルザこそが正義であると。実のところ、それは一方からしか眺めているだけなのでしょう。
旧来の信仰と新たな信仰のせめぎ合いは、昔読んだ手塚治虫の火の鳥太陽編を思い出します。あそこでは、神道の神々と仏教の神々の生々しい対立が描かれていました。両者が並立していることに慣れた中学生だった私には目から鱗が落ちる思いでした。
当然同じような生々しい出来事が古代ヨーロッパにもあったでしょう。
ニーベルングの指環の神々のあとの時代とはなにか、という問いかけけですが、私は貴族階級から中産階級への権力移行がモデルである、と考えていました。
ですが、先日の予習で、神々のあとにきたのは、キリスト教世界であったとも言えるでしょう。素直に考えるやり方もあります。
この辺りの議論は、とかく不毛になりがちです。すべての議論は正しく、そして誤りであるという状況です。
<更新履歴>
2012/5/27 バレンボイム盤、ヤノフスキ盤を追加。
ローエングリン ディスコグラフィ 第一版 ということで、音楽之友社から出ている名作オペラブックス「ローエングリン」を参考にディスコグラフィを作りました。
一旦は1950年以降に録音された音源としました。
ただ、この本は1990年に出版されたものですので、最新の録音や映像作品は網羅されていません。
このあたりは、随時追加していきます。
CDのリンクはこの後張っていく予定。しばしお待ちください。
※ 注文していた「ヘルデン」が届きました。いやあ、心洗われます。
それでは。You have.
今日はこの時間でも故あって家におりまして、カミさんと食事しながらNHK-FMでギュンター・ヴァントのベト4などを聞いておりました。
で、食事後に、カミさんが夕刊を読み始めたのでした。最近の夕刊は紙面が少ないく、なんだかなあ、と愚痴をいうこともあるのですが、今日ほど夕刊を取っていてよかったと思うことはありませんでした。
![]()
新国立劇場の6月公演「ローエングリン」で、タイトルロールを歌う、クラウス・フロリアン・フォークト氏のインタビュー記事が載っているではありませんか。カミさんも私もこういうのには弱いです。新国チケットとれていてよかったねえ、という感じ。
フォークとはまさに才能のある天才的な方なのですね。
10歳でホルンをはじめ、なんと19歳でハンブルク・フィルの採用されてしまう。で、25歳の時に義母(この方も歌手)に声の美しさを認められ、ホルンを続けながら歌手になってしまったというのですから。
欧州では結構人気があります。結構日本のブログでも取り上げられています。今回の初実演楽しみです。
この方も小型機を操縦するらしいです。個人的にはそこに激しくレスペクトです。
去年のバイロイト「ローエングリン」でもフォークトはローエングリンを歌っています。昨年のNHK-BSのバイロイト生中継で取り上げられましたので、今、予習で見直しています。みんなネズミ男になっている演出なんですが、このあたりもまた書きます。
こんなアルバムも出しております。興味津々。
それにしもて、さすが、新国立劇場。マーケティングもすばらしいです。
それでは。You have.