Concert,Opera,Richard Wagner

サントリーホールで日フィル定期。ピエタリ・インキネン指揮で《ワルキューレ》第一幕。
同じ時間帯にすみだトリフォニーホールでは、インゴ・メッツマッハー&新日フィルでもワルキューレ第一幕をやっていましたね。ベストは両方聞き比べられればよかったのですが、そうも行かず。
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演奏関連

前半は《ジークフリート牧歌》と《トリスタンとイゾルデから前奏曲と愛の死》。《トリスタン》は、ソプラノのエディス・ハーラーの独唱付き。この方は、バイロイトでジークリンデと歌った方ですね。2011年に、NHKで《ワルキューレ》の生中継をしましたがまさにそのときのジークリンデがこの方。さすが世界レベルの声で、均質で安定したソプラノでした。
後半の《ワルキューレ》第一幕も圧巻でした。インキネンの指揮は、気を取らわず、テンポもあまり動かさず、テンポは中庸から少し遅い感じで、重心の低い指揮といえましょう。だからといって、情感が失われることはなく、うねるようなダイナミズムを楽曲から引き出していました。
ジークムントを歌ったサイモン・オニールは、ブリリアントなテノール。カッコイイですね。フンディングを歌ったマーティン・スネルも重みのあるバス・バリトンです。
日フィルも、若干の傷はあったものの、持ち前の機能性を発揮し、縦横無尽の演奏でした。木管いいですよね。ちょっとした事故はありましたが、木管の充実度を改めて実感しました。

サントリーホールで聞くオペラ

サントリーホールでのオペラは、2005年ごろだったか、ホールオペラ《ボエーム》を聴いて以来です。その時は一階席でしたが、今日は二階席で、ホール全体のサウンドがよく分かる席でした。オケの音も、歌手の声も一旦ホールの中を回った音が聞こえる感じです。サントリーホールの残響は、中音から少し高めです。前半の《ジークフリート牧歌》は、その残響感の中に楽曲が巧く溶け込みました。
歌付きとなると、これがいつも聞いている新国立劇場でのサウンドとは全く異なります。私の感覚では、新国立劇場オペラパレスのサウンドはかなりデッドなサウンドだと思っています。これぐらいデッドでないと、歌詞が聞き取れません。
ですが、サントリーホールはコンサートホールですから、音の作り方が全く違うのですね。
そうした中で、歌がどう聞こえるかというと、これは、私の席特有の事象でもあるのですが、歌とオケのバランスが上手くとれない場面がありました。これは、良し悪しの問題ではなく、あくまでコンサートホールとオペラシアターの音に対する考え方の違いにほかならないと思いました。
逆に言うと、このアンバランスというマイナス面を補って余りある残響感に酔いました。つまり、私にとってはこのサウンドは良いものだったのです。新鮮な体験でした。

終わりにひとりごと

それにしても、月日が立つのは速いものです。ゆっくり急げ!
それではグーテナハト。

Book

先日以下の本を読みました。実に興味深いことが書いてあります。

曰く、勉強を集中していた時に聴いていた音楽を聴くと、かなりの高確率で集中力が高まるそうですよ。
で、私にとってはこれなんですね。ネルソン・ランジェルのアルバム。

浪人時代に飽きもせず、こればっかり聞きながら文標やってました。
で、やっぱり最近聞いても、集中できるのですねえ。
皆様も、思い出の集中CDを見つけてみるといいですよ。
土日もお仕事。
では、グーテナハト。

未分類

WiMAXが好調です。

地下鉄、地下街でもかなりの確率で使えます。やっとiPhoneのエミューレートができてきた感覚。

無制限で使えるという開放感はたまりません。

今日はここまで。最近みじかくてすいません。

今日はヨッフムの《マイスタージンガー》を聞きましたよ。ヴァルターがドミンゴ。ザックスはフィッシャー=ディースカウ。いい感じ。詳細はまた。

ではグーテナハト。

Symphony

いやはや、もう、という感じ。今日でなんとか一区切りつけました。
で、帰宅中は、私的には興味深かったこの一枚。

オトマール・スウィトナーがドレスデン・シュターツカペレを振ったシューマン。
第一稿を使っているので、最初のファンファーレが全然違いますので、私はiPodが壊れたのかと思いました。その後も違和感たっぷり。ワタシ的にはセルやサヴァリッシュの春がデフォルトなので。
しかし、音は素晴らしいです。リヴァーヴ感炸裂。ライナーが失われてしまいましたが、ドレスデンでこの音だとしたら、あの教会で録った可能性が高いです。
明日は休憩。でも頑張ります。
ではグーテナハト。

Miscellaneous

夏バテ継続中。早めに帰宅して、寝ようと思いましたが、仕事の電話で結局夜更かししました。すべてがギリギリ。

あ、グラモフォンのワーグナーボックスが届きました。まずはヨッフムのマイスタージンガーから聴いてます。ヴァルターはドミンゴで、ザックスはフィッシャー=ディースカウ。贅沢。

取り急ぎ。

Miscellaneous


9月。
本日締め切り。
思いのほか難しく、呻吟しています。いや、予想通り難しいのかもしれません。
本日、こちらを読みました。詳しくは後日。それにしても読んでるだけで泣けてしまいます。
やっぱり楽器をやらないとなあ。
取り急ぎ。

CD紹介,Opera,Richard Wagner

猛暑の週末でした。お昼に所用で外出したのですが、日差しが突き刺さるように痛かったです。でも、もう8月も終わり。学生の皆さんは宿題は終わっていると思いますが、私の宿題はまだ終わりません。明日も頑張ります。
今日は、ハイティンクの《ジークフリート》を聴いています。

こちらのハイティンクのリング全曲ボックスは素晴らしいことこの上ないです。ジークフリートももちろん。
ベルナルト・ハイティンクがバイエルン放送交響楽団を降っています・ジークフリートを歌うのはジークフリート・エルサレム。ブリュンヒルデはエヴァ・マルトン。1990年11月にミュンヘンのヘラクレス・ザールでの録音です。
とにかく、ハイティンクの指揮は素晴らしいです。実に大きい指揮。少しリタルダンド気味なところが、そうした大きさのようなもの導いているのでしょう。
エヴァ・マルトンの強力すぎるブリュンヒルデも圧巻ですしね。
それから、なにより音が素晴らしいです。ヘラクレスザールが音がいいのは今でもありません。適度なリバーブが心地よいです。
私は、これをiPodとBOSEのクワイエットコンフォートで聴いていましたが、自宅のミニコンポで聴くとまた違う音がします。というか、甘みを帯びた豊かな音になっていて、驚きです。取り込んだのは随分前ですので、ビットレートが低いとか、サンプリングの問題なのでしょう。やはりいい音のこだわる必要があるようです。
もちろん最も素晴らしいのは実演です。
明日も引き続き宿題。それにしても一日は短い!
では、グーテナハト。

Symphony


月末ですので、、大学時代の先輩後輩とあってきました。20年の知己になります。感慨深い。
私も頑張らないとね。
今日もショスタコーヴィチの8番。レニングラードフィルをムラヴィンスキーを指揮したものです。やはり、描かれた世界の中にいて、描かれた世界を体験して言うということは楽曲の解釈において一つの価値を産みだすものだ、と思いました。
さて、最近、WiMAXを再導入しました。
かつて、つまり今年の2月までは、地下鉄や地下街ではWiMAXは全く使えませんでした。ですので、地下鉄通勤中や、地下街歩行中に全くネットに繋がらないという悪夢のような状況が続いていたのです。あわせて、WiMAXの速度低下が著しく、コストに見合わないという判断をしまして、ADSL回線とbMoblieのLTEに移行しました。
ですが、bMobileは、1GBPSで1980円とコスパが悪すぎるのです。1GBの使用料を超えると、速度は128kbpsです。正直全く使えない速度です。メールチェックが出来る程度で、twitterもfacebookもなかなか難しい状況です。
ですので、いきおい、使用を控えるようになります。これ、結構不便なのですよ。ここで、PCからネットにアクセスしたい、という局面でも、1GBの壁を懸念するあまり、使用するにもストレスが掛かります。
次に考えたのは、softbankやemobileの4G回線によるモバイルルーターです。値段は4000円強。ですが、7GBの壁があります。これを超えるとやはり速度は128kbpsに下がってしまいます。また、ネットの評判では速度がかなり遅いというものもありました。
たしかに、Softbankにはあまりいい思いをしたことがありません。ですので、この選択肢もやめました。
残るはWiMAX。試しに、古い未契約の端末を引っ張り出してきて、街なかに持ちだしてみました。
すると、地下街でも受信できます。驚いたのは地下鉄です。東京メトロの某線ですが、ホームは100%受信可能ですし、走行中も、LTEほどの安定性はありませんし、時々切断されはするものの、普通にデータの送受信をする分には、全く問題無さそうだという感触を得ました。
そこで、先日晴れて導入しました。
機種は、NECのWM3800というもの。UloadSlimにするか、少し迷いましたが、使い慣れているということと、公衆無線LANに柔軟に対応できるようなので、NECにしました。
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驚いたのですが、非常に小さいサイズです。私が昔使っていたモバイルルーターであるNEWのWM3600の半分以上は小さくなっていると思います。
そして、電池の持ちも随分余裕だと思います。3時間ほど充電なしで移動しましtが、電池残量が60%と出ました。まだまだ不十分かもしれませんが、かつての時間不足を思えば実に快適な使い勝手だと思います。

Miscellaneous

えーっと、忙しい。社会人ならこれぐらい普通ですね。
で、昔から知ってたんですが、以下の本で、立て直し中。2006年に流行ったGTDの本。

このメンタルスイープというのは気持が良いものです。曰く、自分の中の気になっていることやることすべてを書き出して一箇所に集めてしまえ、という考えでして、かつては、書き出しすぎて死にそうになったんですが、いまは、やらないことを決めていますので、可視化することでかえって、気が楽になる気分です。
やるべきことは砂の粒ほどあり、掌の隙間からこぼれ落ちていくことも多いのですが、諦めずにこぼさなければ、自己管理ができている証拠。
まあ、忙しくなくても自己管理は大事です。
今日はバルシャイのショスタコーヴィチ8番を聴きました。吉田秀和さんが激賞していた録音だったはず。かなり重みある演奏。

ではグーテナハト。

CD紹介,European Art,Jazz

久々にTーSQUAREの Miss you in New York。

このアルバムでは、スクウェアを吹くマイケル・ブレッカーを堪能できます。何度も書いている気がします。すいません。でも良いアルバムなので。
このアルバムでのマイケル・ブレッカーは、正直本気を出していないはず。完全に歌モノのバッキングぐらいにしか捉えていないと思います。いや、カッコいいのですが、熱さやアウト感が足らないかも。もっと行けるはず、マイケル。
でもスクウェアを吹くマイケルが聴けるということ自体が凄いのですけれど。
とはいえ、アルバム全体のアレンジは、1995年当時の良質なフュージョンスタイルです。スクウェアの楽曲が、当時のニューヨークスタイルにアレンジされていて、結構いい感じ。そういう意味ではかなりおすすめ。
徐々に、いろんな環境が整ってきました。WiMAXが、地下鉄でも通じるらしく、そうであれば、ということで、再導入しました。これで、原稿をどこでも書ける体制が整いました。最近整理整頓大好き。やはり整理にある程度時間をかけないと成果は上がりません。