東京オペラ・オケ事情

2013年2014年シーズン開幕ですね。しかし、東京はこんなにオペラ・オケ公演があるのか、と改めて賛嘆です。東京オリンピックも決まりましたので、文化面でもなにかしら盛り上がるといいですね、などと思います。
ではいつものように。
間違いはないように確認しましたが、何かあればご指摘ください。申し訳ないですがご使用に際しては自己責任でおねがいしますね。

場所 演奏者 オケ 演目 開演時間
9月9日(月) NHKホール 指 揮:グスターボ・ドゥダメル
ソプラノ:エレーナ・モシュク
テノール:フランチェスコ・デムーロ
バリトン:レオ・ヌッチ
ミラノ・スカラ座管弦楽団 ミラノ・スカラ座日本公演2013
ジュゼッペ ヴェルディ作曲
「リゴレット」
18:30
9月10日(火) サントリーホール 指揮:飯森範親
アレクサンドル:鳥畑洋人(劇団昴)
イワーノフ:牛山茂(劇団昴)
サーシャ:堀川恭司(劇団ひまわり)
医者:北川勝博(劇団昴)
教師:服部幸子(劇団昴)
大佐:三輪学(劇団昴)
東京交響楽団 新企画 ザ・プロデューサー・シリーズ 池辺晋一郎がひらく
「演劇とオーケストラが出会うとき」
ストッパード×プレヴィン『良い子にご褒美』
19:00
9月11日(水) NHKホール 指 揮:グスターボ・ドゥダメル
ソプラノ:マリハ・アレハンドレス
テノール:ジョルジョ・ベッルージ
バリトン:レオ・ヌッチ
ミラノ・スカラ座管弦楽団 ミラノ・スカラ座日本公演2013
ジュゼッペ ヴェルディ作曲
「リゴレット」
15:00
9月11日(水) サントリーホール 指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット NHK交響楽団 ブラームス/大学祝典序曲 作品80
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
ブラームス/交響曲 第1番 ハ短調 作品68
19:00
9月12日(木) サントリーホール 指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット NHK交響楽団 ブラームス/大学祝典序曲 作品80
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
ブラームス/交響曲 第1番 ハ短調 作品68
19:00
9月12日(木) 東京文化会館 ダニエル・ハーディング
サー・ジョン・ファルスタッフ:アンブロージョ・マエストリ
フォード:マッシモ・カヴァレッティ
フェントン:アントニオ・ボーリ
アリーチェ:バルバラ・フリットリ
ナンネッタ:イリーナ・ルング
クイックリー夫人:ダニエラ・バルチェッローナ
ミラノ・スカラ座管弦楽団 ヴェルディ:「ファルスタッフ」 15:00
9月13日(金) NHKホール 指 揮:グスターボ・ドゥダメル
ソプラノ:エレーナ・モシュク
テノール:フランチェスコ・デムーロ
バリトン:ゲオルグ・ガグニーゼ
ミラノ・スカラ座管弦楽団 ミラノ・スカラ座日本公演2013
ジュゼッペ ヴェルディ作曲
「リゴレット
18:30
9月13日(金) サントリーホール シルヴァン・カンブルラン
ヴァイオリン:荻原尚子
ヴィオラ:清水直子
読売日本交響楽団 モーツァルト: 交響曲第29番 イ長調 K201
モーツァルト: 協奏交響曲 変ホ長調 K364
メンデルスゾーン: 交響曲第3番 イ短調 op.56 「スコットランド」
19:00
9月13日(金) タケミツ・メモリアル 宮本文昭(Cond)、横山幸雄(Pf) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
第272回定期演奏会
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調op.30
・リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」op.35
19:00
9月13日(金) 杉並公会堂 指揮:山田和樹[正指揮者]
チェロ:山崎伸子、ピアノ:菊池洋子、トロンボーン:藤原功次郎[首席奏者]
日本フィルハーモニー交響楽団 曲目:ドヴォルジャーク/序曲《謝肉祭》、ドヴォルジャーク/チェロ協奏曲、菅野祐悟/トロンボーン協奏曲《flower》、ガーシュウィン/《アイ・ガット・リズム》変奏曲、アンダーソン/ピアノ協奏曲 19:00
9月13日(金) 東京芸術劇場 指揮:井上道義
独唱:コヴァーチ・イシュトヴァーン(青ひげ公/バス)
メラース・アンドレア(ユーディト/メゾ・ソプラノ)
仲代達矢(吟遊詩人)
東京フィルハーモニー交響楽団 オッフェンバック(ロザンタール編曲)/バレエ音楽「パリの喜び」
バルトーク/歌劇「青ひげ公の城」※照明:足立恒
19:00
9月14日(土) サントリーホール インゴ・メッツマッハー 新日本フィルハーモニー交響楽団 ムソルグスキー: オペラ『ホヴァーンシチナ』から前奏曲「モスクワ川の夜明け」(R.コルサコフ編)
スクリャービン: 法悦の詩 op.54
チャイコフスキー: 交響曲第5番 ホ短調 op.64
14:00
9月14日(土) みなとみらいホール シルヴァン・カンブルラン
ヴァイオリン:荻原尚子
ヴィオラ:清水直子
読売日本交響楽団 モーツァルト: 交響曲第29番 イ長調 K201
モーツァルト: 協奏交響曲 変ホ長調 K364
メンデルスゾーン: 交響曲第3番 イ短調 op.56 「スコットランド」
14:00
9月14日(土) 東京芸術劇場 アンドレイ・アニハーノフ(Cond) 小山裕幾(Fl) 東京ニューシティ管弦楽団 東京ニューシティ管弦楽団 第90回定期演奏会
~フランス音楽の扉を開く~ ラヴェル/マ・メール・ロア、管弦楽のための舞踏詩「ラ・ヴァルス」 ジョリヴェ/フルートと弦楽合奏のための協奏曲 ムソルグスキー/組曲「展覧会の絵」(ラヴェル版)
14:30
9月14日(土) 東京文化会館 ダニエル・ハーディング
サー・ジョン・ファルスタッフ:アンブロージョ・マエストリ
フォード:マッシモ・カヴァレッティ
フェントン:アントニオ・ボーリ
アリーチェ:バルバラ・フリットリ
ナンネッタ:イリーナ・ルング
クイックリー夫人:ダニエラ・バルチェッローナ
ミラノ・スカラ座管弦楽団 ヴェルディ:「ファルスタッフ」 15:00
9月15日(日) NHKホール 指 揮:グスターボ・ドゥダメル
ソプラノ:マリハ・アレハンドレス
テノール:フランチェスコ・デムーロ
バリトン:レオ・ヌッチ
ミラノ・スカラ座管弦楽団 ミラノ・スカラ座日本公演2013
ジュゼッペ ヴェルディ作曲
「リゴレット
13:00
9月15日(日) タケミツ・メモリアル 下野竜也(Cond)、向山佳絵子(Vc)*、幸田浩子(Sop)**、宮本益光(Bar) 東京交響楽団 作曲家・池辺晋一郎 70歳バースデー・コンサート
悲しみの森 ─ オーケストラのために(1998)
・木に同じく ─ チェロ協奏曲(1996)*
・交響曲第9番 ─ ソプラノ、バリトンとオーケストラのために(2013)**
15:00
9月16日(月) NHKホール 指 揮:グスターボ・ドゥダメル
ソプラノ:マリア・ホセ・シーリ
テノール:スチュアート・ニール
ミラノ・スカラ座管弦楽団 NHK音楽祭2013
ミラノ・スカラ座管弦楽団
ヴェルディ ガラ・コンサート
16:00
9月16日(月) サントリーホール 飯守泰次郎
メゾ・ソプラノ:池田香織
テノール:大槻孝志
ソプラノ:清水華澄
バリトン:大塚博章
ワーグナー祝祭オーケストラ ワーグナー生誕200年記念コンサート 19:00
9月16日(月) タケミツ・メモリアル アルベルト・ゼッダ(Cond)、日比野 幸(Sop) 東京フィルハーモニー交響楽団 東京フィルハーモニー交響楽団 第57回午後のコンサート
ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲/歌劇「仮面舞踏会」より「どんな衣装か知りたいだろう」/歌劇「椿姫」より第1幕への前奏曲/同「そは彼の人か〜花から花へ」
・ロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」序曲/歌劇「チェネレントラ」序曲/歌劇「セビリアの理髪師」序曲/歌劇「ウィリアム・テル」序曲
14:00
9月17日(火)
9月18日(水)
9月19日(木) NHKホール 指 揮 :グスターボ・ドゥダメル
エジプト王:ロベルト・タリアヴィーニ
アムネリス:ダニエラ・バルチェッローナ
アイーダ:ホイ・ヘー
ラダメス:ホルヘ・デ・レオン
ランフィス:マルコ・スポッティ
アモナスロ:アンブロージョ・マエストリ
使 者:ジェヒ・クォン
巫 女:サエ・キュン・リム
合 唱:ミラノ・スカラ座合唱団
ミラノ・スカラ座管弦楽団 ミラノ・スカラ座管弦楽団
ヴェルディ 歌劇「アイーダ」
-全4幕・演奏会形式―
18:00
9月19日(木) サントリーホール 指揮:大友直人
ヴァイオリン:周防亮介
ソプラノ:森麻季
バリトン:三原剛
ミナトシティコーラス
東京交響楽団 フレッシュ名曲コンサート 第22回Kissポートクラシックコンサート 19:00
9月19日(木) タケミツ・メモリアル アルベルト・ゼッダ
ヴァイオリン:三浦文彰
東京フィルハーモニー交響楽団 東京フィルハーモニー交響楽団
第81回東京オペラシティ定期シリーズ
ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集『和声と創意への試み』 op.8から「四季」(全曲)
R.シュトラウス: 交響的幻想曲『イタリアより』 ト長調op.16
19:00
9月20日(金) サントリーホール アルベルト・ゼッダ
ヴァイオリン:三浦文彰
東京フィルハーモニー交響楽団 ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集『和声と創意への試み』 op.8から「四季」(全曲)
R.シュトラウス: 交響的幻想曲『イタリアより』 ト長調op.16
19:00
9月20日(金) 東京芸術劇場 宮川彬良(作曲・指揮) 安富泰一郎、塚本伸彦、松波千津子、楠永陽子、安田旺司 ほか 新日本フィルハーモニー交響楽団 歌劇「あしたの瞳」~もうひとつの未来
歌劇「あしたの瞳」~もうひとつの未来
作曲:宮川彬良 脚本:響敏也 演出:佐久間広一郎
18:30
9月21日(土) NHKホール 指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット NHK交響楽団 ブラームス/交響曲 第2番 ニ長調 作品73
ブラームス/交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
18:00
9月21日(土) サントリーホール 指揮:高関健
ソプラノ:佐竹由美
メゾ・ソプラノ:池田香織
テノール:高橋淳
バス:長谷川顯
日本フィルハーモニー協会合唱団
日本フィルハーモニー交響楽団 日本フィルハーモニー交響楽団第357回名曲コンサート
ベートーヴェン: ミサ・ソレムニス
14:00
9月22日(日) NHKホール 指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット NHK交響楽団 ブラームス/交響曲 第2番 ニ長調 作品73
ブラームス/交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
15:00
9月22日(日) タケミツ・メモリアル 飯森範親(Cond)、川久保賜紀(Vn)、山本真希(Org) 東京交響楽団 東京交響楽団 東京オペラシティシリーズ第75回
ラロ:歌劇「イスの王様」序曲/ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調op.21「スペイン交響曲」
・サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調op.78「オルガン付」
14:00

Opera

夏の暑さも厳しいですが、どんより曇る一日もまたなんか憂鬱なものです。本当は東京ジャズに行くか、METライブビューイングのパルジファルに行きたかったのですが、体を整えないと。
ということで、9月、10月のNHKBSのプレミアムシアター情報です。オペラ目白押しです。

9月9日(8日深夜)

ザルツブルク音楽祭2013 歌劇『ドン・カルロ』

  • フィリッポ二世(スペイン王): マッティ・サルミネン
  • ドン・カルロ(スペインの王子): ヨナス・カウフマン
  • ロドリーゴ(ポーサの侯爵): トマス・ハンプソン
  • 大審問官(90歳の盲人): エリック・ハーフヴァーソン
  • 修道士: ロバート・ロイド
  • エリザベッタ: アニヤ・ハルテロス
  • エボリ公女: エカテリーナ・セメンチュク
  • テバルド(エリザベッタの小姓): マーリア・ツェレン
  • レルマ伯爵/王の使者: バンジャマン・ベルネーム
  • 天の声: セン・グオ
  • きこり: オレク・サヴラン
  • アントニオ・パッパーノ指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
  • 2013年8月16日ザルツブルク祝祭大劇場

    9月16日(17日深夜)

    ルツェルン音楽祭2013

    クラウディオ・アバド指揮 ルツェルン音楽祭管弦楽団演奏会

  • 悲劇的序曲 作品81 (ブラームス)
  • グレの歌」から 間奏曲 「山鳩(やまばと)の歌」 (シェーンベルク)
  • 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」 (ベートーベン)
  • 英国ロイヤル・オペラ公演 歌劇『湖上の美人』

  • エレナ(反乱貴族ダグラスの娘): ジョイス・ディドナート
  • スコットランド国王ジャコモ5世(別名ウベルト): ファン・ディエゴ・フローレス
  • マルコム(エレナの恋人・反乱軍の勇士): ダニエラ・バルチェッローナ
  • ダグラス(エレナの父・反乱貴族): シモン・オルフィラ
  • ロドリーゴ(反乱軍のリーダー): コリン・リー
  • アルビーナ(エレナの友人): ユスティナ・グリンギーテ
  • セラーノ(ダグラスの忠臣): ロビン・レゲート
  • 詩人: クリストファー・ラックナー
  • ベルトラム(王の兵士): パブロ・ベムシュ
  • ミケーレ・マリオッティ指揮コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
  • 9月23日(22日深夜)

    『N響・イン・ザルツブルク』

  • ノヴェンバー・ステップス (武満徹)
  • ソプラノとオーケストラのための「嘆き」[ザルツブルク音楽祭委嘱作品/世界初演] (細川俊夫)
  • 幻想交響曲 作品14 (ベルリオーズ)
  • シャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団

    10月14日(13日深夜)

    佐渡 裕 指揮 パリ管弦楽団演奏会

  • ディヴェルティメント (イベール)
  • パガニーニの主題による狂詩曲 作品43 (ラフマニノフ)
  • 歌劇「ルイザ・ミラー」序曲 (ヴェルディ)
  • 歌劇「ナブッコ」から 「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」 (ヴェルディ)
  • ほか

    佐渡 裕 指揮 ベルリン・フィル定期デビューコンサート

  • 「フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム」 (武満 徹)
  • 交響曲 第5番 ニ短調 作品47 (ショスタコーヴィチ)
  • 10月21日(20日深夜)

    新国立歌劇場公演 『コシ・ファン・トゥッテ』

  • ミア・パーション (フィオルディリージ)
  • ジェニファー・ホロウェイ (ドラベッラ)
  • 天羽明惠 (デスピーナ)
  • パオロ・ファナーレ (フェルランド)
  • ドミニク・ケーニンガー (グリエルモ)
  • マウリツィオ・ムラーノ (ドン・アルフォンソ)
  • イヴ・アベル指揮東京フィルハーモニー交響楽団
  • 10月28日(27日深夜)

    ミラノ・スカラ座日本公演 歌劇『リゴレット』

  • レオ・ヌッチ (リゴレット)
  • ジョセフ・カレヤ (マントヴァ公爵)
  • エレーナ・モシュク (ジルダ)
  • ケテワン・ケモクリーゼ (マッダレーナ)
  • アレクサンドル・ツィムバリュク (スパラフチレ)
  •  

  • グスターボ・ドゥダメル指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団
  • Concert,Opera,Richard Wagner

    サントリーホールで日フィル定期。ピエタリ・インキネン指揮で《ワルキューレ》第一幕。
    同じ時間帯にすみだトリフォニーホールでは、インゴ・メッツマッハー&新日フィルでもワルキューレ第一幕をやっていましたね。ベストは両方聞き比べられればよかったのですが、そうも行かず。
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    演奏関連

    前半は《ジークフリート牧歌》と《トリスタンとイゾルデから前奏曲と愛の死》。《トリスタン》は、ソプラノのエディス・ハーラーの独唱付き。この方は、バイロイトでジークリンデと歌った方ですね。2011年に、NHKで《ワルキューレ》の生中継をしましたがまさにそのときのジークリンデがこの方。さすが世界レベルの声で、均質で安定したソプラノでした。
    後半の《ワルキューレ》第一幕も圧巻でした。インキネンの指揮は、気を取らわず、テンポもあまり動かさず、テンポは中庸から少し遅い感じで、重心の低い指揮といえましょう。だからといって、情感が失われることはなく、うねるようなダイナミズムを楽曲から引き出していました。
    ジークムントを歌ったサイモン・オニールは、ブリリアントなテノール。カッコイイですね。フンディングを歌ったマーティン・スネルも重みのあるバス・バリトンです。
    日フィルも、若干の傷はあったものの、持ち前の機能性を発揮し、縦横無尽の演奏でした。木管いいですよね。ちょっとした事故はありましたが、木管の充実度を改めて実感しました。

    サントリーホールで聞くオペラ

    サントリーホールでのオペラは、2005年ごろだったか、ホールオペラ《ボエーム》を聴いて以来です。その時は一階席でしたが、今日は二階席で、ホール全体のサウンドがよく分かる席でした。オケの音も、歌手の声も一旦ホールの中を回った音が聞こえる感じです。サントリーホールの残響は、中音から少し高めです。前半の《ジークフリート牧歌》は、その残響感の中に楽曲が巧く溶け込みました。
    歌付きとなると、これがいつも聞いている新国立劇場でのサウンドとは全く異なります。私の感覚では、新国立劇場オペラパレスのサウンドはかなりデッドなサウンドだと思っています。これぐらいデッドでないと、歌詞が聞き取れません。
    ですが、サントリーホールはコンサートホールですから、音の作り方が全く違うのですね。
    そうした中で、歌がどう聞こえるかというと、これは、私の席特有の事象でもあるのですが、歌とオケのバランスが上手くとれない場面がありました。これは、良し悪しの問題ではなく、あくまでコンサートホールとオペラシアターの音に対する考え方の違いにほかならないと思いました。
    逆に言うと、このアンバランスというマイナス面を補って余りある残響感に酔いました。つまり、私にとってはこのサウンドは良いものだったのです。新鮮な体験でした。

    終わりにひとりごと

    それにしても、月日が立つのは速いものです。ゆっくり急げ!
    それではグーテナハト。

    Book

    先日以下の本を読みました。実に興味深いことが書いてあります。

    曰く、勉強を集中していた時に聴いていた音楽を聴くと、かなりの高確率で集中力が高まるそうですよ。
    で、私にとってはこれなんですね。ネルソン・ランジェルのアルバム。

    浪人時代に飽きもせず、こればっかり聞きながら文標やってました。
    で、やっぱり最近聞いても、集中できるのですねえ。
    皆様も、思い出の集中CDを見つけてみるといいですよ。
    土日もお仕事。
    では、グーテナハト。

    未分類

    WiMAXが好調です。

    地下鉄、地下街でもかなりの確率で使えます。やっとiPhoneのエミューレートができてきた感覚。

    無制限で使えるという開放感はたまりません。

    今日はここまで。最近みじかくてすいません。

    今日はヨッフムの《マイスタージンガー》を聞きましたよ。ヴァルターがドミンゴ。ザックスはフィッシャー=ディースカウ。いい感じ。詳細はまた。

    ではグーテナハト。

    Symphony

    いやはや、もう、という感じ。今日でなんとか一区切りつけました。
    で、帰宅中は、私的には興味深かったこの一枚。

    オトマール・スウィトナーがドレスデン・シュターツカペレを振ったシューマン。
    第一稿を使っているので、最初のファンファーレが全然違いますので、私はiPodが壊れたのかと思いました。その後も違和感たっぷり。ワタシ的にはセルやサヴァリッシュの春がデフォルトなので。
    しかし、音は素晴らしいです。リヴァーヴ感炸裂。ライナーが失われてしまいましたが、ドレスデンでこの音だとしたら、あの教会で録った可能性が高いです。
    明日は休憩。でも頑張ります。
    ではグーテナハト。

    Miscellaneous

    夏バテ継続中。早めに帰宅して、寝ようと思いましたが、仕事の電話で結局夜更かししました。すべてがギリギリ。

    あ、グラモフォンのワーグナーボックスが届きました。まずはヨッフムのマイスタージンガーから聴いてます。ヴァルターはドミンゴで、ザックスはフィッシャー=ディースカウ。贅沢。

    取り急ぎ。

    Miscellaneous


    9月。
    本日締め切り。
    思いのほか難しく、呻吟しています。いや、予想通り難しいのかもしれません。
    本日、こちらを読みました。詳しくは後日。それにしても読んでるだけで泣けてしまいます。
    やっぱり楽器をやらないとなあ。
    取り急ぎ。

    CD紹介,Opera,Richard Wagner

    猛暑の週末でした。お昼に所用で外出したのですが、日差しが突き刺さるように痛かったです。でも、もう8月も終わり。学生の皆さんは宿題は終わっていると思いますが、私の宿題はまだ終わりません。明日も頑張ります。
    今日は、ハイティンクの《ジークフリート》を聴いています。

    こちらのハイティンクのリング全曲ボックスは素晴らしいことこの上ないです。ジークフリートももちろん。
    ベルナルト・ハイティンクがバイエルン放送交響楽団を降っています・ジークフリートを歌うのはジークフリート・エルサレム。ブリュンヒルデはエヴァ・マルトン。1990年11月にミュンヘンのヘラクレス・ザールでの録音です。
    とにかく、ハイティンクの指揮は素晴らしいです。実に大きい指揮。少しリタルダンド気味なところが、そうした大きさのようなもの導いているのでしょう。
    エヴァ・マルトンの強力すぎるブリュンヒルデも圧巻ですしね。
    それから、なにより音が素晴らしいです。ヘラクレスザールが音がいいのは今でもありません。適度なリバーブが心地よいです。
    私は、これをiPodとBOSEのクワイエットコンフォートで聴いていましたが、自宅のミニコンポで聴くとまた違う音がします。というか、甘みを帯びた豊かな音になっていて、驚きです。取り込んだのは随分前ですので、ビットレートが低いとか、サンプリングの問題なのでしょう。やはりいい音のこだわる必要があるようです。
    もちろん最も素晴らしいのは実演です。
    明日も引き続き宿題。それにしても一日は短い!
    では、グーテナハト。

    Symphony


    月末ですので、、大学時代の先輩後輩とあってきました。20年の知己になります。感慨深い。
    私も頑張らないとね。
    今日もショスタコーヴィチの8番。レニングラードフィルをムラヴィンスキーを指揮したものです。やはり、描かれた世界の中にいて、描かれた世界を体験して言うということは楽曲の解釈において一つの価値を産みだすものだ、と思いました。
    さて、最近、WiMAXを再導入しました。
    かつて、つまり今年の2月までは、地下鉄や地下街ではWiMAXは全く使えませんでした。ですので、地下鉄通勤中や、地下街歩行中に全くネットに繋がらないという悪夢のような状況が続いていたのです。あわせて、WiMAXの速度低下が著しく、コストに見合わないという判断をしまして、ADSL回線とbMoblieのLTEに移行しました。
    ですが、bMobileは、1GBPSで1980円とコスパが悪すぎるのです。1GBの使用料を超えると、速度は128kbpsです。正直全く使えない速度です。メールチェックが出来る程度で、twitterもfacebookもなかなか難しい状況です。
    ですので、いきおい、使用を控えるようになります。これ、結構不便なのですよ。ここで、PCからネットにアクセスしたい、という局面でも、1GBの壁を懸念するあまり、使用するにもストレスが掛かります。
    次に考えたのは、softbankやemobileの4G回線によるモバイルルーターです。値段は4000円強。ですが、7GBの壁があります。これを超えるとやはり速度は128kbpsに下がってしまいます。また、ネットの評判では速度がかなり遅いというものもありました。
    たしかに、Softbankにはあまりいい思いをしたことがありません。ですので、この選択肢もやめました。
    残るはWiMAX。試しに、古い未契約の端末を引っ張り出してきて、街なかに持ちだしてみました。
    すると、地下街でも受信できます。驚いたのは地下鉄です。東京メトロの某線ですが、ホームは100%受信可能ですし、走行中も、LTEほどの安定性はありませんし、時々切断されはするものの、普通にデータの送受信をする分には、全く問題無さそうだという感触を得ました。
    そこで、先日晴れて導入しました。
    機種は、NECのWM3800というもの。UloadSlimにするか、少し迷いましたが、使い慣れているということと、公衆無線LANに柔軟に対応できるようなので、NECにしました。
    photo
    驚いたのですが、非常に小さいサイズです。私が昔使っていたモバイルルーターであるNEWのWM3600の半分以上は小さくなっていると思います。
    そして、電池の持ちも随分余裕だと思います。3時間ほど充電なしで移動しましtが、電池残量が60%と出ました。まだまだ不十分かもしれませんが、かつての時間不足を思えば実に快適な使い勝手だと思います。