先日から読んでいる、バリー・ミリントンのワーグナー本、面白いです。
ワーグナーの、幾分か悪意をもって語られる要素について冷静に検証されていると思います。
ですが、現代からはかりしれない当時の状況や、数字、文献などから別の可能性を見出す試みは刺激的です。
明日も読みます。
人間には何といろいろな啓示が用意されているのだろう。地上では雲も語り、樹々も語る。大地は、人間に語りかける大きな書物なのだ。…… 辻邦生
先日から読んでいる、バリー・ミリントンのワーグナー本、面白いです。
ワーグナーの、幾分か悪意をもって語られる要素について冷静に検証されていると思います。
ですが、現代からはかりしれない当時の状況や、数字、文献などから別の可能性を見出す試みは刺激的です。
明日も読みます。
やっと週末ですが、今週は月曜日が休みだったので短縮バージョンだったのですね。来週は休みなしで二週間連続仕事予定。体が持ちませんよ。
※※※
今日は珍しくバルトークのビアノ協奏曲第二番を。たしか、ブーレーズとツィンマーマンの演奏だったはずだけど、Amazonにはないみたい。
※※※
朝日新聞夕刊に沢木耕太郎の《風立ちぬ》評が載っていました。私の理解では 、
堀越はなんの障害に会うことなく、バリアフリーに物語が進んで行く。これまでの宮崎映画ようなビルドゥングスロマンではないからして、宮崎監督はもう一度映画を作るはず。
でした。あとは声優批判もすこし。ここで、ツボにはまった方も多いはず。
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今日も遅くなりました。ではグーテナハト。
過ごしやすくなった今日このごろ。嬉しい限りです。
先日の続きを書きます。夜更かしですが。。
ドイツを焦土とした三十年戦争が終わったのは1648年のウェストファリア条約です。ここで国際法や国家の概念が現れたというのは世界史における必須問題です。
その後ルイ14世ものとで絶対王政を確立し、強大となったフランスは、帝国主義的領土拡張政策をとり、1681年にストラスブールというかシュトラスブルクを武力占領し、1689年にプファルツ継承戦争でプファルツへの侵攻を開始します。ドイツ諸邦は対抗し、失敗に終わるかと思いました。
が、フランス政府は近世史上初めて、一地域を全て無人の地と化すことを決意しました。フランスに対して中立を宣言し、フランス軍を友好的に招き入れた、神聖ローマ帝国直轄歳のシュパイヤー、ヴォルムス、オッペンハイムは、フランス軍によって焼き払われました。大聖堂は爆破され、歴代ドイツ皇帝の墓所は暴かれて略奪され、住民は放逐されました。その後、ハイデルベルクなどのフランス国境からライン川の間に位置する数十の都市と数千の村が襲われ、組織的に壊滅させられ、住民は根絶やしにされました。
この焦土作戦は、ドイツ国民に深い心理的ショックを与え、長期にわたって、道徳的退廃を産み出し、社会心理を荒廃させたのです。
これ以来、ドイツとフランスは宿敵どうしとなり、その後の歴史や文化において通奏低音のように、ドイツにフランスへの敵対心を与え続けることになるのです。
こうした見方を、私は(恥ずかしながら)知りませんでした。私は、ドイツのフランスへの敵対心はナポレオン戦争によるものと思っていたからです。ですが、それよりももっと古く根が深いものだったということなのでしょう。
この部分はコンラート・ブントというドイツ人の歴史学者による原稿です。被害者側の記述なので、いささか感情的なのかもしれません。
手元にあった山川出版社の世界歴史大系ドイツ史第二巻における記述では、「プファルツの焦土化」という言葉が取り上げられていますが、文化史的な背景については語られていません。
確かになにかしら非人道的な事実があったのでしょう。
ただ、そうした史実と思われる出来事をどう解釈するかは、その後の捉え方です。先日書いたように叙述された歴史は恣意性を帯びるのです。真実などはありません。あるのは解釈だけです。
当時のフランスは、武力に物を言わせて、言いがかりをつけては隣国を侵略するという侵略国家だったようですね。とくにマザランからルイ14世による親政になってからのことだと書かれていました。絶対王政、王権神授説。諸芸術のパトロンであり、自身もバレエを嗜んだルイ14世ですが、こうした一面も持っているのですね。独裁者は芸術を愛するということなんでしょうか。
この延長線上にあるのが、ワーグナーの《ニュルンベルクのマイスタージンガー》にあるフランスへの敵対心であり、1871年の普仏戦争であり、第一次大戦であり、ナチスのフランス侵攻なのでしょう。
そしてようやく、最初の「焦土化」から300年近くたった第二次世界大戦後、欧州議会の本部をストラスブールに置くということに象徴されるように、ようやくドイツとフランスはお互いを許しあったかのように見えます。
そうです。300年もかかるのです。こうした問題は、それぐらい腰を据えなければならないということなのです。
やっとかけました。
それにしても、叙述されたことの難しさ、というものを感じます。歴史なんて、だれかが書いた一言で簡単に代わるものです。誰かが新聞に書けばそれが事実になってしまうということなのですね。
音楽評論もまさにそうなのでしょう。書いたことと音楽自体はまったくリンクしませんし、検証不可能です。当然ですが歴史よりも恣意性は高いです。大学の先生が音楽評論の妥当性について批判していたのを思い出しました。
逆に言うと、歴史も音楽評論ぐらいのものだということも言えるのでしょうね。
まったく世界は難しいです。
ではグーテナハト。
私の高校時代からの友人N氏からメールがきました。
彼は、西日本の某大学で教鞭をとっておられますが、彼はトランペットの名手で、某有名アンサンブルのメンバーだった経歴の持ち主です。
その彼からメールが届きました。曰く、凄いスターウォーズテーマがあるのだそうです。
で、早速ググってみると、恐ろしい音源に突き当たりました。
フランツ・ウェルザー=メストがウィーンフィルを振った、スターウォーズのテーマですよ。
こちらが、メインテーマ。ああ、ドイツ語ではHauptthema aus 'Starwars’
次。帝国軍のマーチ。ドイツ語でImperial march aus 'Starwars’ 最後に、ライトセーバーが登場します。あー、スターウォーズ、ラヴ。
次はレイアのテーマ。この曲、叙情的で大好きでしたが、もっと好きになりました。ウィーンフィルの弦は美しすぎる。。ソロの方々の解釈が素晴らしい。ホルンもラヴだ。
ホルンの咆哮は、ワーグナーなんですね。
うーん。これが指揮者とオケの実力なのか、と思い知りました。
いやいや、既存の音源が、というわけではありません。
ですが、さすがのウィーンフィルとウェルザー=メストです。これまでにないスターウォーズをきかせてくれます。
演奏面でいうと、これまでにないアーティキュレーションなのだと思います。絶妙なテンポの取り方は、楽曲の陰影を深めたものと思います。また弦の美しさも格別。
ワーグナーの正統後継者の一人であるジョン・ウィリアムズの楽曲が、正規コンサートではないですが、取り上げられたことに驚きながらも喝采を感じました。
よくぞやったな、という感じです。
あとは、コルンゴルトのつながりでしょう。ジョン・ウィリアムズの楽曲はコルンゴルトの映画音楽とかなりの部分が驚くほど似ています。
また、ウェルザー=メストは1998年にコルンゴルトの交響曲を録音しています。そういう意味では納得できますね。
我が友人、N氏に感謝。ありがとう!
おまけ。
こんな映像も。指揮者がライトセーバーで指揮してます。つうか、きっとコンマス見てるな、みんな。
9月24日は辻邦生の誕生日でした。1925年生まれですので、ご存命であれば88歳です。
お気づきお通り、邦生という名前は、誕生日からとられたものです。ですので、忘れようがありませんね。
現実は、辻邦生の世界とどんどんかけ離れていきます。フランスへ留学した1950年代から60年代にかけてと、現代世界の違いと言ったら、筆舌に尽くしがたいものがあるでしょう。
現代は、理想が失われた時代、と私は思っています。あるいは、理想を外に出せない、あるいは理想は必ずしも有用ではない時代、とでもいいましょうか。
それが正しいこととも思えませんが、現代は、重要なのは真理ではなく功利である、とも思います。そうした引き裂かれる時代にあって、一度立ち止まり、振り返って足元を見るのに、辻邦生の著作ほど相応しいものはないでしょう。
天上界から眺めているであろう辻邦生の魂は、いまごろ、こんな世の中をどのような感想をもってながめているのでしょうか。
なんだか随分遠くに来てしまったように思います。私達は。
では、グーテナハト。
これは、素晴らしい著作です。
バリー・ミリントンはこれまでの「ヴァーグナー大事典」や「ワーグナーの上演空間」といった、ワーグナー関連の研究書の監修をしていましたが、この「ワーグナー バイロイトの魔術師」は、最新の研究成果を取り入れた画期的なワーグナー本ですね。
ワーグナーはなにかしら悪意をもって批判される向きもあるわけですが、そうした批判を見直す良い機会をもらいました。
歴史というものは、後世の研究、もっといえば様々な意図で塗り替えられるものです。普遍的妥当性などというものは歴史には全く存在しません。全ての歴史は叙述された時点で恣意的に塗り替えられます。したがって、我々が信じている歴史的事実というものは、誰かの意図によってねじ曲げられていることが多々あるということです。
私は、それをヴェルディがリソルジメントで果たした役割を検討した際に嫌というほど思い知りました。
ワーグナーもしかり。これまで喧伝されてきたワーグナー像というものも、何かにねじ曲げられている可能性もそうでない可能性もあるということです。さらに言えば、ワーグナーほど後世に利用された作曲家もいないはず。それは音楽だけではなく、オペラのリブレットを創ったことで思想をも創ったからですね。
止まらなくなりましたので、この辺りで一旦ストップしますが、昨今つとに思う歴史的真実を考える上でも、この本は刺激的です。
まだ全てを精読したわけではありませんが、この本については近日中にきちんとまとめる予定です。
今週も東京オケ・オペラ事情をお届けします。本当は毎週がベストなんですが、ついつい隔週に。
次の二週間もこんなにもコンサートがあります。シュテファン・ドールが来日するとは知りませんでした。新国立劇場も新シーズンがスタートです。みなとみらいホールでアルプス交響曲がありますが、横浜19時はちょっと無理。。
間違いはないように確認しましたが、何かあればご指摘ください。申し訳ないですがご使用に際しては自己責任でおねがいしますね。
日 | 場所 | 演奏者 | オケ | 演目 | 開演時間 |
---|---|---|---|---|---|
9月23日(月) | 神奈川県立音楽堂 | 小崎雅弘(指揮) | 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 |
第23回 神奈川オペラフェスティバル’13 <第1夜>オペラ・ガラコンサート 「創立30周年記念 オペラで巡る世界の旅 Vol.3 」 |
|
9月24日(火) | 神奈川県立音楽堂 |
下野竜也(指揮) 藤原道山(尺八) |
読売日本交響楽団 |
ベートーヴェン:劇音楽「シュテファン王」序曲 一柳慧:音に還る~尺八とオーケストラのための(尺八:藤原道山) 千住明:「黄金の海」(尺八:藤原道山) ブラームス:交響曲第1番 |
19:00 |
9月25日(水) | サントリーホール |
指揮オレグ・カエターニ チェロ:古川展生 |
東京都交響楽団 |
芥川也寸志: チェロとオーケストラのためのコンチェルト・オスティナート ショスタコーヴィチ: 交響曲第7番 ハ長調 op.60 「レニングラード」 |
19:00 |
9月27日(金) | NHKホール |
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット ヴァイオリン:フランク・ペーター・ツィンマーマン |
NHK交響楽団 |
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77 ブラームス/交響曲 第4番 ホ短調 作品98 |
19:00 |
みなとみらいホール |
[指揮者]沼尻竜典 [出演]石田泰尚(Vn) 神奈川フィル合唱団 |
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 |
ストラヴィンスキー:詩篇交響曲 グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 R.シュトラウス:アルプス交響曲 |
19:00 | |
9月28日(土) | NHKホール |
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット ヴァイオリン:フランク・ペーター・ツィンマーマン |
NHK交響楽団 |
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77 ブラームス/交響曲 第4番 ホ短調 作品98 |
15:00 |
サントリーホール |
指揮大友直人 出演東響コーラス |
東京交響楽団 |
マクミラン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉~合唱と弦楽オーケストラのためのカンタータ~ ホルスト:組曲「惑星」 op.32 |
18:00 | |
みなとみらいホール |
[指揮者]小林研一郎 [出演]清水和音(Pf) |
日本フィルハーモニー交響楽団 |
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 チャイコフスキー:交響曲第4番 |
18:00 | |
9月29日(日) | サントリーホール |
指揮:園田隆一郎 フィオルディリージ:吉田珠代(ソプラノ) ドラベッラ:野田ヒロ子(ソプラノ) フェッランド:櫻田亮(テノール) デスピーナ:九嶋香奈枝(ソプラノ) グリエルモ:吉川健一(バリトン) ドン・アルフォンソ:北川辰彦(バス・バリトン) ナビゲーター:朝岡聡 |
サントリーホール室内オペラ管弦楽団 | モーツァルト: オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』 K588 | 15:00 |
みなとみらいホール | [指揮者]チョン・ミョンフン | フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団 |
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」Op.9 ビゼー:カルメン組曲 ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14 |
14:00 | |
ミューザ川崎シンフォニーホール |
指揮:大友直人 混声合唱:東響コーラス |
東京交響楽団 |
マクミラン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉 ~合唱と弦楽オーケストラのためのカンタータ ホルスト:組曲「惑星」作品32 |
14:00 | |
9月30日(月) | サントリーホール |
指揮チョン・ミョンフン ピアノ:アリス=紗良・オット |
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団 |
ラヴェル: 組曲「マ・メール・ロワ」 : ピアノ協奏曲 ト長調 サン=サーンス: 交響曲第3番 ハ短調 「オルガン付」 op.78 |
19:00 |
東京文化会館 |
指揮 オレグ・カエターニ 出演 アンリ・バルダ(Pf) |
東京都交響楽団 |
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 シューベルト:交響曲第8番 ハ長調「ザ・グレート」 |
19:00 | |
10月1日(火) | オペラパレス |
指揮:尾高忠明 メッゾソプラノ:加納悦子 バリトン:萩原 潤 合唱指揮:三澤洋史 合唱:新国立劇場合唱団 |
東京フィルハーモニー交響楽団 |
ディーリアス オペラ「村のロメオとジュリエット」より間奏曲~楽園への道~ エルガー メッゾソプラノと管弦楽のための連作歌曲集「海の絵」 ウォルトン オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」 |
19:00 |
10月2日(水) | NHKホール |
指揮:フィリップ・オーギャン ソプラノ:エヴァ・ヨハンソン テノール:サイモン・オニール |
NHK交響楽団 |
ワーグナー/舞台神聖祭典劇「パルシファル」から 前奏曲、「役立つのはただ1つの武器」 ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「前奏曲と愛の死」 ワーグナー/楽劇「神々のたそがれ」から「夜明け」 「あなたの新しい働きを」 「ジークフリートのラインの旅」 「ブリュンヒルデよ、神聖な花嫁よ」 「ジークフリートの葬送行進曲」 「ブリュンヒルデの自己犠牲」 |
19:00 |
サントリーホール | 指揮スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ | 読売日本交響楽団 |
ベルリオーズ: 劇的交響曲「ロミオとジュリエット」から ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番 ニ短調 op.47 |
19:00 | |
10月3日(木) | オペラパレス |
指揮:ピエトロ・リッツォ 演出:アンドレアス・クリーゲンブルグ リゴレット:マルト・ヴラトーニャ ジルダ:エレナ・ゴルシュノヴァ マントヴァ公爵:ウーキュン・キム スパラフチーレ:妻屋秀和 マッダレーナ:山下牧子 モンテローネ伯爵:谷友博 |
東京フィルハーモニー交響楽団 | ヴェルディ:リゴレット | 19:00 |
東京文化会館 | 指揮 渡邊一正 | 東京フィルハーモニー交響楽団 |
ペトルーシュカ 展覧会の絵(清姫) プレリュード(沈める寺) ボレロ |
19:00 | |
10月4日(金) | 東京芸術劇場 |
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ ピアノ:ベルント・グレムザー |
読売日本交響楽団 |
F.ショパン/ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 D.ショスタコーヴィチ/交響曲第5番 ニ短調 |
15:00 |
10月5日(土) | サントリーホール |
指揮:大友直人 ソプラノ:中嶋彰子 テノール:パヴェル・コルガティン 津軽三味線:上妻宏光 舞踏:バレエ シャンブル ウェスト 司会:高嶋政宏 |
室内アンサンブル:ザ・フィルハーモニクス |
フレデリック・ロウ: 『マイ・フェア・レディ』から序曲~「踊り明かそう!」 J.シュトラウスⅡ: オペレッタ『ウィーン気質』から「ほろ酔いの歌」 プッチーニ: オペラ『蝶々夫人』から「ある晴れた日に」 ジーツィンスキー: ウィーン、わが夢の街 ピアソラ: リベルタンゴ、他 |
18:00 |
埼玉会館 大ホール |
指揮:秋山和慶 ピアノ:伊藤 恵 |
NHK交響楽団 |
モーツァルト/ピアノ協奏曲 第20番 二短調 K.466 ベルリオーズ/幻想交響曲 作品14 |
16:00 | |
東京芸術劇場 | 小林研一郎(Cond) 仲道郁代(Pf) | 日本フィルハーモニー交響楽団 |
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」 ドヴォルジャーク/交響曲第9番「新世界より」 |
14:00 | |
10月6日(日) | オペラパレス |
指揮:ピエトロ・リッツォ 演出:アンドレアス・クリーゲンブルグ リゴレット:マルト・ヴラトーニャ ジルダ:エレナ・ゴルシュノヴァ マントヴァ公爵:ウーキュン・キム スパラフチーレ:妻屋秀和 マッダレーナ:山下牧子 モンテローネ伯爵:谷友博 |
東京フィルハーモニー交響楽団 | ヴェルディ:リゴレット | 14:00 |
ミューザ川崎シンフォニーホール |
指揮:マルティン・ジークハルト 独奏:アンサンブル・ウィーン=ベルリン -オーボエ:ハンスイェルク・シェレンベルガー -クラリネット:ノルベルト・トイブル -ファゴット:リヒャルト・ガラー -ホルン:シュテファン・ドール |
東京交響楽団 |
モーツァルト:ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K.495(ホルン:シュテファン・ドール) モーツァルト:協奏交響曲K.297b (オーボエ:ハンスイェルク・シェレンベルガー、クラリネット:ノルベルト・トイブル、ファゴット:リヒャルト・ガラー、ホルン:シュテファン・ドール) ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 |
14:00 |
《ローエングリン》を観ると、フランスへの敵愾心といったドイツのナショナリズムを感じさせる歌詞にきづきます。伝統的にドイツとフランスは仲が悪かった、という歴史知識はありますが、その源流については私も詳しくは知りませんでした。
ですが、その理由を知る機会に恵まれました。
今読んでいるミリントンのワーグナー関連本にその答えが載っていました。
その答えを読んで、積年の疑問が解消したという爽快な気分を感じましたが、同時に私は暗澹たる思いを禁じ得ませんでした。
続く
月見の季節ですね。今日は十五夜。旧暦8月15日です。どうやら織田信長が稲葉山城を岐阜城に改名した日だそうです。
というわけで、先ほど撮ったお月様。私の好みに現像しちゃいました。
今日はシュトラウスのホルン協奏曲2曲とオーボエ協奏曲を。しかし、シュトラウスは奥深い。まだまだわかってないです。
それから、またお仕事をいただけそうで、嬉しい限り。頑張りますよ。というわけで、バルトークの勉強を開始。その前に、ワーグナーですが。
明日でさしあたりウィークデーは終了。あともう一息です。
今日は短くグーテナハト。
月曜日の夕暮れの様子。台風が去った途端に季節は秋に変わりましたね。夜や朝の涼しさといったら格別です。秋大好き。ずーっと秋だといいんですが。
この数ヶ月、写真をあえて絶っていましたが、さすがにこの夕暮れをみたら、撮らない訳にはいかないと思いました。
なんだかんだ言って、今日はブロムシュテットが振る《アルプス交響曲》を聴き倒しました。
このアルバム、音質最高峰なはずなんですが、iPodで聞くとなんだかざらついてしまいます。最近耳が肥えてしまいまったく困りました。とりあえず取り込み直しましょうか。
以前にも書いたかもしれませんが、小さいころの私はこの手の標題音楽が大の苦手でした。なんで、音楽でそんな「卑近」なことを表現するのか。音楽はもっと深遠でなければならない、とエラソーに思っていたような記憶があります。だからブラームス大好きでした。今も好きですけど。
今はそんなこと思うわけもなく、音楽の中に映像を感じるのが楽しくて仕方がなくなりました。オペラを聴き始めたからということもあるんでしょう。
シュトラウスならこんな夕暮れにどんな曲をつけますかね? あ、Im Abendrotって曲がすでにありましたね。
では、グーテナハト。