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久々に、オペラ観て涙が出るくらいじーんと来ました。

2008年新国立劇場の「トゥーランドット」。

テオリン歌うトゥーランドット姫が、カラフの嫁になるのはイヤだイヤだ、と皇帝にすがりつくシーン。あそこのトゥーランドット姫の旋律は奥深くて、イヤだイヤだと駄々をこねるシーンにしては感動的なのですが、テオリンが歌っているのを観て、さらに感動してしまった。

なぜなのでしょう? テオリンの声って、ビブラートが強くて、昔はあまり好きではなかった、というのはいつしかもここに書いたかもしれませんが、2009年のバイロイトの「トリスタンとイゾルデ」を聴いて、一気に好きになり、今年の新国「リング」でさらに好きになったというところ。

やっぱり、常人には真似できないあの凄まじい音圧を持った声に痺れているのだと思う。ビブラートのことを、「ブースターである」と書いたこともありますが、あのビブラート、一度疑いが溶けると、一気に引き込まれてしまうのです。一言では書けません。ちょっと考えないと。何でだろう? おそらくは人間の極限を見ているように思えるからかもしれない。音楽という非実利的なものに超人的な力を発揮していることに感動しているからかもしれない。

人間なら、だれしもなにかに超人的な力を発揮できるよう努力しなければならないと言うことなのか。テオリンの歌を聴いて、身につまされるからなのか。

ただ、心配なことも。昨夜録音に成功したザルツブルク音楽祭の「エレクトラ」でテオリンがタイトルロールを歌っているのですが、ちょっと不安定に思えたのです。まださわりを聴いてiPodに入れただけなのですが、明日は移動時間が長いので、じっくり聞いてみます。指揮者はガッティ。

昨夜の「ワルキューレ」は、2幕の冒頭、藤村実穂子さんが出演したところでダウン。でも、第1幕観られて良かったです。

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