ドレスデン国立歌劇場来日公演

From DRESDEN REISE…

http://www.japanarts.co.jp/html/dresden2007/index.htm
「音○の友」といった雑誌を買わない私は、クラシック界の旬な情報から常に遅れているわけですが、先だって新聞広告で「ドレスデン国立歌劇場来日公演」が11月に催行されるという情報をキャッチしました。
 ドレスデン国立歌劇場(ゼンパーオーパー)って、ザクセン州立歌劇場のことかしら? Saechsische Staatsoper Dresden
と同義? なんていう重箱の隅をつつくようなことは言いません。まあ、そういうことだと思うのですが、2006年10月のドレスデン旅行の感動をもう一度味わおうということで、なけなしのお小遣いからチケットを買うことにしました。
 演目は、「タンホイザー」、「ばらの騎士」、「サロメ」ですか! いずれもドレスデンで初演されたゆかりの作品を揃えてくるとは、かなり本気なのかな、とも思えてきました。
 しかし、やはりチケットフィーが高いですね。一番安い席で14000円ですから、普段新国立劇場の安いクラスで見ている私たちには三演目すべてに行くことは出来ない相談です。まあ、ドレスデンに行ったと思えば安いのですが……。
 
 ということで、家人が一番興味がありそうな「ばらの騎士」に行くことにしました。森麻季さんがゾフィー役で出演するというのも決め手の一つです。
 
 ところが、一番安い席は既に売り切れ。二番目に安いEランク17000円の席を取るのがやっとでした。
 ちなみに、ドレスデンでは、3月にシュトラウスのオペラ全曲公演をするようです。ウェブを見ると、「影のない女」やら「カプリッチョ」やら「平和の日」やら「ダナエの愛」といった垂涎ものの演目で埋め尽くされています。仕事がなくてお金があれば、飛んでいきたい気分ですが、そうも行かないのが悲しいところですね。
 さて、その三月の全曲公演では当然「ばらの騎士」も演奏されるのですが、キャストはほとんどかぶっていますね。指揮は準・メルクルさん、ゾフィーは森麻季さん、オックス男爵はクルト・リドルさんなどなど。ですから、ドレスデンで演奏したアンサンブルがそのまま東京に引っ越してくるようなイメージです。
 というわけで、今年の11月が楽しみです。
 
 っていうか、6月には新国立劇場の「ばらの騎士」もあるんでした。こちらはペーター・シュナイダーさんの指揮です。
 
 というわけで、今年はシュトラウスオペラを三回(「ダフネ」、「ばらの騎士」を二回、計三回です。)も見ることが出来そうです。頑張って仕事をする勇気が湧いてきた気がします。リヒャルト・シュトラウス先生、ありがとう!
(※ 写真は、2006年10月にドレスデンで撮ったゼンパー・オーパーです)