藤沢道郎「物語 イタリアの歴史」
暑い日が続いております。
通勤電車は思ったよりも混んでおらず、ゆったりと会社に着きました。暑いですね。72年ぶりに日本の最高気温記録が塗り変わったといいますから、相当な暑さなのだと言うことですね。
物語イタリアの歴史―解体から統一まで (中公新書) 藤沢 道郎 (1991/10) 中央公論社 |
「物語 イタリアの歴史」を読んでいます。以下の10人のイタリア史の登場人物を中心にローマ帝国滅亡からイタリア統一までを物語風に取り上げています。もちろん、イタリア通史というわけではなく、10人の登場人物を通してイタリア史を見るわけですから、多少偏りがあったり、足りない部分もあるとは思うのですが、イタリア史の全体を把握するのには都合が良いと思います。
- 皇女ガラ・プラキディア
- 女伯マティルデ
- 聖者フランチェスコ
- 皇帝フェデリーコ
- 作家ボッカチオ
- 銀行家コジモ・デ・メディチ
- 彫刻家ミケランジェロ
- 国王ヴィットリオ・アメーデオ
- 司書カサノーヴァ
- 作曲家ヴェルディ
僕としては、塩野七生さんの「ルネサンスとは何であったのか?」で、ルネサンスの先駆者として取り上げられていた聖フランチェスコとフェデリーゴ(フリードリヒ二世)が登場人物であったと言うこともありましたので、ルネサンス前史としての15世紀までの歴史を把握できたのは良かったと思います。
一応、大学入試では世界史が一番得意だったのですが、大分頭からぬけていますし、高校の世界史ではやらなかった細かい話も当然たくさんありますから、また謙虚な気持で歴史の勉強をしないと行けないな、と思っているところです。
遅刻気味ですが、本日はこれまで。お読み頂きありがとうございました。
ディスカッション
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aostaさん、コメントありがとうございます。
aostaさんも世界史がお好きだったのですね。
僕は入り口が辻邦生さんだったのですが、同じイタリアものを書いておられた塩野七生さんを読み始めたというところです。塩野さんといえばローマ帝国ものも有名ですが、そちらも読みたいのですがなかなか手が回りません。
イタリアには、数日滞在したことがあるぐらいで、イタリアらしいイタリアをほとんど見ることができていません。まだまだ勉強中です。イタリア語も勉強しないと行けませんね。
「物語 イタリアの歴史」は新書ですがけっこう良いですね。
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高校時代に読んだ塩野七生さんの「ルネサンスの女たち」が、私のイタリア熱を発症させた遠因です。
shushiさんと同じく、世界史が大好きだった私ですが、歴史の中の人物がかくも生き生きと魅力的に描き出された文章を読んだのは初めてでした。
イタリアへの興味はその後「背教者ユリアヌス」「春の戴冠」を読んで辻邦生さんへと、繋がっていきました。
最近ちょっと怠けていたのですが(笑)「物語イタリアの歴史」
読みたくなりました。
新書というのもありがたいですし・・・
注文した本が届く頃です。
本屋さんで探してまいりましょう。