Opera

表記の本を入手。アイーダを聞こうと思っていたときに、丁度いいところで発売された感じです。ロリン・マゼール指揮スカラ座の舞台を買うと思えばやすいもの。それにラダメスは若きパヴァロッティですから期待も高まるというものです。少しずつ見始めていますが、なかなかいい感じです。

それにしても、アイーダはすばらしい曲ですね。ヴェルディを苦手にしていたのですが、本当にようやくここまでたどり着いた、という感じです。アイーダは合唱も充実しているので、響きの中にレクイエムの香りを感じたりするとうれしくなってきます。

アイーダがヴェルディ最後の「番号付」オペラなのだそうです。オテロ以降は楽曲は途切れずに続いていくわけですが、アイーダはアリアの終わりに拍手ができるということですね。以前から「番号付」と「番号無し」がいつごろきり分かれたのかを知りたかったのですが、ヴェルディ的にはアイーダとオテロの間がその隔絶だということなのですね。

先日も聞いていたリゴレットもすばらしい曲だと思いましたが、アイーダもすばらしい。ヴェルディ的な次の課題は、オテロとファルスタッフを攻略すること。いずれも新国立劇場で実演に接しているのですが、どうも今一つ咀嚼しきれないです。 これから聞くとまた感想が変わるかもしれません。