Opera,Richard Wagner

 リング漬けな週末でした。ハイティンク盤がめっぽう面白くて、ともかく聞き続けています。録音が秀逸で、聴いていて疲れませんし、なによりハイティンクの指揮が面白い。といっても奇を衒ったものではなく、ある意味オーソドックスな範囲を逸脱しない中で、雄弁に語っているという感じでしょうか。今朝も早起きをして聴いているのですが、「神々の黄昏」の冒頭部分、実にいいですよ。輝きもありますし、深みもあります。カラヤン盤の取り澄ました美しさとは違って、もう少し下に降りてきてくれている感じです。聴いていて幸せな気分になります。なんの下馬評を聴かずに買ったのですが、これは大当たりでした。やはりショルティ盤やカラヤン盤よりも録音が新しいと言うこともあるのかもしれません。

しばらくはこちらにはまりそう。通勤時間が楽しみです。