Opera,Richard Wagner

 昨年の10月から、あえて足を遠ざけていたタワーレコードに行ってしまいました。お目当てはリング。いよいよ来週に迫ったワルキューレの万全な予習のため、リングの購入を決意したわけです。本当はブーレーズ盤を聴いてみたかったのですが、amazonよりも高かった。引き続き物色していると、どうやらハイティンク盤がお安い感じ。と言うわけで、ゲットしました、ハイティンク盤リング。バイエルン放送交響楽団と1980年代後半に録音した盤です。ヴォータンがジェームス・モリスさん、ジークムントがライナー・ゴールドベルクさん、ジークリンデがチュリル・ステューダさんです。

まだワルキューレの最初しか聴いていないのですが、のっけから切れ味のいい節回しと、切迫感・緊張感のある演奏にクラリと来ました。あれ、ハイティンク氏はもっと抑制した感じの演奏ではなかったかしら、みたいな。昔ハイティンクのマーラーを聴いて、あまりに平板で、あれれ、と思った記憶があったのですが、どうやら私の思い込みだったみたい。たしかに、ハイティンクのバビ・ヤールは凄い切迫感・緊張感だったなあ、ということを思い出したり。

ステューダさんのジークリンデ、いいですねえ。カラヤン盤のヤノヴィッツさんも良かったですが、ステューダさんもかなりいい感じ。透明な澄み切った歌声です。

久々にタワレコで買い物したのですが、ポイントを使いました。数年前に新しいポイント制度に移行してから初めてでした。昔は、ポイント使用は現金併用でなければダメだったのですが、今日はカード併用でもOKでした。ですので、お安くリングを手に入れられた感じ。店員さんはあのとき親切にしてくださった店員さん。今日もありがとう!

 

Vocal

いやあ、エレナ・ガランチャさん、すばらしすぎます。

先週から今週に掛けて、ワルキューレばかり聞いていて少し疲れていたときに、先日買ったガランチャさんのCDを。パワーもあるし、深みもあるし、ピッチがすばらしいし。最近の忙しさにあって、ふと気を落ち着けられる瞬間ですねえ。以前にも書きましたので、こちらも読んでみていただけるとうれしいです。

思えば、ガランチャさんの歌をはじめて聴いたのは2003年の新国立劇場「ホフマン物語」においてでした。あの時はまだ無名時代だったので、新国立劇場にいらしたのだと思うのですが(ちょっと失礼かもしれませんけれど)、そんな中にあって、他の方を凌駕する深みのある声の美しさに大感激したものでした。しかも容姿や演技もすばらしかった。白いスーツに白いシルクハットをかぶって登場したのです。格好良かったなあ。それが、あれよあれよという間にスターダムに。ライヴで聞けたのが奇跡みたいな話です。

次にライヴを聞けるのはいつになることやら、という感じです。

最近は、帰宅時間が遅くなって、なかなか記事を書けません、というのはいいわけですね。ちと気合が抜けているのかも。あるいは逃げ回っているのかも。おそらく後者でしょうか。せっかくブログを持っているのだから、ちゃんと活用したいものです。

最近の通勤時間はもっぱら英語の文書を読んでいる感じでして、まあそんなに難しい単語は出てこないのでなんとか楽しめているのですが、こんなことでもきっと会社の試験には役立つでしょうし、音楽関係の英語文章を読む練習にもなるはずです。きっと。

まあ、何をするにも、遅きに失した、ということはないそうなので、がんばりましょう。