昨年の10月から、あえて足を遠ざけていたタワーレコードに行ってしまいました。お目当てはリング。いよいよ来週に迫ったワルキューレの万全な予習のため、リングの購入を決意したわけです。本当はブーレーズ盤を聴いてみたかったのですが、amazonよりも高かった。引き続き物色していると、どうやらハイティンク盤がお安い感じ。と言うわけで、ゲットしました、ハイティンク盤リング。バイエルン放送交響楽団と1980年代後半に録音した盤です。ヴォータンがジェームス・モリスさん、ジークムントがライナー・ゴールドベルクさん、ジークリンデがチュリル・ステューダさんです。
まだワルキューレの最初しか聴いていないのですが、のっけから切れ味のいい節回しと、切迫感・緊張感のある演奏にクラリと来ました。あれ、ハイティンク氏はもっと抑制した感じの演奏ではなかったかしら、みたいな。昔ハイティンクのマーラーを聴いて、あまりに平板で、あれれ、と思った記憶があったのですが、どうやら私の思い込みだったみたい。たしかに、ハイティンクのバビ・ヤールは凄い切迫感・緊張感だったなあ、ということを思い出したり。
ステューダさんのジークリンデ、いいですねえ。カラヤン盤のヤノヴィッツさんも良かったですが、ステューダさんもかなりいい感じ。透明な澄み切った歌声です。
久々にタワレコで買い物したのですが、ポイントを使いました。数年前に新しいポイント制度に移行してから初めてでした。昔は、ポイント使用は現金併用でなければダメだったのですが、今日はカード併用でもOKでした。ですので、お安くリングを手に入れられた感じ。店員さんはあのとき親切にしてくださった店員さん。今日もありがとう!