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ことしもあっという間に桜の季節が訪れ、過ぎ去っていく。せっかくなので、夕方、タスクが終わった後に近所の公園に写真を撮りに行ってきました。この街で味わう春は何回目だろうか? 思ったより多くなっちまったなあ。よく考えてみると、この街が私の人生において最も長く住んでいる街になってしまっている。時間は累乗的加速で後方へ走り去る。
さて、本日のわたくし、昨日の交通障害の影響で、少々お疲れ気味でして、毎週土曜日の都心への移動もすっかり眠り呆けてしまい、山手線では「パルジファル」のリブレットを読んでいたら一駅降り損ねてしまうし、地元のジムへと戻るときも、一駅降り損ねてしまうという有り様。明日の「パルジファル」は長丁場ですので、早々に休もうと思いますが、その前に二言ばかり。

ハイティンクの「タンホイザー」

ジム近くのディスクユニオンで、ハイティンクの「タンホイザー」を見つけた。これ、アマゾンでも扱ってなかったので、買ってしまったんだが、序曲を聴いただけで、身震いしてしまった。「ばらの騎士」を聴いたときと同じ感覚です。ハイティンクって、本当に凄い。スピード感が絶妙なんです。全部は聴けていないのですが、これ、「あたり」だと思います。あ、クルト・モル御大も参加しているアルバムだったりもしますので、物欲押さえられませんでした。

芸術劇場のドゥダメル

それから、昨日のNHKの芸術劇場のドゥダメル、今、聴いているんですが、すごいっすね。私は、チャイコの5番を聴いたことがあるだけだったんですが、この方、本名は千秋真一っていう名前なんじゃないですか? シモン・ボリバル・ユースって、ライジングスターなんじゃないですか? みたいな。マンガなんだか現実なんだかよくわからない。
アダムスのシティ・ノアール、委嘱作品で初演とのこと。ノアールって、暗黒映画みたいな意味合いなんですけれど、サクソフォーン奏者の端くれとしては、かなりエキサイティングしてしまいました。アルトが大活躍じゃないですか! っつうか、これ、アルトサクソフォーン協奏曲に聞こえてしまうぐらい。
ジャズフレーバーを感じさせる曲で、サックスやらバスクラが激しい旋律を吹いたり、ドラマーが4ビートたたいていたりする。とおもえば、ベルクのような無調感がただよってくる。ビートが鋭角で冷たい。40~50年代のハリウッド映画からインスピレーションを受けた交響曲的作品です。ロスフィルにふさわしい曲。後半部分は、映画音楽的盛り上がりで、現代音楽といっても、かなりわかりやすくエキサイティングです。
マーラー「巨人」の前座なのでで、こういう場合、よくありがちな難解で短い曲なのか、と想像していたのですが、かなりの聴き応えで、繰り返し聞きたいと強く思う。しつこいですが、アルサク奏者の端くれとして、特に、です。
しかし、こういうクラシックのアルサクの音も良いなあ。どっちかいうと僕はデュコフ派だったんですけれど。
後半のマーラー「巨人」は、ちょっと今日は全部聴けない。でも、当然暗譜ですか。若いって凄い。
っつうか、そうこうしているうちに第一楽章が終わりかけている。すげー、ここまで熱くなるっすか。しかもこの決して早くはない速度でこの盛り上がり方。オケも完全に追随できていてドゥダメルの楽器になっている。うーん、騒がれるだけのことはある。天才っているんですね。さすがです。第二楽章の入りも速度のトリミングが凄いんだが、今日はこのあたりでやめておきます。
明日は復活祭にして「パルジファル」。何が待っているのであろうか。

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