この週末、カラオケボックスで2時間ほどオーボエに邁進しました。
少しわかってきた音の出し方
ようやく音の出し方がわかってきました。
口腔の容積を増やし、喉を開けることがポイントのようです。これができれば、リードにかける圧力だけではなく容積の違いでピッチのコントロールができます。
当然それだけではなく、容積を増やせば音がかなり豊かになります。まあ、当然といえば当然ですが。
顎をかなり下げつつ、リードにかける圧力をアンブシェアで一定にコントロールし、喉を開くということをやれば、ずいぶん音が良くなってきたように思います。
ただ、カラオケボックスなので、音がかなりまわりますので、実際より音が良く聴こえてしまっているかもしれません。私の友人のトランペッターは、「外で吹かないと、本当の音はわからない」と20年前に言ってました。室内で吹いて巧い気になってはいかん、という戒めですね。まあ、木管は外で吹けないのですけれど。
続けて吹けない。。
また、このように音がよくなった反面、顎やアンブシェアをかなり是正しているので、疲れます。顎だけではなく口の周りの筋肉の持久力が全然ないので、続けて音を吹くことができません。こればかりは鍛錬あるのみなので、地道に続けるしかないでしょう。
個々の音のコントロール
オーボエは、ひとつひとつの音で、こうした口腔容積やピッチを微妙にコントロールしなければなりません。一定の位置に保っておけばいいというものではないようです。ですので、スケールを吹いても、全然ピッチが合った感覚がありません。ここは先が長そうです。
思い出したのがソプラノのルネ・フレミングの自伝のこと。たしか、一つ一つの音によって体のどこを響かせるのかが違うのだそうです。きっとそれに似た感覚なんでしょう。
指の位置が。。
激しく辛いのが指の位置です。キーの位置が均等ではないというのは先日から書いているとおりですが、指がずれてしまいます。この一週間でずいぶんと改善しましたが、まだまだ慣れているというところには程遠い状況ですね。
オーボエが活躍する《ダフネ》
最近バルトークばかり聴いていましたので、たまにはリヒャルト・シュトラウスを聴きましょう。オーボエが活躍するオペラ《ダフネ》です。1938年にカール・ベームによって初演されました。
Deutsche Grammophon (1999-08-27)
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この曲の冒頭がオーボエです。印象的なモティーフ。早く吹けるようになりたいものですが、先は長いな。。がんばらないと。
それではグーテナハト。