J.S.Bach,Miscellaneous

暑い一日。なんともかんとも。。みなさまはいかがお過ごしですか。

今日は一日いろいろと聴いておりました。午後はNHK-FMのリクエスト番組を聴いたり。下野竜也さんや浅田舞さんが出ておられて、ダンシング! クラシックということで、舞踏にまつわるクラシック音楽のリクエスト特番という感じでした。私も《七つのベールの踊り》をリクエストすればよかったです。

音楽というのはほんとうに不思議で全く良くわかりません。歳をとればとるほどわからなくなります。やはり説明できるもんではなく、ただ聴くしかないのでしょう。それを語ったとしても、語れるわけもなく。他の方々とすりあわなくても、伝わらなくても、それはそれでしかたがないわけで、ただそう入っても伝える努力というか、伝えるベクトルさえあればいいということなんでしょうかね。

そんなことを今日はこの演奏を聴きながら思ってしまいました。

アルフレッド・ブレンデルの弾くバッハのイタリア協奏曲です。

バッハ:イタリア協奏曲、他
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ブレンデルの演奏はまめやかで、深刻ぶることのない演奏は、清々しさを感じます。今日もっとも凄いと思ったのは第二楽章の音階が微細なもたり具合です。音符に現れない本当に微細なテンポのズレのようなものがあって、そうした遊びが音楽に潤いをもたらしているのだと思いました。これ、ジャズほどにぶれさせてしまうとNGなんですが、そこまでいっていないわけで、そうした絶妙さが素晴らしいです。

イタリア協奏曲は高校時代の友人が、ピアノをやっていて、彼がうちに遊びに来てくれた時に弾いてくれました。私も一時期第一楽章を練習しました。右手と左手の音階が上行と下降でぶつかるところが刺激的で、喜んで弾いていたのを思い出しました。

私ももう少し楽器やらないとなあ、と思いながら、今日はハノンを弾きました。薬指が心地よく痛いです。

というわけで、みなさまおやすみなさい。