寒い一日でした。若葉が散りゆくのを見て、秋の気配さえ感じます。
まったく《なりわい》に勤しめない今日この頃。さすがに、仕事ががらりと変わりましたから。さらには、このところ徹夜仕事ばかりでして。
それでも、フオーレやデュプレ、フランクを聴く毎日です。それも、曲名にとらわれず、ただ黙々と聴くという毎日。
先日、仕事場の人と街で会いました。
「おはようございます。音楽聴いているんですか?」
「いやいや、ボーッと聴いているだけだよ」
「それ、普通じゃないですか?」
あれ、そうだっけ、と思いました。
本来、集中して聴いて、そこに何か意味を見出す、ということが、あるべき姿ではないか、と。
でも、そういう考えもあるのかも、と思いました。それでいい時もあるのかもしれない、と。
わかる人にはわからない意味が読み取れなくても、音楽は多層ですので、それでもいいわけです。読み取れなくても楽しさはあるわけです。
聴くこと自体が大切なのですね。
ではみなさま。おやすみなさい。