日曜日。このところすごい勢いでいろいろなことに気がついてしまい、心がついていかない状況。
で、この言葉を読んでしまうという…。
人間ってね、どんなことでも限度までやり抜かなければいけないわ。限度まで来て、これ以上もう先へゆけないというところまで来て、そこで鞭で叩きのめし、叩きのめししなければいけないのよ。人間が変わるのは、その限度をこえてゆく白熱した眩暈のあいだよ。
「春の戴冠」の一節。修道女になるという従姉妹のマダレーナが、人生を達観していう言葉で、確かにそうかもね、みたいな。まだあと30年ぐらい働こうと思っているのですが、どうやって働くべきか、限度まで働くためにはどうすればいいのか、ということを考えてしまいましたので、なんだか今にフィットする内容でした。
今日はこちら。
ブルックナー:交響曲第8番
posted with amazlet at 17.01.29
ヴァント(ギュンター)
BMG JAPAN (2007-11-07)
売り上げランキング: 9,388
BMG JAPAN (2007-11-07)
売り上げランキング: 9,388
ヴァントが最晩年にベルリンフィルを振ったブルックナーの一連のシリーズの一つ。このCDをリアルタイムでかって聞いたということは、時代と一緒に生きることができたという証ではないかと思います。澄んだ音は統率の証し。ダイナミックで繊細なブルックナーには感嘆と嘆息のみだなあ。久々にコンポで聴くことができて嬉しかったです。
それではみなさまよい日曜日を。